ミシン縫製

製造 職業分類:12_073-03 信頼度 ★★★★★

別名:シャツ縫製工、紳士服縫製工、縫製作業員(衣服)、ニット縫製工、婦人服・子供服縫製工、衣服以外のミシン縫製工、カーテン縫製工、キルティング縫製工

ミシンを使って布地などの素材を縫い合わせ、衣服などの製品を完成させる。

平均年収
319万円
レンジ 230〜521万円
最高年収の目安
521万円
上位10% 454万円
5年後の予想年収
363万円推定
2031年
10年後の予想年収
412万円推定
355〜479万円
将来性
49/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
43%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

ミシンを使って布地などの素材を縫い合わせ、衣服などの製品を完成させる。
 縫製には、アパレル(衣服)製品以外にも、建築工事用シートなどの産業資材や、帽子、寝具、カーテン、マットなどがある。ここではアパレル製品について記述する。
 アパレル製品の製造では、まず工業用パターン(型紙)に基づいて布地から多くのパーツ(部品)をカッティング(裁断)し、その後、表地、裏地、芯地、その他縫製に必要な付属品などを揃え、その上で縫製工程に回される。
 縫製の仕事は、裁ち目をかがり、えり・そで・ポケットなどそれぞれのパーツを作り、これらのパーツを縫製手順に従って縫い合わせ、ボタン穴かがり、ボタン付け、ほつれを防ぐかん止め、飾り縫い、刺しゅう縫いなどをして、製品に完成させていく。縫製の仕事は一種の組立作業のような性格を持っている。
 縫製の終わった製品はプレス機やアイロンできれいに仕上げ、検査を行って出荷の工程へ回す。
 縫製工場の生産システムは、数人で班を分けて工程ごとに縫製し、完成させる生産方式が主流である。量産製品を従業員が工程分業して、ライン編成して完成させる方式である。また、縫製を1人で1着を完成させる「丸縫い」(例:サンプル品の試作)、製品品番ごとに一定の数量をまとめて生産する「ロット生産」などがある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 ミシン、プレス機、アイロン、はさみ

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は、服飾メーカー、繊維製品メーカーの縫製工場等である。就業者は女性が多く、中高年齢者が中心である(2019年時点1*)。主婦等のパートタイマーもいる。労働条件等については勤務先の規定による。
 職場環境は、ミシンを中心に裁断機、アイロン、プレス機などの設備等を用いた屋内での作業が中心である。
 従来のアパレル産業は労働集約的であったが、最近ではコンピュータによる自動検反システム、自動裁断システム、自動袖付けミシン、自動ボタン付けミシン、自動縫製システムなどの開発、導入により、ミシン縫製の作業の内容・質も大きく変化してきている。
 スマートファクトリー、IoT化が進み、熟練者のサンプル縫製をデータ化して生産する動きもある。

(1*) 取材結果から

ミシン縫製の年収

ミシン縫製の平均年収は319万円(令和7年賃金構造基本統計調査「紡織・衣服・繊維製品製造従事者」・全国)。中央値の目安は297万円、年収レンジは230〜521万円、上位10%は454万円です。

平均年収
319万円
中央値(目安)
297万円
最低年収の目安
230万円
未経験・20代前半
上位10%
454万円
最高年収の目安
521万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,504円
短時間労働者 1,145円
最低賃金との比
1.3倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代のミシン縫製の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ミシン縫製の時給1,504円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.3倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
246万円
30代
284万円
40代
316万円
50代
343万円

平均年収と平均年齢(45.8歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
243万円
1〜3年
268万円
3〜5年
294万円
5〜10年
327万円
10年以上
365万円

雇用形態別の年収推定

正社員 319万円パート・アルバイト 134万円フリーランス・自営 335万円契約社員・派遣社員 249万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年284万円———
2022年287万円———
2023年303万円—1.96倍20.9万円
2024年305万円—1.78倍21.7万円
2025年319万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ミシン縫製の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在319万円 → 3年後 345万円 → 5年後 363万円 → 10年後 412万円(10年後の予想レンジ 355〜479万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

319万円
現在
2026年
345万円
3年後
2029年
318〜375万円
363万円
5年後
2031年
327〜404万円
412万円
10年後
2036年
355〜479万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.05%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ミシン縫製の将来性スコア

49/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で307位
AI耐性
57点
参入障壁
52点
年収水準
1点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
79点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ミシン縫製のAI代替リスク

43%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中245位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ミシン縫製の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
45.8歳
労働時間
168時間/月
5年後の求人数
+8.6%
推定
10年後の求人数
+15.4%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:ミシンオペレーター(縫製工)の年収・将来性

ミシン縫製に当たるアメリカの職業「ミシンオペレーター(縫製工)」(米国の職業分類 51-6031)の年収の中央値は約577万円($36,670・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収319万円の1.8倍です。

日本:ミシン縫製アメリカ:ミシンオペレーター(縫製工)
年収(日本=平均・米国=中央値)319万円577万円
$36,670
上位10%454万円752万円
$47,840
10年後の予想年収412万円720万円
$45,800
将来性スコア4928
AI代替リスク43% 中程度45% 中程度
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 −15.1%
2025–35・BLS
就業者数—10.5万人
時給(平均)1,504円
最低賃金の1.3倍
2,830円
$18.00
連邦最低賃金の2.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学歴不問

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

ミシン縫製は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、ミシン縫製だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

ミシン縫製に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
2.8
クオリティチェック
2.6
説明力
2.5
読解力
2.5
文章力
2.2
指導
2.2
道具、機器、設備の選択
2.1
他者との調整
2.1

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.1
顧客サービス・対人サービス
1.1
機械
1.0
販売・マーケティング
1.0
設計
0.9
輸送
0.8
ビジネスと経営
0.8
芸術
0.8

仕事の中身(よく行う活動)

手と腕を使って物を取り扱い動かす仕事を整理、計画する、優先順序を決める仕事に関連する知識を更新し、活用する人間関係を構築し、維持する創造的に考える設備、構造物、材料を検査する機械、および機械製造のプロセスをコントロールするクオリティを判断する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ミシン縫製になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
 入職後は、実地訓練によって現場で技能を習得していくのが一般的である。縫製作業には多くの作業工程があり、それぞれの難易度が異なるので、その技能習得期間も数ヶ月程度で習得できる工程から数年以上の経験を必要とする工程まで様々である。全工程を習得するには、服種によって多少の差があるが、3~5年の経験が必要とされている。通常は直線縫い、ダーツ縫いなど比較的簡単な工程のミシン操作を担当することから始め、経験を積み重ねるに従いだんだん難しい工程を担当する。全工程を習得し熟練工になると、チームの指導、監督を担当するようになる。
 関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「紳士服製造技能士」、「婦人子供服製造技能士」、「布はく縫製技能士」があり、資格を取得すると技能の証明として評価される。
 縫製の仕事に興味があり、手先が器用で、ファッション感覚や形態知覚などに優れていることが求められる。また、チームワークでの作業が中心となるため、協調性も必要である。

ミシン縫製のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「紡織・衣服・繊維製品製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。