クリーニング師
別名:アイロン仕上工(クリーニング)、クリーニング工、クリーニング仕上工、クリーニングプレス工、しみ抜き工、ドライクリーニング工、リネンサプライ業従事者(洗濯・洗濯仕上げに従事するもの)
クリーニング店やクリーニング工場において、衣類、皮革製品や特殊素材などのクリーニング処理を行う。
仕事内容
クリーニング師は、公衆衛生及び洗濯処理に関する専門知識を併せ持ったクリーニング店の管理責任者である。クリーニング業法では、取次のみを行う店を除き、クリーニング店には1人以上のクリーニング師を置かなければならないと定められている。
お客から洗濯物を受け取ると、相互確認の上、洗濯表示、素材を確認し分類する。更に、汚れのひどいものと少ないものを見きわめ、ドライクリーニング機あるいは水洗機にかけ、洗い上がるとプレス機、アイロンなどで仕上げて綺麗にたたみ、包装する。デザインや素材、汚れのつき具合も確認し、適切な洗濯方法を判断する。たくさんの人が着用している衣類を同時に洗うため、衛生には厳重に注意を払う必要がある。
洗濯の他に、和服や毛皮、じゅうたんなどの保管も行う場合もある。また、はっ水・防水加工、防虫加工、ひだの折り目加工などの各種加工や補修を引き受けることもある。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
ドライクリーニング機、水洗機、プレス機、アイロン、ドライ機、ランドリー機、プレス機
主なタスク
- クリーニングに伴うリスクを客に説明し、了解を得る。(実施率 1%)
- 衣類の回収数と納品数を確認する。(実施率 1%)
- 商品を受け取るときに、ポケット等に何か入っていないか確認する。(実施率 1%)
- クリーニングする物を調べて、色、布、汚れ具合、クリーニング方法に従って分類する。(実施率 1%)
- アイロンやプレス機を使用して、品物にアイロンをかけたりプレスをする。(実施率 1%)
- デリケートな素材の品や毛皮のライニングを手洗いする。(実施率 1%)
- 汚れやシミの部分洗いをする。(実施率 1%)
- クリーニングの代金を会計する。(実施率 1%)
- 機械のフィルターをきれいにし、装置に潤滑剤を注す。(実施率 1%)
- 作業者に技術を指導する。(実施率 1%)
- 宅配する仕上がり品を仕分ける。(実施率 1%)
- 洗濯後の衣類をたたむ。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
クリーニング店で勤務する人の年齢層としては、50歳代の割合が22%程度と高くなっている。また、クリーニング師として従事している人数は、32,525人となっている(2024年時点*)。
クリーニング店については、約半数が個人経営の店舗であるが、近年はチェーン店の台頭等により個人経営の店舗数は減少傾向にある。
クリーニング業には繁忙期と閑散期があり、各家庭で衣替えが行われる4~6月、10~11月は仕事量が多く労働時間が長くなるが、逆に7~8月はカジュアルな夏服が中心のため仕事量が減る。このため、年間を通じての変形労働時間制を採用している店も多い。
*厚生労働省 令和6年度衛生行政報告
クリーニング師の年収
クリーニング師の平均年収は298万円(令和7年賃金構造基本統計調査「クリーニング職,洗張職」・全国)。中央値の目安は277万円、年収レンジは215〜486万円、上位10%は424万円です。
あなたの年収は、同じ年代のクリーニング師の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
クリーニング師の時給1,462円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.2倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(47.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 286万円 | — | — | — |
| 2022年 | 267万円 | — | — | — |
| 2023年 | 287万円 | — | 3.27倍 | 25.6万円 |
| 2024年 | 297万円 | — | 3.22倍 | 26.6万円 |
| 2025年 | 298万円 | — | 3.13倍 | 27.2万円 |
クリーニング師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在298万円 → 3年後 329万円 → 5年後 351万円 → 10年後 413万円(10年後の予想レンジ 355〜480万円)。年率の伸びは+3.3%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
クリーニング師の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
クリーニング師のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
クリーニング師の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:クリーニング店の作業員の年収・将来性
クリーニング師に当たるアメリカの職業「クリーニング店の作業員」(米国の職業分類 51-6011)の年収の中央値は約549万円($34,890・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収298万円の1.8倍です。
| 日本:クリーニング師 | アメリカ:クリーニング店の作業員 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 298万円 | 549万円 $34,890 |
| 上位10% | 424万円 | 679万円 $43,190 |
| 10年後の予想年収 | 413万円 | 747万円 $47,500 |
| 将来性スコア | 52 | 51 |
| AI代替リスク | 25% 低い | 35% 低い |
| 求人需要 | 求人倍率 3.13倍 | 雇用の増減予測 +4.3% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 19.8万人 |
| 時給(平均) | 1,462円 最低賃金の1.2倍 | 2,516円 $16.00 連邦最低賃金の2.2倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 学歴不問 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる
クリーニング師は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。
「サービス・販売職」全体の平均で、クリーニング師だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →
クリーニング師に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★☆☆☆☆ やさしい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
クリーニング師になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
試験学科は衛生法規に関する知識、公衆衛生に関する知識、洗濯物の処理に関する知識等であり、実地試験はワイシャツのアイロン仕上げ、繊維の識別、しみの識別等である。
3年ごとに最新の知識習得、技術研鑽を目的とした資格の更新講習がある。
現場で技術や経営法を学び、免許を取り、独立開業することもできる。お客に対する奉仕の気持ちがあり、汚れの原因を究明して対処する粘り強さ、客の品物を預かって確実に返すという責任感などが求められる。
クリーニング師のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。