ヨーロッパの最低賃金ランキング(円換算・2026年)

72か国の法定最低賃金を、時給と月額(フルタイム)で円に直して比べました。1位はオーストラリアの時給2,927円、日本は全国加重平均の時給1,177円で16位です。 物価の違いをならすと日本は17位、この10年の伸びは物価の上昇を引いて+22.7%(67か国中30位)です。 円換算は2026/11/01の為替(1ドル157.25円・1ユーロ175.8円など)です。

1位
オーストラリア
時給2,927円
日本の順位
16位/72か国
時給1,177円・月20万円
物価をならすと
日本は17位
1位はオランダ(日本の物価で時給1,842円)
日本の10年の伸び
+22.7%
物価の上昇を引いた実質(名目は+43.0%)
アメリカ(連邦)
1,140円
時給$7.25・2009年から据え置き
すべての国アジアオセアニアヨーロッパ南北アメリカ中東・アフリカ日本の都道府県・アメリカの州職業別の平均月収(世界)

時給(円) 物価をならした時給 10年の伸び 一覧の表

時給(円換算)の高い順

2. ルクセンブルク
2,817円
3. イギリス
2,681円
4. オランダ
2,636円
5. アイルランド
2,488円
6. ドイツ
2,444円
7. ベルギー
2,385円
8. フランス
2,165円
12. スロベニア
1,503円
13. スペイン
1,445円
14. リトアニア
1,240円
18. ポーランド
1,107円
19. キプロス
1,104円
20. ポルトガル
1,089円
21. ギリシャ
1,089円
22. クロアチア
1,065円
23. マルタ
1,009円
24. エストニア
960円
26. チェコ
934円
27. スロバキア
928円
28. ハンガリー
895円

物価をならした時給(日本の物価で円)

為替ではなく購買力平価(同じものを買うのに必要なお金の比)で円に直した時給です。「その国の最低賃金で、日本でいうと時給いくら分の暮らしができるか」の目安になります。

1. オランダ
1,842円
2. ドイツ
1,820円
3. アイルランド
1,812円
4. イギリス
1,810円
5. ベルギー
1,806円
6. フランス
1,802円
7. ルクセンブルク
1,762円
11. スロベニア
1,397円
13. ポーランド
1,367円
14. リトアニア
1,306円
15. スペイン
1,294円
16. クロアチア
1,208円
18. ギリシャ
1,090円
20. ルーマニア
1,069円
21. キプロス
1,053円
22. ポルトガル
1,030円
23. セルビア
964円
24. マルタ
963円
25. チェコ
943円
26. ハンガリー
937円

10年の伸び(2016年末 → 今・物価の上昇を引いた実質)

現地通貨の最低賃金がこの10年でどれだけ上がったかを、その国の物価の上昇を引いて比べました(名目の伸びは一覧の表に)。マイナスは物価の上昇に追いつかず、買えるものが減ったことを表します。

2. ウクライナ
+98.1%
3. ロシア
+95.1%
4. セルビア
+92.0%
5. ブルガリア
+90.8%
7. ルーマニア
+89.6%
8. リトアニア
+85.8%
9. クロアチア
+74.8%
10. ハンガリー
+66.2%
11. ポーランド
+59.7%
15. スロバキア
+45.5%
…
50. ルクセンブルク
+9.4%
52. オランダ
+9.0%
54. マルタ
+6.9%
55. ベルギー
+5.7%
60. フランス
+0.2%

