和菓子製造、和菓子職人

飲食 職業分類:12_072-01 信頼度 ★★★★★

別名:せんべい製造工、大福製造工、どらやき製造工、もなか製造工、ようかん製造工、和菓子製造工

和菓子店で各種の和菓子を製造する。

平均年収
397万円
レンジ 286〜647万円
最高年収の目安
647万円
上位10% 563万円
5年後の予想年収
454万円推定
2031年
10年後の予想年収
519万円推定
447〜603万円
将来性
51/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
24%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

和菓子店で各種の和菓子を製造する。
 和菓子の種類は、含まれる水分量によって、「生菓子」と「半生菓子」、「干菓子」に分けられる。「生菓子」には、大福やおはぎなどの餅もの、まんじゅうなどの蒸し物、ぎゅうひなどの練り物、どら焼きやカステラなどの焼き物(平鍋物)など、「半生菓子」には、石衣などのあん物、最中などのおか物、桃山などの焼き物、羊かんなどの流し物がある。また、「干菓子」には、落がんなどの打ち物、塩がまなどの押し物、おこしなどの掛け物、小麦せんべいなどの焼き物、有平糖などのあめ物がある。
 和菓子の代表である「まんじゅう」を作る場合は、まず材料選びから始める。製品の風味やよしあしは、材料の影響を大きく受ける。あんを作るには、材料となる小豆などをよく洗ってから水で炊き、柔らかくなってから砂糖など甘味料を加えて練る。できあがったあんを、米の粉や小麦粉、山芋などで作った生地に包み込んで形を作り、焼いたり蒸したりして仕上げる。あんにごまやみそを使ったり、生地にきな粉を使ったりなど、材料を変えることによって、いくつもの種類のまんじゅうを作り分けることができる。
 和菓子の中には大規模な工場の機械化された設備の中で生産されているものもある。しかし、多くの和菓子店ではその営業規模に応じて機械を導入するとともに手造りのよさを生かして製造しており、製品の仕上げでは職人の技術、感性、創造性などが重要となる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 調理道具(包丁、ガスコンロ等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

和菓子製造企業(店舗)は、歴史がある業界だけに全国各地に分布しており、就業地は全国に及ぶ。大・中規模企業もあるが、多くは小規模経営である。商品の種類が多いため経営形態は多様で、手づくりの生菓子中心の店、日持ちする焼菓子や羊かんを中心に扱うチェーン店、洋菓子も販売する店、甘味など喫茶を併設する店などがある。
 労働条件、休日、給与などは勤務する企業や店舗により大きく異なる。労働時間は、基本的には9時~17時までであるが、早朝に仕込みを行う場合もあり、そうした場合は交替制などが採用されていることが多い。また、繁忙期や注文の多いときには残業もある。
 和菓子は季節との関係が深く、年中行事や地域習慣と密着していること、植物性の材料を使った健康的な菓子であることなどから、日本人の食生活の中に定着しており、今後も一定の需要があるものと見込まれる。

和菓子製造、和菓子職人の年収

和菓子製造、和菓子職人の平均年収は397万円(令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」・全国)。中央値の目安は369万円、年収レンジは286〜647万円、上位10%は563万円です。

平均年収
397万円
中央値(目安)
369万円
最低年収の目安
286万円
未経験・20代前半
上位10%
563万円
最高年収の目安
647万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,847円
短時間労働者 1,184円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の和菓子製造、和菓子職人の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

和菓子製造、和菓子職人の時給1,847円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
307万円
30代
358万円
40代
401万円
50代
439万円

平均年収と平均年齢(43.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
302万円
1〜3年
333万円
3〜5年
365万円
5〜10年
406万円
10年以上
454万円

雇用形態別の年収推定

正社員 397万円パート・アルバイト 167万円フリーランス・自営 417万円契約社員・派遣社員 309万円

求人賃金(月額)の推移

2026年9月 23.2万円2026年8月 23.2万円2026年7月 23.1万円2026年6月 23.1万円2026年5月 22.9万円2026年4月 22.9万円2026年3月 23万円2026年2月 22.8万円2026年1月 22.8万円2025年12月 23.1万円2025年11月 22.6万円2025年10月 22.7万円 2026年9月2025年10月 23.2万円22.6万円

