エレベーター据付

職業分類:12_074-01 信頼度 ★★★☆☆

別名:エレベーター据付工

エレベーターの機器類を組み合わせ、所定の位置に据付け、安全に運転できるようにする。

平均年収
523万円
レンジ 360〜888万円
最高年収の目安
888万円
上位10% 766万円
5年後の予想年収
578万円推定
2031年
10年後の予想年収
639万円推定
549〜741万円
将来性
46/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
24%
低い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.72倍

仕事内容

エレベーターを構成する機器類は工場で製作されて工事現場に搬入されるが、これらの機器類を組み合わせ、所定の位置に据付け、安全に運転できるようにする。
 建物の高層化が進んだ現代では、エレベーターは建物内の「縦の交通機関」として不可欠なものとなっている。エレベーターを用途で区分すると乗用エレベーターが大部分で、他に荷物用、自動車用などがあり、駆動方式で区分すると主にロープ式駆動と油圧式駆動がある。
 据付作業は通常ビルなどの構造物ができあがってから始まる。作業には揚重、芯出し、乗場出入口装置の据付け、ガイドレールの取付け、機械室内の機器類の取付け、かご及びつり合い重りの組立てなどがある。機器の取付けと並行して、電気の配線、通線、結線を行う。最後に調整、試運転を行い、所轄の行政官庁の竣工検査を受けて完了する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

労働条件の特徴

据付工期は一般的には1~2カ月くらいである。大規模なビルで何十台というエレベーターが据付けられる現場でも1年程度で完了し、次の現場に移動することになる。
 大部分の企業は、1日の実働時間8時間で、週休2日制を進めているが、ビルの建築工程によっては、残業、休日出勤をして作業することもある。建築に関連した業務であり、上期(4月~9月)は比較的余裕があるが、下期(10月~翌3月)、特に期末に作業が集中する傾向がある。
 賃金は各社の社内基準により支給されるが、経験、技能により差がある。
 作業場は、ほとんどエレベーター機械室内及び昇降路内に限定されているが、建設中の現場であり、安全の確保や他の設備作業との協調なども重要である。
 エレベーターの需要は建築物の大型化・超高層化に伴って増加してきたが、最近では個人住宅に設置するケースもある。
 また、世界中に高層ビルが存在し、その内部には高速エレベーターが設置されているが、その多くは日本のメーカーの製品が導入されており、速度だけでなく、安全で快適な環境を提供している。

エレベーター据付の年収

エレベーター据付の平均年収は523万円(令和7年賃金構造基本統計調査「はん用・生産用・業務用機械器具組立従事者」・全国)。中央値の目安は486万円、年収レンジは360〜888万円、上位10%は766万円です。

平均年収
523万円
中央値(目安)
486万円
最低年収の目安
360万円
未経験・20代前半
上位10%
766万円
最高年収の目安
888万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,474円
短時間労働者 1,776円
最低賃金との比
2.1倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.9万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代のエレベーター据付の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

エレベーター据付の時給2,474円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.1倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
397万円
30代
472万円
40代
536万円
50代
593万円

平均年収と平均年齢(42.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
391万円
1〜3年
435万円
3〜5年
479万円
5〜10年
536万円
10年以上
602万円

雇用形態別の年収推定

正社員 523万円パート・アルバイト 219万円フリーランス・自営 549万円契約社員・派遣社員 408万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年492万円———
2022年481万円———
2023年484万円—0.75倍22.6万円
2024年491万円—0.68倍23.3万円
2025年523万円—0.72倍23.9万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

エレベーター据付の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在523万円 → 3年後 555万円 → 5年後 578万円 → 10年後 639万円(10年後の予想レンジ 549〜741万円)。年率の伸びは+2.0%と見ています。

523万円
現在
2026年
555万円
3年後
2029年
512〜604万円
578万円
5年後
2031年
520〜643万円
639万円
10年後
2036年
549〜741万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.24%求人賃金の勢い +0.27%AIの影響 +0.2%合計 +2.0%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

