接客担当(ホテル・旅館)

ホテル 職業分類:09_056-05 信頼度 ★★★★★

別名:接客係(ホテル)、接客係(旅館)、ドアマン、ベルパーソン、コンシェルジュ(ホテル)

ホテルや旅館に滞在する宿泊客等が快適に過ごせるように荷物の運搬、問い合わせへの対応等きめ細やかなサービスを提供する。

平均年収
362万円
レンジ 261〜591万円
最高年収の目安
591万円
上位10% 515万円
5年後の予想年収
424万円推定
2031年
10年後の予想年収
497万円推定
427〜577万円
将来性
52/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
32%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 2.50倍

仕事内容

ホテルや旅館に滞在する宿泊客等が快適に過ごせるように荷物の運搬、問い合わせへの対応等きめ細やかなサービスを提供する。ここでは主に宿泊部門の接客担当であるベルスタッフと仲居について記載する。
 宿泊部門の接客業務は、様々な職種によって支えられている。ホテルの場合は、お客が来館してまず顔を合わせるドアマンは、入口に立って、宿泊客等の送迎、自動車の手配などを行う。フロントはチェックイン・チェックアウトの受付、予約管理、会計などを担当している(詳細は、「フロント(ホテル・旅館)」の職業解説を参照)。
 ベルスタッフは、到着した宿泊客等の荷物をフロントまで運び、チェックインを終えた宿泊客等を部屋まで案内したり、館内呼び出しを担当しているが、このベルスタッフを統括するのがベルキャプテンで、館内の状況を把握して、ベルスタッフに的確な指示を出す。ベルキャプテンには、新人ベルスタッフやアルバイトの教育係としての役割もある。ベルスタッフには、ホテル内の各種施設・設備の案内、空港バスの予約や乗車券の発券、タクシーや宅配便の手配、周辺の地理や交通機関・各種施設の案内なども担当する場合があるが、大手ホテルではコンシェルジュが別にいて、こうした業務を担当しているところが多い。さらに最近では、セキュリティーの確保のため、ロビーなどでの不審者などの監視やその報告もベルスタッフの仕事内容に含まれようになっている。ベルスタッフの仕事は宿泊客等に安心かつ快適に過ごしてもらうための役割を果たすだけでなく、ドアマンとともに最初に宿泊客等客を迎え、最後に見送りをするという、ホテルに対する宿泊客等のイメージを決定付ける重要な役割を持っている。
 旅館で接客を担当するのは仲居である。宿泊客等には部屋ごとに担当の仲居がつき、到着した宿泊客等の荷物を部屋に運ぶことから始まり、館内や避難口の案内、部屋で食事する場合は朝食や夕食の配膳や下膳、布団の上げ下げはもちろん、観光スポットや飲食店の紹介、タクシーなど交通の手配などホテルのコンシェルジュ的な仕事もこなす。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務地は大型ホテルのある大都市に多いが、地方都市や観光地にも就業機会がある。旅館は、ホテルと比べると規模が小さいところが多い。
 宿泊施設は、原則として年中無休、24時間営業である。賃金や雇用形態等は勤務先により様々であり、勤務先の規定による。
 ホテルにおいては、日勤や早朝勤務、深夜勤務、当直勤務など、さまざまな交替制シフトでの勤務となる。休日も土曜・日曜の週休2日プラス祝祭日といった形ではなく、勤務のローテーションに基づく年間の総日数で決められている場合がほとんどである。
 旅館の仲居の場合は、基本的には1室の宿泊客等をチェックインからチェックアウトまで担当するため、正午から翌日の正午までといったシフトが組まれることが多い。深夜には仮眠がとれるものの、不規則な勤務になることが多い。パートタイマーも多い。
 業界全体の傾向としては、人材の有効活用といった側面から、一人の人間が様々な業務を処理できるマルチジョブ化が進む一方、雇用形態を契約社員や嘱託とする傾向があり、それに伴い1ホテルあたりの正規従業員数は減少する方向にある。

