ビル清掃
別名:ガラス清掃員、トイレ清掃員(ビル・建物)、ビル清掃員、ポリッシャー(自動床洗浄機)作業員、床磨作業員
オフィスビルをはじめ、店舗、学校、病院など、様々な建物の清掃を行う。
仕事内容
ビル清掃には、大きく分けて室外清掃と室内清掃がある。室外清掃では外壁や窓ガラス、屋上、玄関などビルの外側の清掃を行う。室内清掃では、床、壁や天井、ドア・ガラス、照明器具や吸排気口、トイレや湯沸かし室などの清掃とゴミの回収を行う。
室内清掃のうち床の清掃については、建材に合わせた清掃方法で行う。塩化ビニールタイルなどの弾性床材の床では、日常的にはダストモップや自在ぼうきなどでちりやほこりを取り除く作業を行い、定期的には床に付着した汚れをモップで拭き取った上で、汚れや傷みから建材を守るためにワックスがけを行う。カーペットの床では、掃除機でほこりを取り除き、必要に応じてしみ抜きや洗浄を行う。
トイレや洗面室など汚れやすい箇所は、1日に数回見回って念入りに清掃し、トイレットペーパーなどを補充する。事務所や店舗など昼間使用される場所では、夜間や早朝にゴミの回収や清掃を行う。毎日行う日常清掃では、毎日頻繁に使用され、汚れの激しい場所の清掃を行い、1週間から1ヶ月に一回行う定期清掃では、汚れの少ない場所や日常清掃で十分にできない場所の念入りな清掃、損傷部分の補修、内装材の保護処理などを行う。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
ダストモップ、自在ぼうき
主なタスク
- トイレ掃除を行い、トイレットペーパーやペーパータオルを補充する。(実施率 1%)
- ほうきやダストモップまたは掃除機をかけて床のちりや埃を取り除く。(実施率 1%)
- ゴミ箱のゴミを収集する。(実施率 1%)
- 回収したゴミを分別する。(実施率 1%)
- 汚物を収集し、台車を使って搬出する。(実施率 0%)
- 溶剤、ブラシ、雑巾、掃除機を使用して、ガラスや金属製器具を掃除する。(実施率 1%)
- 清掃に使用する消耗品や道具を管理する。(実施率 1%)
- 顧客であるビルの管理者等の要望を聞き、対応をとる。(実施率 1%)
- 洗浄液、道具、装置を使用し、床を拭き、こすって洗う。(実施率 1%)
- 家具、壁、機械、装置のほこりを掃除する。(実施率 1%)
- 建物周りの道路の清掃をする。(実施率 1%)
- 外装や窓ガラスを洗う。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
パートタイマーが多く、学生アルバイトもいるが、就業者は中高年齢者と女性の割合が大きい。高所作業などのある屋外清掃では男性が多く、パートタイマーでは女性が多い。なお、パートタイマーの場合の就業時間は3~4時間程度の短時間勤務で、週に3~4日程度の出勤となることが多い。他の仕事からの転職者も多く、入職・離職が多いという特徴がある。
賃金形態は、正社員は月給制、パートタイマーやアルバイトは日給制又は時間給制の場合が多い。
契約先の営業時間外に清掃をしなければならない施設もあり、早朝や夜間に作業を行う場合もある。
ビル清掃の年収
ビル清掃の平均年収は297万円(令和7年賃金構造基本統計調査「ビル・建物清掃員」・全国)。中央値の目安は277万円、年収レンジは214〜485万円、上位10%は422万円です。
あなたの年収は、同じ年代のビル清掃の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
ビル清掃の時給1,502円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.3倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(52.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 265万円 | — | — | — |
| 2022年 | 280万円 | — | — | — |
| 2023年 | 278万円 | — | 1.66倍 | 20.8万円 |
| 2024年 | 286万円 | — | 1.42倍 | 21.4万円 |
| 2025年 | 297万円 | — | 1.22倍 | 22.3万円 |
ビル清掃の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在297万円 → 3年後 326万円 → 5年後 347万円 → 10年後 405万円(10年後の予想レンジ 349〜471万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
ビル清掃の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
ビル清掃のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
ビル清掃の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:ビル清掃員の年収・将来性
ビル清掃に当たるアメリカの職業「ビル清掃員」(米国の職業分類 37-2011)の年収の中央値は約579万円($36,840・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収297万円の1.9倍です。
| 日本:ビル清掃 | アメリカ:ビル清掃員 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 297万円 | 579万円 $36,840 |
| 上位10% | 422万円 | 790万円 $50,270 |
| 10年後の予想年収 | 405万円 | 789万円 $50,200 |
| 将来性スコア | 55 | 50 |
| AI代替リスク | 11% 非常に低い | 20% 非常に低い |
| 求人需要 | 求人倍率 1.22倍 | 雇用の増減予測 +2.2% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 221.0万人 |
| 時給(平均) | 1,502円 最低賃金の1.3倍 | 2,830円 $18.00 連邦最低賃金の2.5倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 学歴不問 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:単純作業の平均月収を国別に比べる
ビル清掃は国際標準職業分類で「単純作業」に入ります。133か国・地域の単純作業の平均月収を円に直すと、日本は月28.8万円で21位、1位はデンマークの月71.7万円です。アメリカは月57万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は18位です。
「単純作業」全体の平均で、ビル清掃だけの値ではありません(清掃員、倉庫・運搬・積み下ろし、包装、土木作業員など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.7万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。単純作業の世界ランキングを全部見る →
ビル清掃に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★☆☆☆☆ やさしい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
ビル清掃になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
正社員として入社した場合は、経験を積んで現場責任者になると、作業計画や人員配置計画を立てる仕事も行う。
関連する資格として、厚生労働省が認定する技能検定の「ビルクリーニング技能士」の資格があり、資格を取得すると技術の証明として評価される。「ビルクリーニング技能士」の1級は、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」にもとづく建築物清掃業の事業登録を行う場合、清掃作業監督者になるために必要な資格である。
建材・洗剤の知識や、機械や洗剤・床維持剤の使い方などの作業方法について習得する必要がある。
顧客の事務所や店舗で作業をするため、顧客の信頼を得ることが重要である。きれい好きで几帳面な人、共同作業が多いことからチームワークで仕事ができる人が向いている。
ビル清掃のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。