ヨーロッパの最低賃金の一覧

見出しを押すと並べ替えられます。月額は週の法定労働時間(国ごと)で働いた場合の額で、年14回払いの国は12か月にならしています。順位は全72か国の中の順位です。

順位国・地域時給(円)月額(円)物価をならした時給推移(10年)10年の伸び(実質)現地の額前回比発効日次の改定
2 ルクセンブルク
ヨーロッパ・18歳以上の非熟練労働者(熟練は2割増し)
2,817円
日本の2.39倍
48.7万円 1,762円 +9.4%
名目+44.1%
2,771.33ユーロ/月 +2.5% 2026/06/01 —
3 イギリス
ヨーロッパ・全国生活賃金(21歳以上)
2,681円
日本の2.28倍
46.5万円 1,810円 +24.2%
名目+76.5%
12.71ポンド/時 +4.1% 2026/04/01 —
4 オランダ
ヨーロッパ・21歳以上の時給。月額はEurostatと同じ週36時間で換算
2,636円
日本の2.24倍
41.1万円 1,842円 +9.0%
名目+52.2%
14.99ユーロ/時 +1.9% 2026/07/01 15.29ユーロ/時
2027/01/01〜
5 アイルランド
ヨーロッパ・成人の時給
2,488円
日本の2.11倍
42.0万円 1,812円 +22.5%
名目+54.6%
14.15ユーロ/時 +4.8% 2026/01/01 14.94ユーロ/時
2027/01/01〜
6 ドイツ
ヨーロッパ・最低賃金委員会の決定
2,444円
日本の2.08倍
42.4万円 1,820円 +21.0%
名目+63.5%
13.90ユーロ/時 +8.4% 2026/01/01 14.60ユーロ/時
2027/01/01〜
7 ベルギー
ヨーロッパ・18歳以上の全国最低月額。物価に連動して改定
2,385円
日本の2.03倍
39.3万円 1,806円 +5.7%
名目+45.8%
2,233.61ユーロ/月 +2.0% 2026/07/01 —
8 フランス
ヨーロッパ・SMIC。物価の上昇で6月に自動で改定。月額は週35時間(月151.67時間)
2,165円
日本の1.84倍
32.8万円 1,802円 +0.2%
名目+27.3%
12.31ユーロ/時 +2.4% 2026/06/01 —
12 スロベニア
ヨーロッパ
1,503円
日本の1.28倍
26.1万円 1,397円 +38.0%
名目+87.4%
1,481.88ユーロ/月 +16.0% 2026/01/01 —
13 スペイン
ヨーロッパ・全産業一律最低賃金(SMI)。年14回払い(年17,094ユーロ)。月額は12か月にならした額
1,445円
日本の1.23倍
25.0万円 1,294円 +41.4%
名目+86.4%
1,221ユーロ/月 +3.1% 2026/01/01 —
14 リトアニア
ヨーロッパ
1,240円
日本の1.05倍
20.3万円 1,306円 +85.8%
名目+203.4%
1,153ユーロ/月 +11.1% 2026/01/01 1,245ユーロ/月
2027/01/01〜
18 ポーランド
ヨーロッパ
1,107円
日本の0.94倍
19.2万円 1,367円 +59.7%
名目+159.8%
4,806ズウォティ/月 +3.0% 2026/01/01 4,950ズウォティ/月
2027/01/01〜
19 キプロス
ヨーロッパ・雇用6か月以降の額(最初の6か月は979ユーロ)
1,104円
日本の0.94倍
19.1万円 1,053円 2023年から 1,088ユーロ/月 +8.8% 2026/01/01 —
20 ポルトガル
ヨーロッパ・年14回払い(月額は12か月にならした額)。2027年は970ユーロの方針
1,089円
日本の0.93倍
18.9万円 1,030円 +35.4%
名目+73.6%
920ユーロ/月 +5.7% 2026/01/01 —
21 ギリシャ
ヨーロッパ・年14回払い(月額は12か月にならした額)
1,089円
日本の0.93倍
18.9万円 1,090円 +22.7%
名目+57.0%
920ユーロ/月 +4.5% 2026/04/01 —
22 クロアチア
ヨーロッパ
1,065円
日本の0.91倍
18.5万円 1,208円 +74.8%
名目+153.6%
1,050ユーロ/月 +8.2% 2026/01/01 1,130ユーロ/月
2027/01/01〜
23 マルタ
ヨーロッパ・18歳以上の週給(時給5.74ユーロ)
1,009円
日本の0.86倍
17.5万円 963円 +6.9%
名目+36.6%
229.44ユーロ/週 +3.5% 2026/01/01 —
24 エストニア
ヨーロッパ
960円
日本の0.82倍
16.6万円 858円 +32.4%
名目+120.0%
946ユーロ/月 +6.8% 2026/04/01 —
26 チェコ
ヨーロッパ
934円
日本の0.79倍
16.2万円 943円 +43.6%
名目+126.3%
22,400コルナ/月 +7.7% 2026/01/01 24,900コルナ/月
2027/01/01〜
27 スロバキア
ヨーロッパ
928円
日本の0.79倍
16.1万円 931円 +45.5%
名目+125.9%
915ユーロ/月 +12.1% 2026/01/01 972ユーロ/月
2027/01/01〜
28 ハンガリー
ヨーロッパ・熟練労働者の保証最低賃金はこれより高い
895円
日本の0.76倍
15.5万円 937円 +66.2%
名目+190.8%
322,800フォリント/月 +11.0% 2026/01/01 —
30 ルーマニア
ヨーロッパ
821円
日本の0.70倍
14.2万円 1,069円 +89.6%
名目+246.0%
4,325レイ/月 +6.8% 2026/07/01 —
31 ラトビア
ヨーロッパ
791円
日本の0.67倍
13.7万円 792円 +35.1%
名目+110.8%
780ユーロ/月 +5.4% 2026/01/01 —
32 セルビア
ヨーロッパ・法定額は手取りの時給371ディナール(2027年は405)。ここはEurostatの総額の月額
753円
日本の0.64倍
13.0万円 964円 +92.0%
名目+207.3%
87,207ディナール/月 — 2026/01/01 —
34 ブルガリア
ヨーロッパ・2026年にユーロを導入(前回は1,077レフ=約550.66ユーロ)
629円
日本の0.53倍
10.9万円 759円 +90.8%
名目+188.8%
620.20ユーロ/月 +12.6% 2026/01/01 —
36 トルコ
ヨーロッパ・総支給額(手取りは28,075.50リラ)
534円
日本の0.45倍
10.4万円 757円 +34.7%
名目+1905.5%
33,030リラ/月 +27.0% 2026/01/01 —
48 ロシア
ヨーロッパ・連邦の最低賃金。地域でこれより高い額を決められる
306円
日本の0.26倍
5.3万円 470円 +95.1%
名目+261.2%
27,093ルーブル/月 +20.7% 2026/01/01 —
59 ウクライナ
ヨーロッパ
173円
日本の0.15倍
3.0万円 332円 +98.1%
名目+440.4%
8,647フリブニャ/月 +8.1% 2026/01/01 —

