厩舎スタッフ

職業分類:11_064-04 信頼度 ★★★☆☆

別名:きゅう務員、競走馬飼育作業員、種馬飼育作業員

競走馬の調教や飼養管理を行い、出走体制の整った馬を競走に出走させる。

平均年収
361万円
レンジ 260〜588万円
最高年収の目安
588万円
上位10% 512万円
5年後の予想年収
414万円推定
2031年
10年後の予想年収
476万円推定
410〜553万円
将来性
55/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
3%
非常に低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 0.94倍

仕事内容

競走馬の調教や飼養管理を行い、出走体制の整った馬を競走に出走させる。
 ここでは、中央競馬の厩舎スタッフ「持乗調教助手」について述べる。
 朝、まず担当する馬が休息する部屋(以下「馬房(ばぼう)」という)へ行き、馬の体に異常がないかなど、足元の確認や体温を測るなど馬の健康状態をチェックする。その後、馬房に敷き詰められているわらから馬糞を取り除き、濡れた敷料を馬房から屋外に出して乾燥させるなどの馬房清掃を行う。馬房清掃後には、タオル・ブラシ等を用いて毛並みを整え、調教用の鞍を装着する。調教の準備が整えば、競走馬を馬房から引き出し、自らが騎乗して準備運動を行い、調教師の指示による調教馬場において担当馬の調教を行う。
 調教終了後には、クーリングダウンを目的に馬の呼吸を整えるための運動を行う。
 クーリングダウンが終われば、調教鞍を脱鞍し、水を与えた後、馬体及び足元の手入れを行う。手入れが終われば馬房に戻して飼料(エサ)を与えて馬を休息させる。(原則、2頭担当馬制となっている。)
 午後は、馬の歩様確認とケガ防止のための作業(足の冷却、電気治療等)や馬房清掃・飼料(エサ)付等を行い、担当馬の健康状態を調教師に報告して、1日の作業が終了する。
 厩舎スタッフには、上記に記載した「持乗調教助手」のほかに、担当馬を有しない調教騎乗専門職の「攻馬専業調教助手」と自らは調教騎乗を行わず、担当馬の飼養管理及び調教補佐業務を行う「厩務員職」がある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 馬用ブラシ、調教鞍、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

労働条件の特徴

中央競馬の場合は、茨城県の美浦(みほ)と滋賀県の栗東(りっとう)にあるトレーニングセンター(調教場)で、調教師のもとで働く。競走馬の調教という労働内容の性質上、調教時間が早朝の時間帯となるため、周辺に住居を持って暮らしている人が多い。また、競馬開催時には、競馬場まで出張する。地方競馬の場合は、各地方競馬場の厩舎かトレーニングセンターに勤務する。
 厩舎スタッフの収入で特徴的なのは、月例給与の他に「身上金(しんじょうきん)制度」というものがあり、担当馬が獲得した賞金の一定の割合が収入となる制度がある。
 勤務時間は、季節によって変動するが、基本的に早朝から始まる。中央競馬における平常日の作業は、概ね午前5時30分頃に出勤し、午前11時30分頃に朝の作業は終了し、休憩後、午後2時30分頃から再び厩舎に行き、午後4時頃に一日の作業は終了する。
 なお、土日祝日に集中する競馬開催日には、普段よりも早い時間から作業が開始となる。

厩舎スタッフの年収

厩舎スタッフの平均年収は361万円(令和7年賃金構造基本統計調査「農林漁業従事者」・全国)。中央値の目安は335万円、年収レンジは260〜588万円、上位10%は512万円です。

平均年収
361万円
中央値(目安)
335万円
最低年収の目安
260万円
未経験・20代前半
上位10%
512万円
最高年収の目安
588万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,708円
短時間労働者 1,225円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.7万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の厩舎スタッフの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

厩舎スタッフの時給1,708円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
267万円
30代
310万円
40代
346万円
50代
377万円

平均年収と平均年齢(49.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
274万円
1〜3年
303万円
3〜5年
332万円
5〜10年
369万円
10年以上
413万円

雇用形態別の年収推定

正社員 361万円パート・アルバイト 152万円フリーランス・自営 379万円契約社員・派遣社員 281万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年344万円———
2022年361万円———
2023年374万円—1.08倍22.2万円
2024年352万円—1.01倍22.9万円
2025年361万円—0.94倍23.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

厩舎スタッフの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在361万円 → 3年後 392万円 → 5年後 414万円 → 10年後 476万円(10年後の予想レンジ 410〜553万円)。年率の伸びは+2.8%と見ています。

361万円
現在
2026年
392万円
3年後
2029年
362〜427万円
414万円
5年後
2031年
373〜462万円
476万円
10年後
2036年
410〜553万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.13%求人賃金の勢い +0.59%AIの影響 +0.35%退職による人手不足 +0.2%合計 +2.8%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

厩舎スタッフの将来性スコア

55/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で192位
AI耐性
97点
参入障壁
33点
年収水準
6点
求人需要
35点
賃金の勢い
60点
人手不足(平均年齢)
91点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

厩舎スタッフのAI代替リスク

3%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中3位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

厩舎スタッフの求人需要

有効求人倍率
0.94倍
全職業で349位
求人需要
ふつう
41/100
求人賃金(月額)
23.7万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
49.1歳
労働時間
167時間/月
5年後の求人数
+12.3%
推定
10年後の求人数
+22.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

厩舎スタッフに必要なスキル・資格

必要スキル

継続的観察と評価
3.4
指導
3.4
他者の反応の理解
3.1
傾聴力
3.1
説明力
3.1
他者との調整
2.9
新しい情報の応用力
2.7
時間管理
2.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生物学
2.5
農業・畜産業
2.2
心理学
1.2
教育訓練
1.1
社会学
1.1
公衆安全・危機管理
1.1
輸送
1.1
医学・歯学
1.0

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

厩舎スタッフになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

中央競馬の場合、厩舎スタッフになるためには、日本中央競馬会競馬学校における所定の課程を修了してから日本調教師会が行う採用試験に合格する必要がある。地方競馬の場合、欠員が出た等に募集し、採用している。
 日本中央競馬会競馬学校における所定課程の応募資格は、競走馬・育成馬・乗馬の騎乗経験が1年以上の者であって、単独騎乗による3種の歩法(常歩・速歩・駈歩)ができる者となっている。一次試験は、学科試験〔一般教養(漢字の読み書き・社会)、競馬一般〕などの筆記試験と身体及び運動機能検査等、二次試験は騎乗適性検査と面接試験である。
 地方競馬の場合、競馬学校などの養成機関や定期的な試験はない。
 馬に対して深い興味と愛情をもっていること、様々な施設を共同で使用するため周囲と協調できること、400kg~500kgもある競走馬を扱い、諸作業をこなすための体力が必要とされる。
 また、競馬の公正確保の点から、しっかりとした道徳観の持ち主であることも重要である。

厩舎スタッフのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「農林漁業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「46 農業従事者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。