左官

建設 職業分類:14_091-04 信頼度 ★★★★★

別名:左官職、左官手元、左官吹付工、モルタル塗工、ラス張工

こて、ブラシ、吹き付け器を使用して、建物の壁、天井、仕切りに自然素材の塗装をする。

平均年収
467万円
レンジ 328〜779万円
最高年収の目安
779万円
上位10% 675万円
5年後の予想年収
554万円推定
2031年
10年後の予想年収
658万円推定
566〜764万円
将来性
69/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
7%
非常に低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 4.37倍

仕事内容

自然素材を使用した塗り壁は吸湿性・放湿性・断熱性・防火性など優れた機能に富み、建築仕上げには欠かせない。この壁等を塗りあげるのが左官の仕事である。
 作業は、まず材料を練りまぜ、それを施工場所まで運び、最後に壁面への塗付け施工を行う。塗付け施工では、下地になる土やセメントモルタルなどの素材を塗り、中塗りを行ってムラ直しをしてから、上塗りによって最終的な表面仕上げを施すのが一般的な施工方法である。下地の塗り方に欠陥があると、壁がはがれたり、ひび割れたりしてしまうため、下地を塗るときには十分に注意する。
 現在、壁の種類が増え、しっくい壁や防火用土蔵造りに加えて、モルタル、プラスターや合成樹脂系の塗り壁、薄塗り工法などが普及し、素材も工法も多様化している。扱う道具についても、従来から使われているこてだけでなく、はけ、ローラー、吹付機械、ミキサー、モルタルポンプ、ウィンチ、ベルトコンベアーなど多種多様になっている。
 素材や工法、扱う道具は多様化しているが、基本的に手作業で仕上げていくため、他の建材では得られない味わいや多彩さがあり、左官のつくる美しい壁が見直されている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 こて、はけ、ローラー、吹付機械、ミキサー、モルタルポンプ、ウィンチ、ベルトコンベアー、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

職場は、野丁場と町場に区分するのが一般的であるが、町場の方が割合が高い。
 雇用者がほぼ半数を占めているが、この職種の特色として、腕を頼りに工事の一部を請け負って自分で作業をする、いわゆる一人親方も多い。また、家業を継ぐこともある。
 給与は日給月給制が多いが、仕事の出来高に応じて給与が決まる出来高払もあり、その場合は技能の高い人は高給となる。日給月給の場合にも、技能程度によって給与に差があり、年功序列というよりは能力に重点が置かれる。
 労働時間はおおむね1日8時間で、日曜・祝日は休日となるのが一般的であるが、工期の都合や天候によって、超過勤務や日曜出勤して休日を振替る場合もある。
 就労者の平均年齢が高くなってきているので、若年者をどう確保していくかが大きな課題となっており、魅力的な職場にするために福利厚生制度の充実や退職金制度の確立、労働環境の改善などが進められている。
 最近では、材料の軽量化が進んだことに加えて、美的センスを活かす職業として左官を目指す女性が出てきている。

左官の年収

左官の平均年収は467万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の建設従事者」・全国)。中央値の目安は434万円、年収レンジは328〜779万円、上位10%は675万円です。

平均年収
467万円
中央値(目安)
434万円
最低年収の目安
328万円
未経験・20代前半
上位10%
675万円
最高年収の目安
779万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,161円
短時間労働者 1,601円
最低賃金との比
1.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
28.8万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の左官の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

左官の時給2,161円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
363万円
30代
427万円
40代
482万円
50代
531万円

平均年収と平均年齢(41.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
352万円
1〜3年
390万円
3〜5年
428万円
5〜10年
478万円
10年以上
536万円

雇用形態別の年収推定

正社員 467万円パート・アルバイト 196万円フリーランス・自営 490万円契約社員・派遣社員 364万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年432万円———
2022年461万円———
2023年453万円—4.82倍27.4万円
2024年453万円—4.59倍28万円
2025年467万円—4.37倍28.8万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

左官の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在467万円 → 3年後 518万円 → 5年後 554万円 → 10年後 658万円(10年後の予想レンジ 566〜764万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。

467万円
現在
2026年
518万円
3年後
2029年
478〜563万円
554万円
5年後
2031年
499〜617万円
658万円
10年後
2036年
566〜764万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +1.0%求人賃金の勢い +0.37%AIの影響 +0.32%合計 +3.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

左官の将来性スコア

69/100
★★★☆☆
高い・全職業で31位
AI耐性
93点
参入障壁
87点
年収水準
41点
求人需要
94点
賃金の勢い
31点
人手不足(平均年齢)
24点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

左官のAI代替リスク

7%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中10位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

左官の求人需要

有効求人倍率
4.37倍
全職業で31位
求人需要
非常に高い
80/100
求人賃金(月額)
28.8万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.6歳
労働時間
168時間/月
5年後の求人数
+24.8%
推定
10年後の求人数
+44.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

左官に必要なスキル・資格

必要スキル

道具、機器、設備の選択
3.9
傾聴力
3.7
指導
3.6
説明力
3.4
他者との調整
3.4
説得
3.1
読解力
3.1
他者の反応の理解
3.0

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

建築・建設
3.2
機械
2.2
数学
1.8
ビジネスと経営
1.6
顧客サービス・対人サービス
1.5
事務処理
1.5
設計
1.4
人事労務管理
1.4

仕事の中身(よく行う活動)

手と腕を使って物を取り扱い動かす全身を使って身体的な活動を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める人間関係を構築し、維持する法律や規定、基準を適用する組織外の人々とコミュニケーションを取る仕事に関連する知識を更新し、活用する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

左官になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。左官工務店に入職し、入職後職業訓練校で学び、現場で実地作業をしながら技術を身に付けていくケースもある。
 入職後は、見習から左官技能者、現場作業の指揮監督を行う作業主任、作業・管理両面の実質的責任者である職長へと昇進していくのが一般的なコースである。職長などとして建設作業所で指揮をしていくには、左官の技術だけでなく安全面での指導管理ができる資格を持つ必要もある。厚生労働省の定める技能検定の「左官技能士」の資格を取得すると技術力の証明となる。また、技術次第で技能者から建設関係の技術者(2級建築施工管理技士(仕上げ))になったり、独立開業することもできる。

左官のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の建設従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「66 建設従事者(建設躯体工事従事者を除く)」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。