家具製造

製造 職業分類:12_073-04 信頼度 ★★★★★

別名:家具木工、木製家具組立工、木製家具修理工、木製家具製造工

木材の切断、加工、組立、塗装、金具の取り付けなどの諸工程の作業を行い、木製家具を製造する。

平均年収
434万円
レンジ 309〜716万円
最高年収の目安
716万円
上位10% 622万円
5年後の予想年収
494万円推定
2031年
10年後の予想年収
563万円推定
484〜654万円
将来性
55/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
37%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

木材の切断、加工、組立、塗装、金具の取り付けなどの諸工程の作業を行い、木製家具を製造する。
 木製家具は、大きく分けて箱物家具類と脚物(あしもの)家具類等に分けられる。箱物類には、たんす、食器棚、書棚などあり、脚物類には椅子、机、応接セット、ダイニングセットなどがある。その他にもベッド、小物など多種多様な製品がある。製造する家具により使用する機械、工具、工作方法などは多少異なっているが、基本的な作業は共通している。主に木工機械作業、組立作業、仕上げ作業、塗装作業、椅子張り作業である。
 作業の流れは、まず機械を使って木を切断し、表面を削ったり穴をあけたり磨いたりする木工機械作業を行う。各部品ができたら、接着剤や木ねじで家具の形に組み立てる。その後、小さな部分や念入りな仕上げを要する部分などは、やすりなどを使って手作業で仕上げる。さらに製品の種類によって、接着プレス作業や張り工作作業などが加わる。塗装作業では、着色したり表面に艶(つや)を出す吹き付けをして、家具に化粧をほどこす。椅子張り作業では、できあがった椅子の骨組みに、ばねやクッション材を取りつけた後、革などを張り、椅子の座、背、ひじの部分を形づくって完成させる。
 木製家具製造の仕事は、のみ、かんな、のこぎりなどの手工具を使って、最初の木材から完成品までを一品生産する手工業的な職業をイメージすることが多いが、現在は、中規模以上のメーカーでは、機械化・分業化が進んでいる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 工具(やすり、のみ、かんな、かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、除じん装置、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

大部分は家具メーカーで生産に従事する。家具製造の事業所数を地域別に見ると、愛知、大阪、東京、埼玉、福岡、静岡の6県で全体の4割を超えている。就業者は中高年齢者が多くなっており、そのうち女性の割合は約25%である(2021年時点*)。雇用形態、賃金、労働時間等の労働条件は、職場により異なり社内規定による。
 家具製造の作業は、刃物で木材を切断、切削、研磨する作業が多いため、かつては刃物によるけがの危険があり、また木粉じんや塗料の臭気が問題とされていた。しかし現在では、直接刃物が手に触れないように機械や工具が改善され、安全装置の普及で危険度は大幅に低下している。また、木材の切断・加工など騒音はするが、除じん装置の普及で、木粉じんや塗料かすがほとんど取り除かれるようになり、職場環境は改善されている。
 電子制御による工程の自動化等の進展により、機械による大量生産の家具と職人による手仕事の家具の二極化がみられる。

*総務省 2021経済センサスから

家具製造の年収

家具製造の平均年収は434万円(令和7年賃金構造基本統計調査「木・紙製品製造従事者」・全国)。中央値の目安は404万円、年収レンジは309〜716万円、上位10%は622万円です。

平均年収
434万円
中央値(目安)
404万円
最低年収の目安
309万円
未経験・20代前半
上位10%
622万円
最高年収の目安
716万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,999円
短時間労働者 1,195円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の家具製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

家具製造の時給1,999円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
328万円
30代
384万円
40代
432万円
50代
475万円

平均年収と平均年齢(44.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
328万円
1〜3年
364万円
3〜5年
399万円
5〜10年
445万円
10年以上
498万円

雇用形態別の年収推定

正社員 434万円パート・アルバイト 182万円フリーランス・自営 456万円契約社員・派遣社員 339万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年394万円———
2022年416万円———
2023年420万円—1.96倍20.9万円
2024年409万円—1.78倍21.7万円
2025年434万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

家具製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在434万円 → 3年後 469万円 → 5年後 494万円 → 10年後 563万円(10年後の予想レンジ 484〜654万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

434万円
現在
2026年
469万円
3年後
2029年
433〜511万円
494万円
5年後
2031年
445〜551万円
563万円
10年後
2036年
484〜654万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.1%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

家具製造の将来性スコア

55/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で192位
AI耐性
63点
参入障壁
55点
年収水準
29点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
74点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

家具製造のAI代替リスク

37%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中199位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

家具製造の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.9歳
労働時間
166時間/月
5年後の求人数
+9.5%
推定
10年後の求人数
+17.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:家具職人・建具職人の年収・将来性

家具製造に当たるアメリカの職業「家具職人・建具職人」(米国の職業分類 51-7011)の年収の中央値は約734万円($46,680・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収434万円の1.7倍です。

日本:家具製造アメリカ:家具職人・建具職人
年収(日本=平均・米国=中央値)434万円734万円
$46,680
上位10%622万円1,002万円
$63,720
10年後の予想年収563万円970万円
$61,700
将来性スコア5541
AI代替リスク37% 低い27% 低い
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 −2.9%
2025–35・BLS
就業者数—7.7万人
時給(平均)1,999円
最低賃金の1.7倍
3,617円
$23.00
連邦最低賃金の3.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

家具製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、家具製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

家具製造に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.5
読解力
3.4
道具、機器、設備の選択
3.3
説明力
3.2
文章力
3.0
修理
2.9
指導
2.9
操作と制御
2.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.6
機械
1.8
設計
1.6
数学
1.4
事務処理
1.4
輸送
1.4
ビジネスと経営
1.3
顧客サービス・対人サービス
1.3

仕事の中身(よく行う活動)

手と腕を使って物を取り扱い動かす機械、および機械製造のプロセスをコントロールするクオリティを判断する仕事を整理、計画する、優先順序を決める設備、構造物、材料を検査する全身を使って身体的な活動を行う創造的に考える仕事に関連する知識を更新し、活用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

家具製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者の場合は、学校やハローワークの紹介が多い。中途採用の場合は、職業訓練校の家具・木工課程等の修了者の入職やハローワークの紹介のほか、求人広告等により入職するケースもある。
 家具製造の仕事には、主材料である木材の性質や刃物、機械、工具、塗料、接着剤、椅子張り布、工作法、家具の構造などについての知識が必要である。また、必要な技能としては、刃物の研磨と調整、加工段取り、機械工具の操作、傷の補修などがあるが、こうした技術を経験を積むことにより習得する。
 関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「家具製作技能士」があり、資格を取得すると技術の証明として評価される。また一定台数以上の木材加工用機械が事業所にある場合は労働安全衛生法に基づき「木材加工用機械作業主任者」の配置が必要である。
 指先、手腕の器用さ、形態知覚が優れていることが望ましい。高級家具の分野では高いデザイン力や独創性が求められる。機械ではできない細かな組立作業など人の手によるところがあり、一つ一つの作業に熟練を要求される。

家具製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「木・紙製品製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。