接客担当(ホテル・旅館)の年収

接客担当(ホテル・旅館)の平均年収は362万円(令和7年賃金構造基本統計調査「身の回り世話従事者」・全国)。中央値の目安は337万円、年収レンジは261〜591万円、上位10%は515万円です。

平均年収
362万円
中央値(目安)
337万円
最低年収の目安
261万円
未経験・20代前半
上位10%
515万円
最高年収の目安
591万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,726円
短時間労働者 1,244円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の接客担当(ホテル・旅館)の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

接客担当(ホテル・旅館)の時給1,726円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
287万円
30代
333万円
40代
372万円
50代
406万円

平均年収と平均年齢(41.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
275万円
1〜3年
304万円
3〜5年
333万円
5〜10年
371万円
10年以上
415万円

雇用形態別の年収推定

正社員 362万円パート・アルバイト 152万円フリーランス・自営 380万円契約社員・派遣社員 283万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年320万円———
2022年315万円———
2023年330万円—3.13倍24.2万円
2024年338万円—2.89倍25.1万円
2025年362万円—2.50倍26万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

接客担当(ホテル・旅館)の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在362万円 → 3年後 398万円 → 5年後 424万円 → 10年後 497万円(10年後の予想レンジ 427〜577万円)。年率の伸びは+3.2%と見ています。

362万円
現在
2026年
398万円
3年後
2029年
368〜434万円
424万円
5年後
2031年
382〜473万円
497万円
10年後
2036年
427〜577万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.65%求人賃金の勢い +0.62%AIの影響 +0.14%合計 +3.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

接客担当(ホテル・旅館)の将来性スコア

52/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で241位
AI耐性
68点
参入障壁
13点
年収水準
7点
求人需要
80点
賃金の勢い
65点
人手不足(平均年齢)
33点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

接客担当(ホテル・旅館)のAI代替リスク

32%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中165位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

接客担当(ホテル・旅館)の求人需要

有効求人倍率
2.50倍
全職業で104位
求人需要
高い
77/100
求人賃金(月額)
26万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.9歳
労働時間
166時間/月
5年後の求人数
+13.9%
推定
10年後の求人数
+25.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

接客担当(ホテル・旅館)に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.6
説明力
3.2
読解力
2.9
対人援助サービス
2.9
文章力
2.9
他者の反応の理解
2.9
指導
2.8
他者との調整
2.7

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
2.6
販売・マーケティング
1.4
日本語の語彙・文法
1.4
コミュニケーションとメディア
1.2
外国語の語彙・文法
1.2
心理学
1.1
人事労務管理
1.0
ビジネスと経営
1.0

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する仕事に関連する知識を更新し、活用する仕事を整理、計画する、優先順序を決める意思決定と問題解決を行うクオリティを判断する法律や規定、基準を適用する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る部下への指導、指示、動機づけを行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

接客担当(ホテル・旅館)になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。英語等外国語を習得していると就職の際に有利である。新規に開業するホテルでは中途採用の募集も行われている。
 ホテルにおいては、ベルスタッフを1年から数年経験し、適性や能力、本人の希望などにより他の部門へ異動することが多い。その際に社内での資格習得試験や昇級試験などを経る場合もある。
 旅館の場合は、仲居としての経験を積んで、仲居のリーダー役である仲居頭になるのが一般的なキャリアパスとなっている。ベテランのベルスタッフや仲居になると、利用客の顔と同時に様々な嗜好やニーズを記憶しており、各人に合ったきめ細かなサービスが提供できると言われている。
 対人業務であることから学歴に応じた基礎学力・記憶力等に加え、一般的な社会常識や礼儀作法、言葉遣いの基本を身につけておくことは必要である。外国人の利用が多いホテルや旅館では語学の習得が必須になっている職場もある。
 この仕事では、さまざまな宿泊客等の気持ちを的確に汲み取って、多面的なサービスを「おもてなし」の心で提供することが求められる。このため、対人コミュニケーション能力とともに忍耐力、責任感や迅速・的確な行動、清潔感などをふまえたホスピタリティー精神が求められる職業である。

接客担当(ホテル・旅館)のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「身の回り世話従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「40 接客・給仕職業従事者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。