エレベーター据付の将来性スコア

46/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で365位
AI耐性
76点
参入障壁
72点
年収水準
50点
求人需要
21点
賃金の勢い
22点
人手不足(平均年齢)
39点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

エレベーター据付のAI代替リスク

24%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中111位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

エレベーター据付の求人需要

有効求人倍率
0.72倍
全職業で430位
求人需要
低い
21/100
求人賃金(月額)
23.9万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
42.3歳
労働時間
162時間/月
5年後の求人数
+7.3%
推定
10年後の求人数
+13.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:エレベーターの設置・保守技術者の年収・将来性

エレベーター据付に当たるアメリカの職業「エレベーターの設置・保守技術者」(米国の職業分類 47-4021)の年収の中央値は約1,728万円($109,910・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収523万円の3.3倍です。

日本:エレベーター据付アメリカ:エレベーターの設置・保守技術者
年収(日本=平均・米国=中央値)523万円1,728万円
$109,910
上位10%766万円2,499万円
$158,890
10年後の予想年収639万円2,401万円
$152,700
将来性スコア4671
AI代替リスク24% 低い16% 非常に低い
求人需要求人倍率 0.72倍雇用の増減予測 +5.7%
2025–35・BLS
就業者数—2.4万人
時給(平均)2,474円
最低賃金の2.1倍
8,177円
$52.00
連邦最低賃金の7.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:機械操作・組立・運転の平均月収を国別に比べる

エレベーター据付は国際標準職業分類で「機械操作・組立・運転」に入ります。133か国・地域の機械操作・組立・運転の平均月収を円に直すと、日本は月35.9万円で24位、1位はスイスの月105万円です。アメリカは月74.5万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は22位です。

1. スイス
105万円
2. デンマーク
101万円
3. ベルギー
99.3万円
4. ノルウェー
90万円
5. アイスランド
86.9万円
10. アメリカ
74.5万円
13. フランス
61.7万円
14. ドイツ
60.9万円
16. イギリス
56.6万円
19. 韓国
46.2万円
24. 日本
35.9万円
36. シンガポール
25.2万円

「機械操作・組立・運転」全体の平均で、エレベーター据付だけの値ではありません(工場の機械オペレーター・組立工、トラック・バス・タクシー運転手、建設機械の運転など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は42万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。機械操作・組立・運転の世界ランキングを全部見る →

エレベーター据付に必要なスキル・資格

必要スキル

修理
4.7
故障等の原因特定
4.2
保守点検
4.0
道具、機器、設備の選択
3.9
傾聴力
3.8
指導
3.7
設置と設定
3.7
クオリティチェック
3.7

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

機械
3.2
建築・建設
2.5
顧客サービス・対人サービス
2.2
数学
2.1
工学
2.0
設計
1.9
物理学
1.8
コンピュータと電子工学
1.7

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

エレベーター据付になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、建築、機械、電気に関して関心と知識があること、体力や手先の器用さなどが求められる。
 一般的には、エレベーターメーカー、又は建築設備の保守・管理を行っている会社に入社し、基礎教育を受ける。その後、据付部門に配属され、見習として据付現場に送り出される。据付現場では、現場の監督者や据付技術に熟練した社員から、実際の作業を通じて実務訓練が行われる。
 「ガス溶接技能者」、「玉掛技能者」、「足場の組立て等作業主任者」などの資格を取得していると将来的に有利となる。
 エレベーターの所有者又は管理者は、1年に1回以上、「昇降機検査資格者」(あるいは「一級・二級建築士」)による定期検査を受け、その結果を所轄の行政官庁に報告することが義務付けられている。このため、学歴に応じて2年~11年所定期間(最終学歴によって異なる)の実務経験を積んだ後、国土交通大臣の指定する講習を受講し、「昇降機検査資格者」の資格を取得しておくと仕事の幅が広がる。

エレベーター据付のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「はん用・生産用・業務用機械器具組立従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「54 機械組立従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。