ホテル・旅館支配人

ホテル 職業分類:09_056-02 信頼度 ★★★★★

別名:番頭(旅館)、ホテルマネージャー

旅館やホテルの運営を統括し、お客へのサービスと売上げ利益の向上を図る。

平均年収
362万円
レンジ 261〜591万円
最高年収の目安
591万円
上位10% 515万円
5年後の予想年収
423万円推定
2031年
10年後の予想年収
493万円推定
424〜572万円
将来性
50/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
43%
中程度
求人需要
高い
有効求人倍率 2.50倍

仕事内容

規模等により支配人の仕事は大きく異なるが、ここでは中規模のホテル・旅館について述べる。
 現場の最高責任者として、建物の施設・設備の管理を行う。更には、ホテルや旅館を所有・運営している企業の幹部として経営に参加する。
 ホテルや旅館の総責任者として、利用客に快適な宿泊、料理飲食、入浴などをおもてなし精神の下サービスを提供して満足してもらえるよう理念方針を設定し、マネジメントを行う。
 利用客に安全で快適な空間やサービスを提供するために、各業務の担当者や責任者を把握し、適切な指示や助言を行う。円滑に業務が行われるように各担当者間の調整も行う。ホテルや旅館には様々な施設・設備が付随しており、どれか一つが欠けただけでもサービスの提供に大きな障害をきたすため、適切な管理や効率的な運用ができるように担当者に指示や助言を行う。多くの従業員が働いているため、従業員の能力や適性を把握し、適切な人事管理を行う。
 また、ホテルや旅館では客室を1部屋1日単位で販売するという特殊な販売形態であり大量販売や在庫をかかえることができないため、売り上げやコストの管理を適切に行い、営業成績を向上させることが常に求められる。
 ホテルや旅館の営業は、社会情勢や個人の消費動向に左右されるため、幅広い知識を持ち、新しい商品やサービスを提供できるように、自分が運営しているホテルや旅館の業界におけるポジショニングを認識し、将来への方向性を見極めることも重要な職務である。

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

各地のホテルや旅館に勤務しているため、職場は全国に広がっている。
 ホテルや旅館は24時間休みなく業務が続いているため、勤務体系は就職先によって様々である。
 支配人となるためには幅広い知識や経験が必要となる。業務の遂行には円滑な人間関係が欠かせないため、人間的な魅力のあるベテランが選ばれることが多い。
 従来は、ホテルを所有している企業の社長などが支配人を兼ねる場合が多かったが、最近では、企業の経営責任者と現場の最高責任者とを分け、ホテル業務に精通したホテル支配人に現場の管理・運営を任せる傾向にある。

*日本百貨店協会、百貨店WORLD

ホテル・旅館支配人の年収

ホテル・旅館支配人の平均年収は362万円(令和7年賃金構造基本統計調査「身の回り世話従事者」・全国)。中央値の目安は337万円、年収レンジは261〜591万円、上位10%は515万円です。

平均年収
362万円
中央値(目安)
337万円
最低年収の目安
261万円
未経験・20代前半
上位10%
515万円
最高年収の目安
591万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,726円
短時間労働者 1,244円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代のホテル・旅館支配人の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ホテル・旅館支配人の時給1,726円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
287万円
30代
333万円
40代
372万円
50代
406万円

平均年収と平均年齢(41.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
275万円
1〜3年
304万円
3〜5年
333万円
5〜10年
371万円
10年以上
415万円

雇用形態別の年収推定

正社員 362万円パート・アルバイト 152万円フリーランス・自営 380万円契約社員・派遣社員 283万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年320万円———
2022年315万円———
2023年330万円—3.13倍24.2万円
2024年338万円—2.89倍25.1万円
2025年362万円—2.50倍26万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ホテル・旅館支配人の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在362万円 → 3年後 397万円 → 5年後 423万円 → 10年後 493万円(10年後の予想レンジ 424〜572万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。

362万円
現在
2026年
397万円
3年後
2029年
367〜432万円
423万円
5年後
2031年
381〜471万円
493万円
10年後
2036年
424〜572万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.65%求人賃金の勢い +0.62%AIの影響 +0.05%合計 +3.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ホテル・旅館支配人の将来性スコア

50/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で285位
AI耐性
57点
参入障壁
21点
年収水準
7点
求人需要
80点
賃金の勢い
65点
人手不足(平均年齢)
33点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ホテル・旅館支配人のAI代替リスク

43%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中245位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ホテル・旅館支配人の求人需要

有効求人倍率
2.50倍
全職業で104位
求人需要
高い
77/100
求人賃金(月額)
26万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.9歳
労働時間
166時間/月
5年後の求人数
+12.2%
推定
10年後の求人数
+21.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:ホテルの支配人の年収・将来性

ホテル・旅館支配人に当たるアメリカの職業「ホテルの支配人」(米国の職業分類 11-9081)の年収の中央値は約1,089万円($69,250・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収362万円の3.0倍です。

日本:ホテル・旅館支配人アメリカ:ホテルの支配人
年収(日本=平均・米国=中央値)362万円1,089万円
$69,250
上位10%515万円2,027万円
$128,880
10年後の予想年収493万円1,466万円
$93,200
将来性スコア5062
AI代替リスク43% 中程度47% 中程度
求人需要求人倍率 2.50倍雇用の増減予測 +3.8%
2025–35・BLS
就業者数—4.3万人
時給(平均)1,726円
最低賃金の1.5倍
5,818円
$37.00
連邦最低賃金の5.1倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

ホテル・旅館支配人は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、ホテル・旅館支配人だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

ホテル・旅館支配人に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.6
説明力
4.4
他者との調整
4.2
説得
4.0
他者の反応の理解
4.0
指導
4.0
交渉
3.9
対人援助サービス
3.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
3.3
販売・マーケティング
2.5
事務処理
2.4
ビジネスと経営
2.3
人事労務管理
2.0
コミュニケーションとメディア
2.0
経済学・会計学
1.9
日本語の語彙・文法
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する仕事を整理、計画する、優先順序を決める上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る意思決定と問題解決を行う情報を取得するクオリティを判断する目標と戦略を策定する継続的に状況を把握する

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ホテル・旅館支配人になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、高校等を卒業し、ホテルや旅館に社員として採用されるのが一般的である。宿泊、レストランなどの営業部門や経理などの管理部門など様々な部門で経験を積み、ホテルや旅館にかかわる法律知識、経理・財務に関する知識、予約や会計などに使用されるシステムに関する知識、人事管理能力などを身につけ、管理職として昇進する。更に経営能力を磨き、実績と優れた能力を認められて、ホテルや旅館を経営する企業から支配人に選ばれる。
 訪日観光客が増加していることから語学力はもちろん、外国人が多く利用するホテルや旅館では、日本の文化や歴史を中心とした教養、内外の経済・社会情勢などの知識や接遇のためのプロトコール(儀礼)やマナーも備えることが望ましい。また、各企業独自の特色を確立するための企画や経営戦略など計画の立案能力のほか、コスト管理能力や人材管理能力などのマネジメント能力も求められる。

ホテル・旅館支配人のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「身の回り世話従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「40 接客・給仕職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。