動物園飼育員

スポーツ 職業分類:11_064-04 信頼度 ★★★☆☆

別名:トレーナー(動物園)

動物園で動物の飼育や繁殖のために様々な作業を行う。

平均年収
361万円
レンジ 260〜588万円
最高年収の目安
588万円
上位10% 512万円
5年後の予想年収
414万円推定
2031年
10年後の予想年収
476万円推定
409〜552万円
将来性
53/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
4%
非常に低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 0.94倍

仕事内容

動物園で動物の飼育や繁殖のために様々な作業を行う。
 具体的には、担当する動物の毛のつや、動き、におい、餌の食べ残しや糞の状態を観察し、健康状態をチェックすることや、運動場に出して動物舎を掃除すること、動物の生育段階や健康状態に合わせて、飼料の配合・調理を行い、餌をつくることなどが業務である。なお、あらかじめ栄養を考えて調合された固形飼料(ペレット)が普及し、餌づくりの作業が簡単になっている。餌は夕方に与えることが多いが、朝夕2回与える動物もいる。
 また、動物舎の修理をしたり、病気の治療や予防接種を獣医と一緒に行ったりするのも重要な業務である。午後3時過ぎには、餌を動物舎に置いて動物を入れ、運動場を掃除する。1日の終わりには飼育日誌を書き、特に体調の異常などは細かく記録する。
 最近では、絶滅の危機に直面している「希少(きしょう)動物」を上手に繁殖させて、種の保存に努めるという役割も大きくなっている。また、動物が持つ野生本来の行動を引き出すことのできるような飼育環境を整える取組(環境エンリッチメント)も飼育員の大切な仕事になっている。更に来園者を増やすため、イベントを開催したり、動物本来の生態を見せる「行動展示」など様々な方法で展示したり、人気の高い動物や希少動物を前面に打ち出して動物園の特徴をPRするなど様々な企画・運営も行っている。

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

動物園には公営と民営があり、通常の動物園以外に、サルやワニといった特定の動物だけの動物園、サファリパーク、公園の中の小動物園などがある。
 かつては男性の就業者が多かったが、現在では女性が増え、男女比が半々となっている動物園もある。
 動物相手の仕事であり、夜間の作業や宿直もある。担当している動物の病気や出産、人工哺乳のため、急な夜間や早朝の勤務になることもある。なお、以前と比較すると作業の機械化や装置の自動化が進み夜間の作業は軽減されてきている。
 土日祝日の決まった休みはなく、交替で休みを取る。動物園の休園日は、園内で大がかりな作業を行うこともある。
 給与については、人間と共通の病気を持った動物を扱ったり、猛獣などの世話など危険を伴う動物を扱っていることもあり、動物園によって、飼育手当などの特殊勤務手当がつく場合もある。
 自然への関心の高まりに伴って飼育員の入職希望者は多いが、動物園の数はほぼ一定しているため、募集人数は限られている。

動物園飼育員の年収

動物園飼育員の平均年収は361万円(令和7年賃金構造基本統計調査「農林漁業従事者」・全国)。中央値の目安は335万円、年収レンジは260〜588万円、上位10%は512万円です。

平均年収
361万円
中央値(目安)
335万円
最低年収の目安
260万円
未経験・20代前半
上位10%
512万円
最高年収の目安
588万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,708円
短時間労働者 1,225円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.7万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の動物園飼育員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

動物園飼育員の時給1,708円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
267万円
30代
310万円
40代
346万円
50代
377万円

平均年収と平均年齢(49.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
274万円
1〜3年
303万円
3〜5年
332万円
5〜10年
369万円
10年以上
413万円

雇用形態別の年収推定

正社員 361万円パート・アルバイト 152万円フリーランス・自営 379万円契約社員・派遣社員 281万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年344万円———
2022年361万円———
2023年374万円—1.08倍22.2万円
2024年352万円—1.01倍22.9万円
2025年361万円—0.94倍23.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

