調教師
別名:馬調教師
馬主から預かった競走馬を管理するため、事業主として厩舎を持ち、厩舎スタッフ(調教助手・厩務員)を雇用して競走馬の調教を行う。
仕事内容
調教師は、牧場で2歳前後まで育成された競走馬を所有する馬主と預託契約を締結し、個々の競走馬の適性を見極め、その馬に合った調整方法等を育成牧場と連絡を取りながら調教を進め、トレーニングセンター入厩後は、自身が雇用する厩舎スタッフに調教方法(スピード・距離・調教場等)や日常の世話(競走馬の生活環境の管理と計画的なコンディション作り等)についての指示を出し、競走馬それぞれの能力を十分に発揮できるようコンディション調整を行い、競馬場で開催される競走に出走させる。
競馬には、日本中央競馬会(JRA)が主催する中央競馬と都道府県や市町村など地方公共団体が主催する地方競馬がある。中央競馬では平均して、一人の調教師が20頭の馬房を中央競馬会から借り入れ、12名前後の厩舎スタッフを雇用し、馬主からの委任を受けて出走したい競走に出馬投票を行い、預託している競走馬を当該競走に出走させる職業である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
労働条件の特徴
中央競馬の調教師は192名となっている(2025年10月時点確認*)地方競馬では、各地方競馬場の厩舎かトレーニングセンターで勤務する。
事業主である調教師の収入は、預託馬が競走で獲得した賞金の一部が主な収入となり、競走成績がよければ、その分の収入は多くなるシステムとなっている。
*日本中央競馬会、日本中央競馬会ホームページより
「美浦トレーニング・センター:トレセンとは」
「栗東トレーニング・センター:トレセンとは」
調教師の年収
調教師の平均年収は583万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない専門的職業従事者」・全国)。中央値の目安は542万円、年収レンジは393〜1,011万円、上位10%は868万円です。
あなたの年収は、同じ年代の調教師の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
調教師の時給2,876円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(41.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 584万円 | — | — | — |
| 2022年 | 580万円 | — | — | — |
| 2023年 | 551万円 | — | 0.92倍 | 23.8万円 |
| 2024年 | 591万円 | — | 0.81倍 | 24.5万円 |
| 2025年 | 583万円 | — | 0.77倍 | 25.7万円 |
調教師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在583万円 → 3年後 636万円 → 5年後 674万円 → 10年後 778万円(10年後の予想レンジ 669〜903万円)。年率の伸びは+2.9%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
調教師の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
調教師のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
調教師の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
調教師に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
必要資格
関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
調教師になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
受験できるのは28歳以上に限定されているうえ、馬房数の関係もあり合格者数は限られている。試験内容は、調教技術、学力(競馬関係法規、馬学など)の他、面接と身体検査がある。競走馬の調教についての知識と経験を積む場が、外部には存在しないため、騎手や厩舎スタッフなど、競走馬の調教や飼養管理を行ってきた人たちが資格取得するケースが一般的である。なお、調教助手として就業する場合は、JRAが行う調教助手資格審査に合格した後、調教師に雇用されて働くことになる。JRAより調教師免許を発行された後は、事業主となって厩舎を開業し、厩舎スタッフ(調教助手、厩務員)を雇用してチームで競争場のトレーニングを行う。
馬に深い興味と愛情を持っていることが求められる。また、公正確保のためにも、しっかりとした道徳観があることも大切である。厩舎スタッフを雇用して運営を行うので、労務管理や経営者的な資質も必要となる。
調教師のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。