ブリーダー

職業分類:11_064-04 信頼度 ★★★☆☆

別名:動物繁殖作業員

ペットや家畜などの動物の繁殖(ブリーディング)、飼育、販売を行う。

平均年収
361万円
レンジ 260〜588万円
最高年収の目安
588万円
上位10% 512万円
5年後の予想年収
409万円推定
2031年
10年後の予想年収
464万円推定
399〜539万円
将来性
45/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
38%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 0.94倍

仕事内容

ペットや家畜などの動物の繁殖(ブリーディング)、飼育、販売を行う。
 ペットなど愛玩動物を扱うブリーダーは血統の良い雌雄を交配し優良種の繁殖、飼育、販売を行っている。一方、家畜などの産業用動物のブリーダーの場合は産業の求めに応じた良質の雌雄を交配、業界のニーズに応えた繁殖、飼育を行い販売している。ここでは主にペット用の犬のブリーダーについて記載する。
 犬の日々の食事の世話、排泄物の処理等日常の世話や健康管理、出産介助などが重要な仕事になっている。
 仕事を流れでみると、起床すると飼育中の犬たちの様子に異変がないか確認する。確認を終えると散歩に行き、適度な運動と排尿、排便をさせる。その後、食事を与える。食事は、犬の年齢、成長具合、健康状態に合った分量、栄養の調整等を心がける。日常的に犬の健康状態に気を配るが、尿便の回数や色、歩き方、呼吸、心音のチェックは怠らない。犬のケージの清掃も行い、清潔・快適な環境を整える。ブリーダーによりドッグショーやコンテストなどイベントに向け必要な点検を行い準備することもある。ペットショップなど卸先や顧客からの連絡やメールをチェックし対応する。犬の販売に際しては、飼い主に犬の健康管理や食事、散歩など日常的な世話について注意事項の説明や助言を行う。状況に応じ、交配の補助、出産の介助を行う。出産に備えて、事前に緊急時の病院の連絡先等準備も整えておく。

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

就業先は、個人経営のブリーダーのところや、ブリーディングを実施している会社、ペットショップ等である。ペットブームもあり職場は全国に分布している。犬の遠吠えや悪臭などが嫌われ、都心や住宅密集地では敬遠されることが多いので、郊外で営業する場合が多い。
 雇用労働者の場合は、賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。
 個人経営の場合は、就業時間には特に定めがなく、朝早くから動物の飼育にあたり、土日もドッグショーなどに参加する場合も多い。動物の病気や交配、出産といった特殊な状況もあり時間に関係なく動物の生活が優先される。夜も動物の世話で遅くなることがある。動物を飼育しているため、家を宿泊等で空けることができない。

ブリーダーの年収

ブリーダーの平均年収は361万円(令和7年賃金構造基本統計調査「農林漁業従事者」・全国)。中央値の目安は335万円、年収レンジは260〜588万円、上位10%は512万円です。

平均年収
361万円
中央値(目安)
335万円
最低年収の目安
260万円
未経験・20代前半
上位10%
512万円
最高年収の目安
588万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,708円
短時間労働者 1,225円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.7万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代のブリーダーの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ブリーダーの時給1,708円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
267万円
30代
310万円
40代
346万円
50代
377万円

平均年収と平均年齢(49.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
274万円
1〜3年
303万円
3〜5年
332万円
5〜10年
369万円
10年以上
413万円

雇用形態別の年収推定

正社員 361万円パート・アルバイト 152万円フリーランス・自営 379万円契約社員・派遣社員 281万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年344万円———
2022年361万円———
2023年374万円—1.08倍22.2万円
2024年352万円—1.01倍22.9万円
2025年361万円—0.94倍23.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ブリーダーの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在361万円 → 3年後 389万円 → 5年後 409万円 → 10年後 464万円(10年後の予想レンジ 399〜539万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。

361万円
現在
2026年
389万円
3年後
2029年
359〜423万円
409万円
5年後
2031年
369〜456万円
464万円
10年後
2036年
399〜539万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.13%求人賃金の勢い +0.59%AIの影響 +0.09%退職による人手不足 +0.2%合計 +2.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ブリーダーの将来性スコア

45/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で388位
AI耐性
62点
参入障壁
15点
年収水準
6点
求人需要
35点
賃金の勢い
60点
人手不足(平均年齢)
91点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ブリーダーのAI代替リスク

