通訳ガイド

観光 職業分類:09_058-01 信頼度 ★★★★☆

別名:観光通訳案内人、通訳案内士、通訳案内人

来日した外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をする。

平均年収
403万円
レンジ 290〜657万円
最高年収の目安
657万円
上位10% 572万円
5年後の予想年収
462万円推定
2031年
10年後の予想年収
531万円推定
457〜616万円
将来性
56/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
46%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.63倍

仕事内容

来日した外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をする。以下ではこの仕事を通訳案内という。
 通訳ガイド(ここでは、資格の有無を問わず、通訳案内を行う者のことを表す。)は、空港での出迎えから始まり、旅行者に滞在期間中付き添う「添乗員」としての役割もある。また企業視察、研修など観光以外の目的で、外国人が来日するケースもあり、関係官庁や工場などの訪問では、専門用語も含めて通訳する。
 「通訳」と「案内」を兼ねるため、外国語が堪能で、広く豊富な知識をもつことが求められる。また、相手が何を欲しているか、相手の心の内を思いやることが重要で、相手の立場になって正確に日本の情報を伝える必要がある。外国人旅行者にとって、接した通訳ガイドが日本の印象につながるため、通訳ガイドはこれを意識して外国人旅行者と接する必要がある。

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

外国人旅行者に付き添って日本各地をめぐるため、職場は全国に及ぶ。
 観光業者の専属になっている通訳ガイドもいるが、ほとんどは個人事業主として仕事を請け負っている。
 収入は、請け負う観光客数に左右され、季節的な変動も大きい。一日の基本料金として人数に応じて30,000~36,000円程度を設定している通訳案内士関係団体もある(2020年3月時点)。
 労働時間は、基本的に仕事を請け負った際の条件・内容によって決まる。空港に到着してから離陸するまでの間、旅行者が必要とするときには通訳することになる。
 外国人旅行者は、新型コロナウイルス感染症拡大以前との比較では回復しはじめている。特に、中国、東南アジアなど近隣の国や欧米等からの旅行者が増加しているため今後も需要が見込まれる。
*国土交通省 観光庁 観光資源課、通訳案内士の就業実態等について

通訳ガイドの年収

通訳ガイドの平均年収は403万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」・全国)。中央値の目安は374万円、年収レンジは290〜657万円、上位10%は572万円です。

平均年収
403万円
中央値(目安)
374万円
最低年収の目安
290万円
未経験・20代前半
上位10%
572万円
最高年収の目安
657万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,928円
短時間労働者 1,355円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.6万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の通訳ガイドの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

通訳ガイドの時給1,928円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
311万円
30代
363万円
40代
407万円
50代
446万円

平均年収と平均年齢(43.4歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
306万円
1〜3年
338万円
3〜5年
370万円
5〜10年
412万円
10年以上
461万円

雇用形態別の年収推定

正社員 403万円パート・アルバイト 169万円フリーランス・自営 423万円契約社員・派遣社員 314万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年386万円———
2022年382万円———
2023年394万円—1.72倍22万円
2024年396万円—1.71倍22.7万円
2025年403万円—1.63倍23.6万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

通訳ガイドの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在403万円 → 3年後 437万円 → 5年後 462万円 → 10年後 531万円(10年後の予想レンジ 457〜616万円)。年率の伸びは+2.8%と見ています。

403万円
現在
2026年
437万円
3年後
2029年
404〜476万円
462万円
5年後
2031年
417〜515万円
531万円
10年後
2036年
457〜616万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.21%求人賃金の勢い +0.76%AIの影響 +0.03%合計 +2.8%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

通訳ガイドの将来性スコア

56/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で174位
AI耐性
54点
参入障壁
91点
年収水準
22点
求人需要
50点
賃金の勢い
80点
人手不足(平均年齢)
52点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

通訳ガイドのAI代替リスク

46%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中270位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

通訳ガイドの求人需要

有効求人倍率
1.63倍
全職業で266位
求人需要
ふつう
57/100
求人賃金(月額)
23.6万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.4歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+8.5%
推定
10年後の求人数
+15.4%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:ツアーガイド・添乗員の年収・将来性

通訳ガイドに当たるアメリカの職業「ツアーガイド・添乗員」(米国の職業分類 39-7011)の年収の中央値は約0万円(—・1ドル157.25円で換算)。

日本:通訳ガイドアメリカ:ツアーガイド・添乗員
年収(日本=平均・米国=中央値)403万円—
上位10%572万円—
10年後の予想年収531万円—
将来性スコア5658
AI代替リスク46% 中程度37% 低い
求人需要求人倍率 1.63倍雇用の増減予測 —
・BLS
就業者数——
時給(平均)1,928円
最低賃金の1.6倍
—
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

通訳ガイドは国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、通訳ガイドだけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

通訳ガイドに必要なスキル・資格

必要スキル

外国語を聞く
5.9
説明力
5.7
外国語で話す
5.6
外国語を読む
5.6
傾聴力
5.5
他者の反応の理解
5.1
外国語で書く
5.1
読解力
4.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

外国語の語彙・文法
3.7
顧客サービス・対人サービス
3.0
歴史学・考古学
2.8
日本語の語彙・文法
2.7
哲学・宗教学
2.3
芸術
2.3
地理学
2.1
社会学
2.0

仕事の中身(よく行う活動)

仕事に関連する知識を更新し、活用する情報を取得するスケジュールを作成する継続的に状況を把握する人間関係を構築し、維持する意思決定と問題解決を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める組織外の人々とコミュニケーションを取る

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

通訳ガイドになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

この仕事に就くにあたって学歴は問われない。資格については、以前は、有償で通訳ガイドを行う場合は「通訳案内士」又は「地域限定通訳案内士・地域特例通訳案内士(現在の「地域通訳案内士」)」の資格が必要であったが、関連法の改正により2018年1月より資格持たなくても通訳案内が行えるようになった。ただし、「全国通訳案内士」や「地域通訳案内士」又はこれに類似する名称は資格がなければ使用することはできない。
 関連資格の「全国通訳案内士」は、「全国通訳案内士試験」に合格後、都道府県知事に登録を受ける必要がある。「地域通訳案内士」は、各自治体が作成し、観光庁が同意した計画に基づき実施した研修の受講等により登録をすることができる。こうした資格を取得している場合には語学力やガイドスキルなど一定の証明になる。
 通訳ガイドは、通訳案内士関係団体、旅行業者、通訳ガイド派遣会社等に登録し、通訳ガイドを希望する外国人旅行者や団体を紹介してもらう場合が多い。育児等との両立を図りながら仕事をする主婦、セカンドキャリアをめざす高齢者や転職を希望して資格を取得するケースもある。

通訳ガイドのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「42 その他のサービス職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。