食品技術者

漁業 職業分類:02_006-01 信頼度 ★★★★★

別名:水産食品開発技術者、清涼飲料開発技術者、乳製品開発技術者、缶詰製造技術者、食品冷凍技術者(開発技術者を除く)、水産食品製造技術者、製糖技術者(開発技術者を除く)、製粉技術者(開発技術者を除く)

加工食品の開発、生産工程や品質の管理などを行う。

平均年収
612万円
レンジ 408〜1,070万円
最高年収の目安
1,070万円
上位10% 918万円
5年後の予想年収
699万円推定
2031年
10年後の予想年収
797万円推定
686〜926万円
将来性
62/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
34%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 1.88倍

仕事内容

加工食品の開発、生産工程や品質の管理などを行う。
 化学、工学、微生物学などの知識に基づき、原料・材料に何らかの加工処理を行う加工食品の企画開発、生産工程の技術開発、技術指導、検査、作業管理などを担当する。
 企画開発担当の食品技術者は、商品化計画及び工場生産・運営計画の二つの仕事を担当している。商品化計画では、消費者のニーズを的確に把握し、そのニーズにしたがって、食品の中身とイメージ、サイズや品質、容量、パッケージ、価格設定などを検討し、商品開発を決定する。
 工場生産や運営担当の技術者は、工場の設置場所、工場内の機械・設備の配列や作業の流れ、生産能力などを検討し、開発された商品を生産ラインに乗せる。また、機械の設計や改善計画、経営サイドから見た製品のコストバランスなどの検討も行う。
 技術指導を担当する食品技術者は、商品開発に伴って新しい機械を導入したり、従来の機械を更新、改良した場合、現場の監督者に対して機械の技術指導をする。また、実際に工場で働く作業員に対して、作業手順について技術的な指導をすることもある。
 検査担当の食品技術者は、品質検査と衛生検査を行う。品質検査では食品の成分組成や色など品質にかかわる理化学的性質を分析機器を使用して検査する。ときには視覚、味覚、嗅覚、触覚など人間の五感を用いて調べる。衛生検査では細菌などの微生物や食品添加物、異物などについて培養試薬や薬品を使って検査する。
 工場内での作業管理担当の食品技術者は、生産ライン責任者の指導や製造工程全体の流れをチェックし、必要な改善を行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 分析機器

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は食品メーカー等である。食品メーカーは消費地に近い大都市圏に多いが、清酒やみそ、しょうゆなどの醸造食品や漬物、水産加工品などの伝統食品を生産する会社は地方にも多い。食品工場の開発部門や製造部門に所属することが多いが、本社や研究所に勤務して、食品の試作や検査のときに工場に出向くという場合もある。大企業では開発・技術指導・検査などの各部門に分かれて技術者が配置されているが、中小企業の場合はいくつかの部門を兼ねていたり、製造責任者が食品技術者を兼ねている場合もある。
 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。食品の種類によっては夏や冬など、ある特定の時期に生産が集中するものもあり、その時期はかなり忙しく、残業も増える。
 食品は常に新しい商品を開発していくことが求められるが、最近では、おいしさとともに健康志向、安全性志向が高まり、これらに重点を置いた商品企画が重要になっている。

食品技術者の年収

食品技術者の平均年収は612万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない技術者」・全国)。中央値の目安は569万円、年収レンジは408〜1,070万円、上位10%は918万円です。

平均年収
612万円
中央値(目安)
569万円
最低年収の目安
408万円
未経験・20代前半
上位10%
918万円
最高年収の目安
1,070万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,000円
短時間労働者 1,852円
最低賃金との比
2.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
30.8万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の食品技術者の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

食品技術者の時給3,000円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
447万円
30代
537万円
40代
616万円
50代
688万円

平均年収と平均年齢(43.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
452万円
1〜3年
505万円
3〜5年
559万円
5〜10年
628万円
10年以上
708万円

雇用形態別の年収推定

正社員 612万円パート・アルバイト 257万円フリーランス・自営 643万円契約社員・派遣社員 477万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年532万円———
2022年558万円———
2023年554万円—1.95倍28.6万円
2024年573万円—2.01倍29.9万円
2025年612万円—1.88倍30.8万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

食品技術者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在612万円 → 3年後 663万円 → 5年後 699万円 → 10年後 797万円(10年後の予想レンジ 686〜926万円)。年率の伸びは+2.7%と見ています。

612万円
現在
2026年
663万円
3年後
2029年
612〜721万円
699万円
5年後
2031年
629〜778万円
797万円
10年後
2036年
686〜926万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.34%求人賃金の勢い +0.42%AIの影響 +0.12%合計 +2.7%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

食品技術者の将来性スコア

62/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で98位
AI耐性
66点
参入障壁
40点
年収水準
78点
求人需要
68点
賃金の勢い
45点
人手不足(平均年齢)
64点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

食品技術者のAI代替リスク

34%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中174位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

食品技術者の求人需要

有効求人倍率
1.88倍
全職業で165位
求人需要
高い
63/100
求人賃金(月額)
30.8万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.9歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+10.7%
推定
10年後の求人数
+19.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:食品科学の研究者の年収・将来性

食品技術者に当たるアメリカの職業「食品科学の研究者」(米国の職業分類 19-1012)の年収の中央値は約1,395万円($88,720・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収612万円の2.3倍です。

日本:食品技術者アメリカ:食品科学の研究者
年収(日本=平均・米国=中央値)612万円1,395万円
$88,720
上位10%918万円2,285万円
$145,280
10年後の予想年収797万円1,862万円
$118,400
将来性スコア6260
AI代替リスク34% 低い56% 中程度
求人需要求人倍率 1.88倍雇用の増減予測 +6.2%
2025–35・BLS
就業者数—1.3万人
時給(平均)3,000円
最低賃金の2.5倍
7,076円
$45.00
連邦最低賃金の6.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

食品技術者は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、食品技術者だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

食品技術者に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.2
読解力
3.1
文章力
2.9
説明力
2.8
指導
2.7
他者との調整
2.6
時間管理
2.5
継続的観察と評価
2.5

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
3.0
教育訓練
1.4
事務処理
1.4
機械
1.3
ビジネスと経営
1.3
工学
1.3
数学
1.3
販売・マーケティング
1.2

仕事の中身(よく行う活動)

仕事を整理、計画する、優先順序を決める情報の整理と検知を行う数値の算出・推計を行う上司、同僚、部下とコミュニケーションを取るクオリティを判断する意思決定と問題解決を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する法律や規定、基準を適用する

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

食品技術者になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に、学歴や資格は必要とされない。学校卒業後、食品メーカー等に就職するのが一般的である。高卒者の場合は農業系、水産系など、大学、大学院卒者の場合は食品化学、栄養学、応用微生物学、農・畜産学、水産学などの学科で、食品に関連する専門的な知識を習得している者が多い。薬学、化学、生物学などの関連分野を学んだ人の採用もある。
 入社後は、通常数ヵ月間の研修を受け、この期間に工場の生産ラインを見学したり、製造工程や商品開発から販売までの仕組みを習得する。研修終了後、各部門に配属となる。
 食品化学、栄養学、発酵学、生化学、農学、畜産学、水産学など、個々の専門分野についての知識とともに、食品製造の全体の流れを総合的に把握、分析、評価する能力が必要とされる。商品開発を担当する技術者には、味覚・嗅覚に関する鋭い感覚や、斬新な発想力も求められる。生産ラインの作業員と共同作業を行ったり、技術指導を行うことが多いため、指導力や説明力も必要である。

食品技術者のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない技術者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「07 製造技術者(開発)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。