38%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中210位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ブリーダーの求人需要

有効求人倍率
0.94倍
全職業で349位
求人需要
ふつう
41/100
求人賃金(月額)
23.7万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
49.1歳
労働時間
167時間/月
5年後の求人数
+6.7%
推定
10年後の求人数
+12.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:動物の繁殖業者(ブリーダー)の年収・将来性

ブリーダーに当たるアメリカの職業「動物の繁殖業者(ブリーダー)」(米国の職業分類 45-2021)の年収の中央値は約804万円($51,130・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収361万円の2.2倍です。

日本:ブリーダーアメリカ:動物の繁殖業者(ブリーダー)
年収(日本=平均・米国=中央値)361万円804万円
$51,130
上位10%512万円1,424万円
$90,550
10年後の予想年収464万円1,091万円
$69,400
将来性スコア4559
AI代替リスク38% 低い29% 低い
求人需要求人倍率 0.94倍雇用の増減予測 +3.0%
2025–35・BLS
就業者数—1,330人
時給(平均)1,708円
最低賃金の1.5倍
4,246円
$27.00
連邦最低賃金の3.7倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:農林漁業の平均月収を国別に比べる

ブリーダーは国際標準職業分類で「農林漁業」に入ります。130か国・地域の農林漁業の平均月収を円に直すと、日本は月26.8万円で29位、1位はアイスランドの月153万円です。アメリカは月56.1万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は27位です。

1. アイスランド
153万円
2. デンマーク
84.9万円
3. ベルギー
81万円
4. スイス
78.8万円
5. ルクセンブルク
72.9万円
9. ノルウェー
58.4万円
10. アメリカ
56.1万円
11. フランス
54.5万円
13. ドイツ
52.2万円
18. イギリス
44.6万円
23. 韓国
34万円
29. 日本
26.8万円

「農林漁業」全体の平均で、ブリーダーだけの値ではありません(農業・林業・漁業・畜産の仕事。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は30.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。農林漁業の世界ランキングを全部見る →

ブリーダーに必要なスキル・資格

必要な知識

生物学
2.5
農業・畜産業
2.1
顧客サービス・対人サービス
1.9
販売・マーケティング
1.6
生産・加工
1.6
ビジネスと経営
1.2
事務処理
1.2
輸送
1.1

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ブリーダーになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。個人でブリーダーとなる場合が多いが、最初はブリーディングを実施している会社へ入職したり、個人経営のブリーダーのアシスタントや補助で働く場合が多い。ペットショップや動物病院の経営者がブリーダーをやっていることもあり、そこに入職する場合もある。入職前に通信講座やブリーダー養成の専門学校等で学んでいる場合が多い。
 一人前のブリーダーとなるには、交配の補助、出産の介助、動物の飼育はもとより病気や事故など不測の事態も含め実務経験を重ね、最短でも5年程度が必要とされている。
 個人経営が多いが、独立・開業し動物の販売を行うためには、動物取扱業の届出を都道府県、政令指定都市に登録を行う必要があり、そのためには「動物取扱責任者」の資格が必要となる。資格維持を図るためには年に1度の講習会への参加が義務付けられている。また自治体により違いはあるが、5年に1度は立ち入り検査、指導がある。敷地、飼育場所の衛生管理、繁殖記録、販売記録など記録の確認が行われる。講習会では最近では伝染病や衛生面についての講習・指導が重点的に行われている。講習会は受講者間の情報交換にも役立っており、各地で発生している感染症等の情報をいち早く知り対応策を考えるための有効な場所にもなっている。
 関連資格としては、「愛玩動物看護師」、「愛玩動物飼養管理士」等がある。
 生命のある動物を扱う仕事であり責任感と深い愛情が必須である。また、ブリーダーの最終目的は繁殖、飼育した動物を販売することである。そのため、購入希望者への気配りと円滑なコミュニケーション力が必要であり、買い手から信頼され安心して貰うことが重要である。動物の健康維持のため、消毒液の種類や効用、害虫やウイルス、伝染病に関する知識も大切である。また、海外から動物を購入したり、冷凍精液を調達したりする場合に英語ができると役に立つ。

ブリーダーのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「農林漁業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「46 農業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。