調香師

職業分類:03_020-99 信頼度 ★★★☆☆

香水、化粧品、ボディソープなどのパーソナルケアから、液体洗剤、柔軟剤、芳香剤などのホームケアまでの様々な製品に使用される調合香料(フレグランス)を創る。

平均年収
583万円
レンジ 393〜1,011万円
最高年収の目安
1,011万円
上位10% 868万円
5年後の予想年収
640万円推定
2031年
10年後の予想年収
701万円推定
603〜814万円
将来性
50/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
77%
高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 0.77倍

仕事内容

香水、化粧品、ボディソープ、シャンプー、入浴剤などのパーソナルケアから、液体洗剤、柔軟剤、芳香剤、食器洗剤などのホームケアまで様々な製品に使用される調合香料(フレグランス)を創る。「パフューマ-」と呼ばれることもある。
 まず、依頼主(企業・部門)から依頼を受けて、どのような香りが人々に好まれているか、どのような製品に使われるのかを把握し、その条件に適合した香りを思い描く。そして、数百~数千もある香料の中から使用する原料を選定して調合割合を決め、処方箋を作成する。
 調合香料は処方箋にしたがって、精密天秤で正確に調合される。香料が完成すると、それぞれの製品に合わせた基材に賦香し、においの強さや良し悪しを評価する。その後、要望に沿った香りに仕上がるまで何度か改良を繰り返し、処方箋を完成させる。
 完成した香料見本を依頼主に渡し、採用されれば工場で生産が始まる。また、自主的に新しい香りを生み出す創作研究も行っている。
 なお、調香師の中でも食品や飲料に使用される食品用香料(フレーバー)を創る人は「フレーバリスト」と呼ばれる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 精密天秤

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

正規の職員、従業員
1%

労働条件の特徴

勤務先は香料会社や化粧品メーカー等である。
 調香師の数は、一社あたり多くても20人程度であり、一人前と認められる調香師は、全国で百数十人と推定される。極めて専門的な職業であるため、調香師の候補者や調香師の下で働いている人を含めてもその数は多くはない。
 賃金・労働時間等労働条件は勤務先の規定による。給与は専門職として処遇されることが多い。
 最近では柔軟剤や洗剤など、生活の中に香りが取り入れられることも増えている。また、ホテルやブランドショップなど、空間全体を香りで演出するなどの需要もある。

調香師の年収

調香師の平均年収は583万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない専門的職業従事者」・全国)。中央値の目安は542万円、年収レンジは393〜1,011万円、上位10%は868万円です。

平均年収
583万円
中央値(目安)
542万円
最低年収の目安
393万円
未経験・20代前半
上位10%
868万円
最高年収の目安
1,011万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,876円
短時間労働者 2,086円
最低賃金との比
2.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
25.7万円
前年度比 +1.2万円

あなたの年収は、同じ年代の調香師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

調香師の時給2,876円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
441万円
30代
528万円
40代
604万円
50代
672万円

平均年収と平均年齢(41.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
433万円
1〜3年
483万円
3〜5年
533万円
5〜10年
598万円
10年以上
674万円

雇用形態別の年収推定

正社員 583万円パート・アルバイト 245万円フリーランス・自営 612万円契約社員・派遣社員 455万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年584万円———
2022年580万円———
2023年551万円—0.92倍23.8万円
2024年591万円—0.81倍24.5万円
2025年583万円—0.77倍25.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

調香師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在583万円 → 3年後 616万円 → 5年後 640万円 → 10年後 701万円(10年後の予想レンジ 603〜814万円)。年率の伸びは+1.9%と見ています。

583万円
現在
2026年
616万円
3年後
2029年
569〜671万円
640万円
5年後
2031年
576〜712万円
701万円
10年後
2036年
603〜814万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.21%求人賃金の勢い +1.08%AIの影響 -0.81%合計 +1.9%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

調香師の将来性スコア

50/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で285位
AI耐性
23点
参入障壁
93点
年収水準
71点
求人需要
28点
賃金の勢い
93点
人手不足(平均年齢)
29点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

調香師のAI代替リスク

77%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中476位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

調香師の求人需要

有効求人倍率
0.77倍
全職業で375位
求人需要
ふつう
43/100
求人賃金(月額)
25.7万円
前年度比 +1.2万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.7歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
+0.2%
推定
10年後の求人数
+0.3%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:化学者の年収・将来性

調香師に当たるアメリカの職業「化学者」(米国の職業分類 19-2031)の年収の中央値は約1,435万円($91,240・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収583万円の2.5倍です。

日本:調香師アメリカ:化学者
年収(日本=平均・米国=中央値)583万円1,435万円
$91,240
上位10%868万円2,529万円
$160,830
10年後の予想年収701万円1,895万円
$120,500
将来性スコア5060
AI代替リスク77% 高い60% 中程度
求人需要求人倍率 0.77倍雇用の増減予測 +6.4%
2025–35・BLS
就業者数—8.3万人
時給(平均)2,876円
最低賃金の2.4倍
7,548円
$48.00
連邦最低賃金の6.6倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる

調香師は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。

1. ルクセンブルク
150万円
2. スイス
124万円
3. デンマーク
122万円
4. ノルウェー
116万円
5. ベルギー
115万円
6. アメリカ
102万円
14. フランス
75.1万円
15. ドイツ
75万円
16. イタリア
73.5万円
17. イギリス
65.6万円
24. シンガポール
48.2万円
33. 日本
39.2万円

「技術者・准専門職」全体の平均で、調香師だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →

調香師に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
5.2
新しい情報の応用力
5.0
傾聴力
4.8
論理と推論(批判的思考)
4.7
説明力
4.7
文章力
4.6
指導
4.5
継続的観察と評価
4.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

化学
3.9
生産・加工
2.8
顧客サービス・対人サービス
2.7
販売・マーケティング
2.6
外国語の語彙・文法
2.5
ビジネスと経営
2.3
教育訓練
2.2
事務処理
2.2

仕事の中身(よく行う活動)

創造的に考える仕事に関連する知識を更新し、活用する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する仕事を整理、計画する、優先順序を決める組織外の人々とコミュニケーションを取るクオリティを判断する法律や規定、基準を適用する

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

調香師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって特に資格や免許は必要とされないが、専門学校、大学を卒業している者が一般的である。調香師には、農芸化学、生物化学、薬学など化学系の出身者が多いが、文科系の出身者も活躍している。
 香料会社が毎年採用する新規学卒者の中から適性を考慮して、若干名を養成するのが一般的である。また、中途採用の場合もある。
 入職後は1,000種類以上もある香料原料の香りを毎日のように嗅いで記憶し、識別できるようにする。単品の香料が嗅ぎ分けられるようになったら、簡単な組合せのもの、何十種類の香料を組み合わせた複雑なものと、段階を踏んで訓練を進めていく。併せて、香料の組合せ(アコード)や調合を学び、5~10年の経験を経て一人前になる。ヨーロッパなど海外の調香の専門学校へ留学したり、入職後に海外の香料会社で研修を行うなど、技術を学ぶ場合もある。
 香りに対する興味を持っていること、嗅覚が敏感であること、イメージを香りで表現する芸術的センスなどが求められる。また、仕事の上で嗅覚が重要なので、体調管理が必要とされる。

調香師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない専門的職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「24 その他の専門的職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。