トリマー
別名:グルーマー、ペットトリマー
飼い犬や猫などのペットの毛を洗ったり整えるなど手入れ全般を行う。
仕事内容
トリミングをするペットはほとんどが室内で飼う犬が多い。飼い主にとって大型犬や長毛犬の毛を洗ったり、カットするのは難しく、犬の美容師としてトリマーが必要とされるようになってきた。
人間の美容室などと同じように、予約を受け、来店した飼い主から希望を聞いて、作業を進める。健康状態をチェックし、毛をとかし、シャンプー・リンス・ドライヤーや耳そうじ、また、爪きりなどグルーミング(手入れ全般)を中心に行い、長毛犬種はトリミングも行う。カットにはシザー、クリッパー、プラッキングナイフ(毛を抜く道具)などの道具を使用し、犬の種類によって使い分ける。プードルのカットは300種類もあり、トリマーのセンスと技術が求められる。
小型犬の場合は一人でもできるが、気性の激しい犬や大型犬になると複数人で行う。
また、美容面だけでなく、犬の食事の世話や散歩、首輪の販売なども行う場合もある。健康管理は重要な仕事の一つで、ペットホテルを設けているところでは、食事やトイレ、健康状態にも気を配らなければならない。時には、ショーに出場する犬のコンディションを整え、犬を訓練するハンドラーの仕事の依頼もある。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
ドライヤー、爪きり、シザー、クリッパー、プラッキングナイフ(毛を抜く道具)
主なタスク
- 予約を受け、来店した飼い主からスタイルの希望を聞く。(実施率 1%)
- 犬の健康状態をチェックする。(実施率 1%)
- 毛をくしでとかしたり、毛玉取りをする。(実施率 1%)
- 犬の動きに注意し、噛まれないように対応する。(実施率 1%)
- バスタブで犬にシャンプーをしてドライヤーで毛を乾かす。(実施率 1%)
- 犬の種類に応じて、ハサミやバリカンなどを使い分けてカットをする。(実施率 1%)
- それぞれの犬の特徴をよく理解したうえで、センスを活かしてスタイルを仕上げる。(実施率 1%)
- 犬の爪切りや耳の掃除をする。(実施率 1%)
- シャンプーを使い分けるために、その日の皮膚の状態を確認する。(実施率 1%)
- 店内や周囲を清掃する。(実施率 1%)
- 販売用のペットの手入れや世話をする。(実施率 0%)
- ペットホテルでペットを預かり、世話をする。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
働いている人は圧倒的に女性が多い。パートタイマーとして就業する人も増えている。
平日に休むところが多い。夏と年末が繁忙期である。
トリマーの年収
トリマーの平均年収は403万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」・全国)。中央値の目安は374万円、年収レンジは290〜657万円、上位10%は572万円です。
あなたの年収は、同じ年代のトリマーの中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
トリマーの時給1,928円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(43.4歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 386万円 | — | — | — |
| 2022年 | 382万円 | — | — | — |
| 2023年 | 394万円 | — | 1.72倍 | 22万円 |
| 2024年 | 396万円 | — | 1.71倍 | 22.7万円 |
| 2025年 | 403万円 | — | 1.63倍 | 23.6万円 |
トリマーの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在403万円 → 3年後 441万円 → 5年後 469万円 → 10年後 546万円(10年後の予想レンジ 469〜634万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
トリマーの将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
トリマーのAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
トリマーの求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:動物の世話係(ペットシッター・飼育員)の年収・将来性
トリマーに当たるアメリカの職業「動物の世話係(ペットシッター・飼育員)」(米国の職業分類 39-2021)の年収の中央値は約556万円($35,360・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収403万円の1.4倍です。
| 日本:トリマー | アメリカ:動物の世話係(ペットシッター・飼育員) | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 403万円 | 556万円 $35,360 |
| 上位10% | 572万円 | 787万円 $50,060 |
| 10年後の予想年収 | 546万円 | 785万円 $49,900 |
| 将来性スコア | 62 | 65 |
| AI代替リスク | 8% 非常に低い | 27% 低い |
| 求人需要 | 求人倍率 1.63倍 | 雇用の増減予測 +12.1% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 26.7万人 |
| 時給(平均) | 1,928円 最低賃金の1.6倍 | 2,673円 $17.00 連邦最低賃金の2.3倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる
トリマーは国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。
「サービス・販売職」全体の平均で、トリマーだけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →
トリマーに必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
トリマーになるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
専門学校等では、トリミング、グルーミング、カットだけでなく、犬種や解剖学、公衆衛生学、消毒法など様々なことを学ぶ。
犬のカットにも流行があり、基本的なカット方法に加えて流行をキャッチする積極的な姿勢も求められる。
ドッグショーに出陳する犬のグルーミングやトリミングは更に勉強が必要で、相当の修練を積まなければならない。
犬が好きな人、犬についてよく知ろうという意欲のある人が向いている。飼い主との信頼関係を築けるコミュニケーション能力、また仕事のほとんどが立ち仕事であるため一定の体力も求められる。
トリマーのキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。