ハローワークの求人票の平均(職業安定業務統計・全国)。最新 2025年10月:22.7万円(前年同月比 +1.1万円)

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年341万円———
2022年345万円———
2023年342万円—1.96倍20.9万円
2024年366万円—1.78倍21.7万円
2025年397万円122.7万人1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

和菓子製造、和菓子職人の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在397万円 → 3年後 430万円 → 5年後 454万円 → 10年後 519万円(10年後の予想レンジ 447〜603万円)。年率の伸びは+2.7%と見ています。

397万円
現在
2026年
430万円
3年後
2029年
397〜468万円
454万円
5年後
2031年
409〜506万円
519万円
10年後
2036年
447〜603万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.2%合計 +2.7%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

和菓子製造、和菓子職人の将来性スコア

51/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で268位
AI耐性
76点
参入障壁
17点
年収水準
18点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
56点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

和菓子製造、和菓子職人のAI代替リスク

24%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中111位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

和菓子製造、和菓子職人の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
54/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
122.7万人
国勢調査
平均年齢
43.5歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
+11.6%
推定
10年後の求人数
+20.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:パン職人の年収・将来性

和菓子製造、和菓子職人に当たるアメリカの職業「パン職人」(米国の職業分類 51-3011)の年収の中央値は約584万円($37,160・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収397万円の1.5倍です。

日本:和菓子製造、和菓子職人アメリカ:パン職人
年収(日本=平均・米国=中央値)397万円584万円
$37,160
上位10%563万円771万円
$49,020
10年後の予想年収519万円797万円
$50,700
将来性スコア5155
AI代替リスク24% 低い38% 低い
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 +5.5%
2025–35・BLS
就業者数122.7万人23.6万人
時給(平均)1,847円
最低賃金の1.6倍
2,830円
$18.00
連邦最低賃金の2.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学歴不問

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

和菓子製造、和菓子職人は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、和菓子製造、和菓子職人だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

和菓子製造、和菓子職人に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.3
指導
2.8
説明力
2.8
読解力
2.7
継続的観察と評価
2.7
他者の反応の理解
2.7
新しい情報の応用力
2.7
他者との調整
2.5

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.8
顧客サービス・対人サービス
1.5
販売・マーケティング
1.4
ビジネスと経営
0.9
人事労務管理
0.9
数学
0.9
事務処理
0.8
輸送
0.8

仕事の中身(よく行う活動)

手と腕を使って物を取り扱い動かす仕事を整理、計画する、優先順序を決める法律や規定、基準を適用するクオリティを判断する全身を使って身体的な活動を行う機械、および機械製造のプロセスをコントロールする設備、構造物、材料を検査する継続的に状況を把握する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

和菓子製造、和菓子職人になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。ただ、製菓系の専門学校のなかには和菓子のコースがあるところもあり、学校で学んでから入職するケースもある。
 和菓子職人となる上で、大切なことは和菓子を作る技術を習得することだが、和菓子は種類が多いため、多くの経験を積んで技能を身につけることが必要となる。
 取得すると有利な資格として厚生労働省の「製菓衛生師」や「菓子製造技能士」がある。製菓衛生師の有資格者は食品衛生協会主催の講習会を受講しなくても食品衛生責任者になることができる。
 また、食品衛生に関する知識、原材料の特性やその生かし方、製菓理論、販売との関わり、経営的知識などが必要とされる。
 和菓子に興味を持つことはもちろん、味覚を知る、デザイン、色彩、装飾など美的感覚を磨くことも必要で、常に幅広い知識の吸収に力を注ぐことが大切である。
 経験を積んでいく中で責任者や工場長という指導的立場になっていくが、独立開業を目指す場合には、何軒かの店を経験して多様な技術習得を行う場合もある。

和菓子製造、和菓子職人のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)・国勢調査、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。