気象予報士

職業分類:03_020-99 信頼度 ★★★☆☆

気象会社や放送局に勤務し、様々な気象観測データや数値予報資料を元に総合的に解析し、気象予報を行う。

平均年収
583万円
レンジ 393〜1,011万円
最高年収の目安
1,011万円
上位10% 868万円
5年後の予想年収
634万円推定
2031年
10年後の予想年収
689万円推定
593〜800万円
将来性
46/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
83%
非常に高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 0.77倍

仕事内容

様々な気象観測データや数値予報資料を元に総合的に解析し、気象予報を行う。
 近年、天気予報は毎日の生活だけではなく、農林水産業や交通機関、流通・販売業やイベント業種など様々な産業分野において重要な情報となっている。
 気象庁では警報・注意報や台風情報などの甚大な被害が予想される防災情報及び全国的な気象予報を行う。
 民間気象会社では地域をしぼったピンポイント予報などなきめ細かい気象予報を行ったり、気象庁の発表する警報・注意報や台風情報等を入手し、顧客にその解説を提供する。また、様々な分野の企業に対して「気象予測」を行うに留まらず、商品や電力の需要予測、交通運行管理の支援などのコンサルティングも実施している。民間気象会社が予報業務を行う際には気象庁の許可が必要であり、その条件として「気象予報士が予報を行う」ことが義務付けられている。
 ウエザーキャスターとして、テレビ・ラジオで天気予報情報や防災情報等を解説、伝達する気象予報士もいる。
 また、地方自治体に向けた防災気象情報の提供・解説も行っており、防災の現場での活躍も期待されている。新たに、防災制度や地方自治体の防災対応、最新の防災気象情報の実践的な活用方法等を習得、活用することも求められており、その研修制度として、気象庁では「気象防災アドバイザー育成研修」を実施している。

労働条件の特徴

気象予報士の職場としては気象庁や防衛省などの公的機関、日本気象協会、気象庁長官の許可を受けた民間気象会社、地方自治体に付属する機関などがある。なお、気象庁で天気予報を行う予報官には気象予報士の資格は必要ではない。賃金体系、労働時間、勤務形態などの処遇については勤務先の規定により異なる。
 気象庁の行なった2013年の調査によると、資格の利用に関する質問に就職、転職、起業したいと答えた者は少数に留まり、地域の防災活動やボランティア活動での活用を希望する者が約半数をしめていた。資格保有の満足度・有用性に関する質問では「就職又は起業に結びついた」と答えた者はわずかであった。しかし、気象予報士は、地方自治体等が防災体制の構築や、平常時の住民等への防災や気象の情報の理解促進など、気象関連の情報は利用が促進されており、資格活用の場の拡大も見込まれている。

気象予報士の年収

気象予報士の平均年収は583万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない専門的職業従事者」・全国)。中央値の目安は542万円、年収レンジは393〜1,011万円、上位10%は868万円です。

平均年収
583万円
中央値(目安)
542万円
最低年収の目安
393万円
未経験・20代前半
上位10%
868万円
最高年収の目安
1,011万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,876円
短時間労働者 2,086円
最低賃金との比
2.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
25.7万円
前年度比 +1.2万円

あなたの年収は、同じ年代の気象予報士の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

気象予報士の時給2,876円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
441万円
30代
528万円
40代
604万円
50代
672万円

平均年収と平均年齢(41.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
433万円
1〜3年
483万円
3〜5年
533万円
5〜10年
598万円
10年以上
674万円

雇用形態別の年収推定

正社員 583万円パート・アルバイト 245万円フリーランス・自営 612万円契約社員・派遣社員 455万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年584万円———
2022年580万円———
2023年551万円—0.92倍23.8万円
2024年591万円—0.81倍24.5万円
2025年583万円—0.77倍25.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

気象予報士の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在583万円 → 3年後 613万円 → 5年後 634万円 → 10年後 689万円(10年後の予想レンジ 593〜800万円)。年率の伸びは+1.7%と見ています。

583万円
現在
2026年
613万円
3年後
2029年
566〜667万円
634万円
5年後
2031年
571〜706万円
689万円
10年後
2036年
593〜800万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.21%求人賃金の勢い +1.08%AIの影響 -0.99%合計 +1.7%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

気象予報士の将来性スコア

46/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で365位
AI耐性
17点
参入障壁
75点
年収水準
71点
求人需要
28点
賃金の勢い
93点
人手不足(平均年齢)
29点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

気象予報士のAI代替リスク

83%
非常に高い
AIに奪われにくい順で全職業中519位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

気象予報士の求人需要

有効求人倍率
0.77倍
全職業で375位
求人需要
ふつう
43/100
求人賃金(月額)
25.7万円
前年度比 +1.2万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.7歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
-0.8%
推定
10年後の求人数
-1.4%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:気象学者・宇宙科学者の年収・将来性

気象予報士に当たるアメリカの職業「気象学者・宇宙科学者」(米国の職業分類 19-2021)の年収の中央値は約1,558万円($99,070・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収583万円の2.7倍です。

日本:気象予報士アメリカ:気象学者・宇宙科学者
年収(日本=平均・米国=中央値)583万円1,558万円
$99,070
上位10%868万円2,546万円
$161,890
10年後の予想年収689万円1,944万円
$123,600
将来性スコア4649
AI代替リスク83% 非常に高い73% 高い
求人需要求人倍率 0.77倍雇用の増減予測 +2.6%
2025–35・BLS
就業者数—1.0万人
時給(平均)2,876円
最低賃金の2.4倍
8,020円
$51.00
連邦最低賃金の7.0倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる

気象予報士は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。

1. ルクセンブルク
150万円
2. スイス
124万円
3. デンマーク
122万円
4. ノルウェー
116万円
5. ベルギー
115万円
6. アメリカ
102万円
14. フランス
75.1万円
15. ドイツ
75万円
16. イタリア
73.5万円
17. イギリス
65.6万円
24. シンガポール
48.2万円
33. 日本
39.2万円

「技術者・准専門職」全体の平均で、気象予報士だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →

気象予報士に必要なスキル・資格

必要スキル

説明力
5.3
文章力
5.2
読解力
5.1
傾聴力
4.7
科学的素養
4.6
数学的素養
4.6
新しい情報の応用力
4.5
論理と推論(批判的思考)
4.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

地理学
3.1
物理学
3.1
数学
2.5
顧客サービス・対人サービス
2.0
コミュニケーションとメディア
2.0
日本語の語彙・文法
2.0
事務処理
1.9
公衆安全・危機管理
1.7

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

気象予報士になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

気象予報士となるためには、まず、国家試験としての気象予報士試験に合格する必要がある。受験資格の制限はないが、大学や専門学校で気象学を学んだり、気象予報士になるための講座を受講して試験に臨む者が多い。この試験に合格し、気象庁長官に登録申請をすれば気象予報士になることができる。
 気象予報士試験は「今後の技術革新に対処しうるに必要な気象学の基礎知識」、「各種データを適切に処理し、科学的に予測を行う知識及び能力」、「予測制度を提供するに不可欠な防災上の配慮を的確に行うための知識及び能力を認定すること」を目的としている。試験は気象業務支援センターが年2回実施しており、これまでに幅広い年齢層の合計13,225人が合格している(2025年8月時点*)。

*一般財団法人 気象業務支援センター 気象予報士試験結果一覧

気象予報士のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない専門的職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「24 その他の専門的職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。