72か国の法定最低賃金を、時給と月額(フルタイム)で円に直して比べました。1位はオーストラリアの時給2,927円、日本は全国加重平均の時給1,177円で16位です。 物価の違いをならすと日本は17位、この10年の伸びは物価の上昇を引いて+22.7%(67か国中30位)です。 円換算は2026/11/01の為替(1ドル157.25円・1ユーロ175.8円など)です。
為替ではなく購買力平価(同じものを買うのに必要なお金の比)で円に直した時給です。「その国の最低賃金で、日本でいうと時給いくら分の暮らしができるか」の目安になります。
現地通貨の最低賃金がこの10年でどれだけ上がったかを、その国の物価の上昇を引いて比べました(名目の伸びは一覧の表に)。マイナスは物価の上昇に追いつかず、買えるものが減ったことを表します。
見出しを押すと並べ替えられます。月額は週の法定労働時間(国ごと)で働いた場合の額で、年14回払いの国は12か月にならしています。順位は全72か国の中の順位です。
| 順位 | 国・地域 | 時給(円) | 月額(円) | 物価をならした時給 | 推移(10年) | 10年の伸び(実質) | 現地の額 | 前回比 | 発効日 | 次の改定 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 15 | 韓国 アジア・月額は週休手当を含む月209時間分 |
1,216円 日本の1.03倍 |
25.4万円 | 1,082円 | +37.0% 名目+71.1% |
10,320ウォン/時 | +2.9% | 2026/01/01 | 10,700ウォン/時 2027/01/01〜 | |
| 16 | 日本 アジア・地域別最低賃金の全国加重平均(都道府県ごとに決める) |
1,177円 | 20.4万円 | 1,177円 | +22.7% 名目+43.0% |
1,177円/時 | +5.0% | 2026/10/01 | — | |
| 25 | 台湾 アジア・時給は196台湾ドル(2027年1月から205台湾ドル) |
947円 日本の0.80倍 |
14.3万円 | 1,369円 | +26.2% 名目+47.4% |
29,500台湾ドル/月 | +3.2% | 2026/01/01 | 30,900台湾ドル/月 2027/01/01〜 | |
| 29 | 香港 アジア・法定の最低賃金(時給)。法定の労働時間がないため月額は週40時間で換算 |
865円 日本の0.73倍 |
15.0万円 | 742円 | +11.3% 名目+32.6% |
43.10香港ドル/時 | +2.4% | 2026/05/01 | — | |
| 33 | マカオ アジア・月額7,280パタカ |
682円 日本の0.58倍 |
14.2万円 | 751円 | 2020年から | 35パタカ/時 | +2.9% | 2026/01/01 | — | |
| 46 | 中国(上海市) アジア・全国一律の額はなく省・市ごとに決める。上海市の月額(北京市は2,540元)。本人負担の社会保険料を含まない |
374円 日本の0.32倍 |
6.5万円 | 448円 | +9.6% 名目+25.1% |
2,740元/月 | +1.9% | 2025/07/01 | — | |
| 47 | マレーシア アジア・2027年6月から2,000リンギ(中小企業の一部は除く) |
338円 日本の0.29倍 |
6.6万円 | 608円 | +42.1% 名目+70.0% |
1,700リンギ/月 | +13.3% | 2025/02/01 | — | |
| 49 | インドネシア(ジャカルタ) アジア・州の最低賃金(UMP)。県・市でさらに高い所がある |
287円 日本の0.24倍 |
5.0万円 | 659円 | +39.2% 名目+84.8% |
5,729,876ルピア/月 | +6.2% | 2026/01/01 | — | |
| 53 | タイ(バンコク) アジア・県ごとに337〜400バーツ。バンコクなどの日額 |
233円 日本の0.20倍 |
4.9万円 | 472円 | +17.8% 名目+33.3% |
400バーツ/日 | +7.5% | 2025/07/01 | — | |