推移の注意:イギリス=対象は25歳以上(〜2021年3月)、23歳以上(〜2024年3月)、21歳以上(2024年4月〜)。オランダ=2023年までは週36時間の月額から出した時給。リトアニア=2019年の大きな伸びは、社会保険料を雇用主負担から本人負担へ移したときの上乗せ(実際の賃上げではない)。キプロス=全国の最低賃金は2023年から。クロアチア=2022年まではクーナの額をユーロに直した額。ルーマニア=2018年の大きな伸びは、社会保険料を本人負担へ移したときの上乗せ(実際の賃上げではない)。セルビア=Eurostat の総額の月額(2025年は同じ方法で出した額)。ブルガリア=2025年まではレフの額をユーロに直した額。

法定の全国最低賃金がない国

スイス全国の最低賃金はなく、一部の州が決める(ジュネーブ州は時給24.59フランで、州の額としては世界最高水準)
オーストリア法定の最低賃金はなく、産業別の労働協約で決める
デンマーク法定の最低賃金はなく、産業別の労働協約で決める
フィンランド法定の最低賃金はなく、産業別の労働協約で決める
イタリア法定の最低賃金はなく、産業別の労働協約で決める
スウェーデン法定の最低賃金はなく、産業別の労働協約で決める
ノルウェー法定の最低賃金はなく、産業別の労働協約で決める
アイスランド法定の最低賃金はなく、産業別の労働協約で決める
見かた

各国の法律で決めた最低賃金(全国一律の額。地域・業種で違う国は代表の地域・業種)を、時給と月額(フルタイム)に直して円に換算しています。月額は「時給 × 週の法定労働時間 × 52 ÷ 12」、日額の国は「日額 × 月の日数」、月額の国はその額(年14回払いのスペイン・ギリシャ・ポルトガルは12か月にならした額)です。法定の時給や月額が別に決まっている国(台湾・韓国・フランスなど)はその額を使っています。日本は地域別最低賃金の全国加重平均、アメリカは連邦の額です。

「物価をならした時給」は、為替の代わりに IMF の購買力平価(2026年)で、日本の物価の水準に直した額です。「10年の伸び」は2016年12月31日の額から今の額までの伸びで、実質はその国の消費者物価の上昇(IMF・2017〜2026年。2026年は見通し)を引いた伸びです。推移の線は各年12月31日の額(現地通貨)です。

税・社会保険料を引く前の額です。為替は毎日更新します。日本の都道府県別・アメリカの州別の最低賃金 → このページの英語版 →

出典:各国の労働省・官報、Eurostat(earn_mw_cur)、WSI Minimum Wage Database、WageIndicator Foundation など(2026年10月時点)。購買力平価・消費者物価は IMF World Economic Outlook(2026年10月)。為替は ExchangeRate-API(open.er-api.com)、ドルは ECB の参考レート。掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。