裁判官

法律 職業分類:03_012-01 信頼度 ★☆☆☆☆

裁判所に訴えられる様々な事件について、憲法及び法律に基づいて判断を行う。

平均年収
—
統計の年収
最高年収の目安
—
上位10% —
5年後の予想年収
—推定
2031年
10年後の予想年収
—推定
—
将来性
35/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
58%
中程度
求人需要
非常に低い
有効求人倍率 0.71倍

仕事内容

裁判所に訴えられる様々な事件について、憲法及び法律に基づいて判断を行う。
 地方裁判所の裁判官は、主に民事裁判と刑事裁判を担当する。
 民事裁判では、お金の貸し借りなど日常生活に起こる法律上の争いを解決する。裁判官は、訴えを提起した原告と訴えられた被告の双方の主張を整理し、提出された証拠を調べた上で、法律に照らして判決を言い渡すほか、双方に話合いを勧めて和解による解決を図ることもある。双方の主張を整理したり、話合いを勧めたりする際には、裁判官と当事者が楕円形のテーブルを囲んで着席することができるラウンドテーブル法廷を利用し、リラックスした雰囲気で率直な意見交換をすることもある。
 刑事裁判では、殺人や窃盗などの罪を犯したかどうかを判断し、罪を犯したと認められる場合には刑を言い渡し、罪を犯したとの確信に至らない場合には無罪を言い渡す。裁判官は、検察官が提出した起訴状に基づき、起訴された被告人とその弁護人の主張を聞き、証拠を調べた上で、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合にどのような刑とするかを判断して判決を宣告する。また、一定の重大な犯罪については、国民の中から選ばれた6人の裁判員と3人の裁判官による裁判員裁判が行われる。裁判官は、裁判員とともに法廷で証人尋問を行うなどし、評議を行った上で判決を宣告する。
 家庭裁判所の裁判官は、離婚や相続など家庭内の問題について、当事者から話を聞き、家庭裁判所調査官の報告を求めるなどして審判をするほか、人事訴訟について民事訴訟と同様の手続で判決を言い渡す。また、少年審判では、捜査機関などから送られた記録を読み、家庭裁判所調査官の報告を受け、少年や保護者などの主張を聞き、本当に非行を犯したかどうかを確認した上で、今後の更生のために必要な処分を決定する。
 高等裁判所の裁判官は、地方裁判所や家庭裁判所の裁判に対し控訴された事件などについて、事実の取調べや法律判断を行って判決を言い渡す。
 最高裁判所の裁判官は、上告された事件などについて原則として書類の審査により、憲法違反、判例違反の有無等を調査し、必要な裁判を行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン

労働条件の特徴

職場は地方裁判所、家庭裁判所、高等裁判所、最高裁判所などであり、全国に広がっている。また、判事補の間に、原則として海外留学、民間企業等での研修、弁護士職務経験、行政官庁での勤務などの外部経験を積む。法廷等で裁判を主宰するほか、判決文の作成などを行う。
 女性の裁判官は年々増加傾向で、24.5%を占めている(2024年現在*)。高等裁判所、地方裁判所及び家庭裁判所の裁判官の定年は65歳であるが、その後は弁護士などになることもできる。なお、最高裁判所や簡易裁判所の裁判官の定年は70歳である。裁判官の定員は決まっており、高等裁判所長官は8人、判事は2,155人、判事補は842人、簡易裁判所判事は806人となっている(2025年4月現在)。
 裁判官は、裁判制度を通じて社会の秩序を維持し、国民の権利や財産を守る役割を果たすため、職業上どこからも圧力を受けないよう、憲法で身分が保障され、裁判により心身の故障のために職務を執ることができないと決定された場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない。また俸給の減額を受けることもない。

*内閣府男女共同参画局 女性の政策・方針決定過程への参画状況の推移(総括表)

裁判官の年収

この職業の統計の年収はまだ入っていません。

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

裁判官の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

統計の年収が無いため、予測はまだありません。

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

裁判官の将来性スコア

35/100
★★☆☆☆
低め・全職業で511位
AI耐性
42点
参入障壁
99点
求人需要
19点
賃金の勢い
8点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

裁判官のAI代替リスク

58%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中356位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

裁判官の求人需要

有効求人倍率
0.71倍
全職業で439位
求人需要
非常に低い
16/100
求人賃金(月額)
31.6万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
—
労働時間
—
5年後の求人数
+1.3%
推定
10年後の求人数
+2.4%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:裁判官の年収・将来性

裁判官に当たるアメリカの職業「裁判官」(米国の職業分類 23-1023)の年収の中央値は約2,421万円($153,990・1ドル157.25円で換算)。

日本:裁判官アメリカ:裁判官
年収(日本=平均・米国=中央値)—2,421万円
$153,990
上位10%—3,486万円
$221,710
10年後の予想年収—3,033万円
$192,900
将来性スコア3549
AI代替リスク58% 中程度72% 高い
求人需要求人倍率 0.71倍雇用の増減予測 +2.8%
2025–35・BLS
就業者数—2.4万人
時給(平均)—10,850円
$69.00
連邦最低賃金の9.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—博士号・専門職学位(医師・弁護士など)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

裁判官は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、裁判官だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

裁判官に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
6.6
文章力
6.5
傾聴力
6.5
論理と推論(批判的思考)
6.3
複雑な問題解決
6.3
説明力
6.2
交渉
6.0
説得
5.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

法律学、政治学
4.6
日本語の語彙・文法
3.7
事務処理
3.1
心理学
2.3
社会学
2.0
顧客サービス・対人サービス
1.9
医学・歯学
1.9
人事労務管理
1.8

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

裁判官になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

法科大学院で3年又は2年間勉強して修了し、司法試験に合格後、司法修習生として修習を受けた上で、内閣により任命されて判事補として任官する。また、弁護士から任官することもある。法科大学院を修了しなくても、予備試験に合格することで司法試験を受験することは可能である。判事に任命されるためには、判事補、検察官、弁護士等として10年以上の実務経験を有することが必要である。
 採用直後の判事補は原則として1人で判決を下すことができず、合議体のメンバーとして裁判を担当する。また、執行事件、保全事件などの判決を伴わない裁判については単独で担当することができる。
 裁判官には、広い視野と公正な立場で物事を正しく判断する資質・能力が求められる。

裁判官のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:賃金構造基本統計調査、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「17 法務従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。