| 54 | フィリピン(マニラ首都圏) アジア・非農業の日額(地域ごとに決める) |
233円 日本の0.20倍 |
4.9万円 | 460円 | +4.8% 名目+53.8% |
755ペソ/日 | +8.6% | 2026/09/26 | — | |
| 57 | モンゴル アジア |
206円 日本の0.17倍 |
3.5万円 | 323円 | +90.5% 名目+312.5% |
792,000トゥグルグ/月 | +20.0% | 2025/04/01 | 1,000,000トゥグルグ/月 2027/01/01〜 | |
| 60 | カザフスタン アジア |
170円 日本の0.14倍 |
3.0万円 | 239円 | +52.8% 名目+271.8% |
85,000テンゲ/月 | +21.4% | 2024/01/01 | — | |
| 62 | カンボジア(縫製業) アジア・縫製・製靴業の最低賃金(ドル建て) |
159円 日本の0.13倍 |
3.3万円 | 283円 | +12.4% 名目+50.0% |
210ドル/月 | +1.0% | 2026/01/01 | 212ドル/月 2027/01/01〜 | |
| 63 | ベトナム(第1地域) アジア・ハノイ・ホーチミン市などの第1地域。2027年は570万ドンの予定 |
156円 日本の0.13倍 |
3.2万円 | 345円 | +9.8% 名目+51.7% |
5,310,000ドン/月 | +7.1% | 2026/01/01 | — | |
| 64 | インド(デリー) アジア・州ごと・技能ごとに決める。デリー準州の非熟練労働者 |
147円 日本の0.12倍 |
3.1万円 | 417円 | +19.9% 名目+89.8% |
18,456ルピー/月 | +2.2% | 2025/04/01 | — | |
| 66 | パキスタン(連邦) アジア・非熟練労働者。州ごとにも決める(パンジャブ州は40,000ルピー) |
111円 日本の0.09倍 |
2.3万円 | 264円 | +2.8% 名目+190.7% |
40,700ルピー/月 | +10.0% | 2026/07/01 | — | |
| 69 | バングラデシュ(縫製業) アジア・全国の最低賃金はなく業種別。縫製業 |
76円 日本の0.06倍 |
1.6万円 | 174円 | +18.5% 名目+135.8% |
12,500タカ/月 | +56.2% | 2023/12/01 | — | |
| 70 | スリランカ アジア・全国の最低賃金(日額1,200ルピー) |
73円 日本の0.06倍 |
1.4万円 | 160円 | +29.1% 名目+200.0% |
30,000ルピー/月 | +11.1% | 2026/01/01 | — |
推移の注意:マカオ=一般の最低賃金は2020年11月から。マレーシア=2016〜2018年は半島部の額。スリランカ=2025年に別枠の手当(月2,500〜3,500ルピー)を本給にまとめたため、2025年以降は手当を含む額。
| シンガポール | 一般の最低賃金はなく、清掃・警備などは業種別の賃金制度(PWM) |
各国の法律で決めた最低賃金(全国一律の額。地域・業種で違う国は代表の地域・業種)を、時給と月額(フルタイム)に直して円に換算しています。月額は「時給 × 週の法定労働時間 × 52 ÷ 12」、日額の国は「日額 × 月の日数」、月額の国はその額(年14回払いのスペイン・ギリシャ・ポルトガルは12か月にならした額)です。法定の時給や月額が別に決まっている国(台湾・韓国・フランスなど)はその額を使っています。日本は地域別最低賃金の全国加重平均、アメリカは連邦の額です。
「物価をならした時給」は、為替の代わりに IMF の購買力平価(2026年)で、日本の物価の水準に直した額です。「10年の伸び」は2016年12月31日の額から今の額までの伸びで、実質はその国の消費者物価の上昇(IMF・2017〜2026年。2026年は見通し)を引いた伸びです。推移の線は各年12月31日の額(現地通貨)です。
税・社会保険料を引く前の額です。為替は毎日更新します。日本の都道府県別・アメリカの州別の最低賃金 → このページの英語版 →