道路パトロール隊員
別名:道路監理員
自動車が高速道路等を安全かつ円滑に走行できるように道路をパトロールすることで、交通事故や路上障害物、路面の異常などを発見し、適切に対応する。
仕事内容
特に高速道路と一般有料道路の道路パトロール隊員は交通管理隊員と呼ばれ、2人1組で巡回車(パトロールカー)に乗り、1人が運転、もう1人が路上監視・無線連絡・記録等の業務を行いながら道路の巡回を行う(定期巡回)。その際、交通事故や路上障害物(落下物等)などを発見した場合には、落下物を取り除いたり、警察等と協力して交通規制や交通整理を行い、その対処にあたる。
また、定期巡回以外の時間は、巡回車の点検・整備のほか、巡回の報告書等の作成、交通・気象状況の情報収集などを行う。緊急の場合には、いつでも出動(緊急出動)できる体制をとっている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
巡回車(パトロールカー普通免許(第一種、第二種)で運転可能なもの)、無線機、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
主なタスク
- 事故などの異常事象を発見した場合には対処する。(実施率 1%)
- 路上の障害物の連絡を受け、出動して取り除く。(実施率 1%)
- 道路設備の点検をし、障害物があれば取り除く。(実施率 1%)
- 台風などの異常気象時に溢れた排水施設の応急的な復旧をする。(実施率 1%)
- 巡回車の点検と整備をする。(実施率 1%)
- 路面の小穴を応急的に補修する。(実施率 1%)
- 本線通行の支障となる倒木や樹木の伐採をする。(実施率 1%)
- 定期巡回終了後、報告書を作成する。(実施率 1%)
- 道路パトロールカーに乗車して高速道路などを定期巡回する。(実施率 1%)
- 業務を沈着冷静に対処するために訓練をする。(実施率 1%)
- レッカー車を使い、自走できなくなった車両を移動する。(実施率 1%)
- 定期巡回前に業務の引継ぎを行い、道路パトロールカーの乗車前点検と携行品の確認をする。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
交通管理の仕事は24時間体制となっており、1回の巡回は2時間程度で1日に数回行う。昼間勤務と夜間勤務を交替で行い、ローテーションに合わせての週休二日制がとられている。例えば、1つのサイクルの中で昼間勤務3回、夜間勤務1回、休み2回となっている場合がある。土曜日・日曜日が休日と決まっている訳ではないため勤務は変則的である。
この仕事は屋外で自動車に乗務している時間が長く、事務室での執務中でもいつ緊急事態が発生しても対応できる体制をとっておく必要があり、緊張感が要求される。
高速道路などでは一般の道路よりも高い安全性が求められるため、高速道路の開通距離が伸びるにつれて、道路パトロール隊員は増えてきた。今後も高速道路の開通の推移によっては需要が見込まれる。
道路パトロール隊員の年収
道路パトロール隊員の平均年収は335万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の保安職業従事者」・全国)。中央値の目安は312万円、年収レンジは241〜546万円、上位10%は476万円です。
あなたの年収は、同じ年代の道路パトロール隊員の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
道路パトロール隊員の時給1,643円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.4倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(56.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 308万円 | — | — | — |
| 2022年 | 312万円 | — | — | — |
| 2023年 | 350万円 | — | 6.66倍 | 20.5万円 |
| 2024年 | 329万円 | — | 6.56倍 | 21.3万円 |
| 2025年 | 335万円 | — | 6.38倍 | 22.1万円 |
道路パトロール隊員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在335万円 → 3年後 372万円 → 5年後 398万円 → 10年後 473万円(10年後の予想レンジ 407〜549万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
道路パトロール隊員の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
道路パトロール隊員のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
道路パトロール隊員の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:道路の維持管理作業員の年収・将来性
道路パトロール隊員に当たるアメリカの職業「道路の維持管理作業員」(米国の職業分類 47-4051)の年収の中央値は約790万円($50,260・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収335万円の2.4倍です。
| 日本:道路パトロール隊員 | アメリカ:道路の維持管理作業員 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 335万円 | 790万円 $50,260 |
| 上位10% | 476万円 | 1,132万円 $71,970 |
| 10年後の予想年収 | 473万円 | 1,088万円 $69,200 |
| 将来性スコア | 66 | 52 |
| AI代替リスク | 26% 低い | 13% 非常に低い |
| 求人需要 | 求人倍率 6.38倍 | 雇用の増減予測 +3.4% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 15.5万人 |
| 時給(平均) | 1,643円 最低賃金の1.4倍 | 3,931円 $25.00 連邦最低賃金の3.4倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる
道路パトロール隊員は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。
「サービス・販売職」全体の平均で、道路パトロール隊員だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →
道路パトロール隊員に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
- 普通自動車運転免許 国家資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
道路パトロール隊員になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
採用されると2人1組のチームを組み、現場での実地研修を行う。初めのうちはパトロールカーの後部座席に同乗して、巡回の方法、無線連絡の仕方、緊急事態の対処方法などを実際に経験しながら仕事を覚える。デスクワーク時には、報告書などの書類作成方法や仕事に関係する法律や規則を覚える。隊員から班長・副隊長・隊長(会社によって呼び方は異なる)へと昇任するのが一般的である。
道路パトロールには法律を守る精神と責任感が必要であり、緊急事態にも対処できるための的確な判断力や冷静さが重要となる。
道路パトロール隊員のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。