動物園飼育員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在361万円 → 3年後 392万円 → 5年後 414万円 → 10年後 476万円(10年後の予想レンジ 409〜552万円)。年率の伸びは+2.8%と見ています。

361万円
現在
2026年
392万円
3年後
2029年
362〜427万円
414万円
5年後
2031年
373〜461万円
476万円
10年後
2036年
409〜552万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.13%求人賃金の勢い +0.59%AIの影響 +0.34%退職による人手不足 +0.2%合計 +2.8%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

動物園飼育員の将来性スコア

53/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で226位
AI耐性
96点
参入障壁
16点
年収水準
6点
求人需要
35点
賃金の勢い
60点
人手不足(平均年齢)
91点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

動物園飼育員のAI代替リスク

4%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中4位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

動物園飼育員の求人需要

有効求人倍率
0.94倍
全職業で349位
求人需要
ふつう
41/100
求人賃金(月額)
23.7万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
49.1歳
労働時間
167時間/月
5年後の求人数
+12.1%
推定
10年後の求人数
+21.8%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:動物の世話係(ペットシッター・飼育員)の年収・将来性

動物園飼育員に当たるアメリカの職業「動物の世話係(ペットシッター・飼育員)」(米国の職業分類 39-2021)の年収の中央値は約556万円($35,360・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収361万円の1.5倍です。

日本:動物園飼育員アメリカ:動物の世話係(ペットシッター・飼育員)
年収(日本=平均・米国=中央値)361万円556万円
$35,360
上位10%512万円787万円
$50,060
10年後の予想年収476万円785万円
$49,900
将来性スコア5365
AI代替リスク4% 非常に低い27% 低い
求人需要求人倍率 0.94倍雇用の増減予測 +12.1%
2025–35・BLS
就業者数—26.7万人
時給(平均)1,708円
最低賃金の1.5倍
2,673円
$17.00
連邦最低賃金の2.3倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:農林漁業の平均月収を国別に比べる

動物園飼育員は国際標準職業分類で「農林漁業」に入ります。130か国・地域の農林漁業の平均月収を円に直すと、日本は月26.8万円で29位、1位はアイスランドの月153万円です。アメリカは月56.1万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は27位です。

1. アイスランド
153万円
2. デンマーク
84.9万円
3. ベルギー
81万円
4. スイス
78.8万円
5. ルクセンブルク
72.9万円
9. ノルウェー
58.4万円
10. アメリカ
56.1万円
11. フランス
54.5万円
13. ドイツ
52.2万円
18. イギリス
44.6万円
23. 韓国
34万円
29. 日本
26.8万円

「農林漁業」全体の平均で、動物園飼育員だけの値ではありません(農業・林業・漁業・畜産の仕事。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は30.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。農林漁業の世界ランキングを全部見る →

動物園飼育員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.3
説明力
3.8
指導
3.7
文章力
3.7
読解力
3.7
他者の反応の理解
3.5
新しい情報の応用力
3.5
学習方法の選択・実践
3.5

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生物学
3.6
農業・畜産業
3.4
顧客サービス・対人サービス
2.4
コミュニケーションとメディア
2.1
地理学
2.0
心理学
1.8
社会学
1.7
医学・歯学
1.6

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

動物園飼育員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、高校の畜産科、農業科、動物系専門学校、大学の農学部の畜産系学科、理学部の動物学系学科などの卒業者が多い。
 公営の動物園の場合は、地方自治体の人事部局が採用試験を行っている。地方公務員採用試験で採用する場合と、動物園飼育職員募集として別に試験を行う場合がある。民営や自治体から委託を受けた法人の場合は、独自に採用試験を行っている。いずれの場合も定期採用を行うことは少なく、欠員が生じた場合に募集を行うことが多い。
 動物に対する愛情、異常や変化を見逃さない注意力や観察力が必要である。また、地球環境の変化により、多くの動物が絶滅の危機にある現在、絶滅危惧種の保存において動物園が果たす役割は大きく、その役割への使命感も求められる。

動物園飼育員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「農林漁業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「46 農業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。