電気工事士
別名:エアコン取付作業員(家庭用)、屋内電気配線工事作業員、オール電化工事作業員、航空機配線作業員、産業用電気装置据付作業員、照明器取付作業員、船舶配線作業員、太陽光発電装置据付作業員(電気工事)
建物内で、電線を配線し、電気を利用するための設備を設置する。
仕事内容
情報の伝達設備である放送通信施設、インターホン、防災防犯などの設備、電話や通信の回線を納める配管、避雷針の工事なども行う。
基本的な作業は、機器の据え付け、器具の所定個所への取り付け、それらの機器や器具への配線などで、建設作業と並行して行われることが多い。作業は通常、2~4人のグループで行われ、それぞれのグループは職長が中心となり、その指揮下で作業が進められる。大きな建設現場では、電気工事の責任者がいて、グループごとの1日の作業内容が決められ、指示が与えられる。指示は通常図面によって示されるので、電気工事士はその図面を読解し、それに基づいて材料、工具、作業手順などを決めて作業を進める。全部の作業が終了すると、確認のために必ず試験を行って、試験成績書を作成する。
電気工事は様々な法令によって基準が定められており、法令を守って安全確実な仕事をすることが必要である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
分電盤、配線、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
主なタスク
- 仕様書に従って電気の配線をする。(実施率 1%)
- 見積書を作成する。(実施率 1%)
- 仕様書に従って機器の据え付けや器具の取り付けをする。(実施率 1%)
- 危険、欠陥、調整や修理の必要性を発見するために、電気部品や配電設備を点検する。(実施率 1%)
- 工事施工図面や完成図を作成し、提出する。(実施率 1%)
- 電気の配線、機器、器具の電気システムと回路の連続性を調べるため、試験装置を操作する。(実施率 1%)
- 電気の配線、設備、備品の取り付け、保守、修理のために作業員を指揮、訓練する。(実施率 1%)
- 試験の結果をもとに試験成績書を作成する。(実施率 1%)
- 現地の状況に合わせて機器や部品の設置や電気の配線のための仕様書を作成する。(実施率 1%)
- インターホンや電話線のための配管を敷設する。(実施率 1%)
- 光通信の工事や点検を行う。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
就業者のうち、女性は約1%と少数となっている(2016年2月時点*)。
大部分の企業が労働時間を実働8時間、休日を週休二日制としているが、建築工事の進行具合によっては土曜・日曜が休日となるとは限らず、他の曜日に休む場合もある。
建築物の大型化、高層化が進んでいることに加えて、省力化、省エネルギーへの対応、保安や防災面の強化、管理の自動化のために、複雑で高度な電気設備が採用されるようになっており、こうした施設、設備等の変化に伴う高度な技能が電気工事士には求められている。
*一般社団法人日本建設業連合会、女性技能者の現況等に関するアンケート調査結果
電気工事士の年収
電気工事士の平均年収は628万円(令和7年賃金構造基本統計調査「電気工事従事者」・全国)。中央値の目安は584万円、年収レンジは416〜1,104万円、上位10%は946万円です。
あなたの年収は、同じ年代の電気工事士の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
電気工事士の時給2,908円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.5倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(41.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 511万円 | — | — | — |
| 2022年 | 507万円 | — | — | — |
| 2023年 | 551万円 | — | 3.20倍 | 26.7万円 |
| 2024年 | 548万円 | — | 3.30倍 | 27.5万円 |
| 2025年 | 628万円 | — | 3.37倍 | 28.2万円 |
電気工事士の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在628万円 → 3年後 693万円 → 5年後 740万円 → 10年後 871万円(10年後の予想レンジ 749〜1,011万円)。年率の伸びは+3.3%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
電気工事士の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
電気工事士のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
電気工事士の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
電気工事士に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
電気工事士になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
工業高校の電気科卒業者だけでなく、専門学校・高専・短大・大学卒業者が入職するケースもある。
大企業などでは15~20年の経験を積むと現場の責任者である職長として数人の部下を任せられるようになる。また、「電気主任技術者」などの資格を取り、ビル管理技術者や電気工事管理者の仕事に転じたり、独立して電気工事業を営む場合もある。
脚立やはしごの上など高くて狭い所での作業が多いので、平衡感覚が優れていて手先が器用な人が向いている。また、電気設備を取り扱うため、慎重さ、責任感なども求められる。
電気工事士のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。