水産ねり製品製造

漁業 職業分類:12_072-03 信頼度 ★★★★★

別名:蒲鉾製造工、魚肉ソーセージ製造工、さつま揚製造工、水産ねり製品製造工、水産ねり物製造工、ちくわ製造工、はんぺん製造工

かまぼこやちくわ等の水産ねり製品を製造する。

平均年収
397万円
レンジ 286〜647万円
最高年収の目安
647万円
上位10% 563万円
5年後の予想年収
453万円推定
2031年
10年後の予想年収
517万円推定
445〜601万円
将来性
50/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
29%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

水産ねり製品を製造する。
 水産ねり製品には、板付きかまぼこ、ちくわ、揚げかまぼこ、はんぺんやつみれなどのゆでかまぼこ、カニかまぼこやオードブルかまぼこなど様々な種類がある。製造工程は、魚肉の精製、らいかい、成形、加熱・冷却、包装、貯蔵・出荷に大別される。
 精製作業は生鮮魚から頭、内蔵などを取り除き肉を分離し、水晒し、脱水を行い不要な成分を取り除き魚肉を精製する。冷凍すり身は、この精製作業ののちに冷凍したものである。製品の製造には、通常、冷凍すり身が使用される。
 解凍した冷凍すり身や精製魚肉に食塩などを加えてすりつぶすらいかい作業は空ずり、塩ずり、本ずりに分かれている。いずれも原料をかくはん機でかきまぜる。空ずりでは、塩ずりの効率をよくするために魚肉の繊維を細かくし、塩ずりでは、食塩を添加してかまぼこ特有の弾力の基となるたん白質を抽出する。本ずりは仕上げずりともいわれ、調味料、でんぷんや水などを加えて味や弾力を整える。らいかい作業は、かまぼこの品質を決める重要な要素の一つであり、熟練工の監督の下に行われる。
 成形作業では、成形機を使用して、板付け、ちくわ型などそれぞれのかまぼこの形に成形する。
 加熱作業では、加熱機械を操作して、商品の形態ごとに焼き、蒸し、揚げ、ゆでなどを行う。加熱作業はらいかい作業と同様にかまぼこの品質を決める重要な要素の一つである。包装作業では、製品として出荷するため加熱冷却した後、包装機で商品を包装する。貯蔵・出荷作業では、完成した製品を冷蔵庫に保存し、注文により箱詰して出荷する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 成形機、加熱機械、製造機械

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

水産ねり製品を製造する工場は沿岸部を中心に分布している。その多くは中小企業である。労働時間は1日8時間が標準であるが、春・秋の婚礼シーズンや年末などかまぼこ需要の多い時期には残業をする場合がある。梅雨期など需要の閑散期には、勤務時間が短くなることもある。
 水を多く使う関係から冬期の作業環境は他の食品加工関係の作業場に比べると厳しいといえる。
 小規模の工場では、原料のすりつぶしから包装までの製造作業を1人で行うこともあるが、通常は工程別にその担当者が作業している。大企業では、製造機械の一部をコンピュータで制御するなど製造工程の自動化が進められている。

水産ねり製品製造の年収

水産ねり製品製造の平均年収は397万円(令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」・全国)。中央値の目安は369万円、年収レンジは286〜647万円、上位10%は563万円です。

平均年収
397万円
中央値(目安)
369万円
最低年収の目安
286万円
未経験・20代前半
上位10%
563万円
最高年収の目安
647万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,847円
短時間労働者 1,184円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の水産ねり製品製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

水産ねり製品製造の時給1,847円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
307万円
30代
358万円
40代
401万円
50代
439万円

平均年収と平均年齢(43.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
302万円
1〜3年
333万円
3〜5年
365万円
5〜10年
406万円
10年以上
454万円

雇用形態別の年収推定

正社員 397万円パート・アルバイト 167万円フリーランス・自営 417万円契約社員・派遣社員 309万円

求人賃金(月額)の推移

2026年9月 22.2万円2026年8月 22.6万円2026年7月 22.6万円2026年6月 22万円2026年5月 22.2万円2026年4月 22.3万円2026年3月 21.8万円2026年2月 22万円2026年1月 22.5万円2025年12月 22万円2025年11月 22.1万円2025年10月 22万円 2026年9月2025年10月 22.6万円21.8万円

ハローワークの求人票の平均(職業安定業務統計・全国)。最新 2025年10月:22万円(前年同月比 +1.2万円)

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年341万円———
2022年345万円———
2023年342万円—1.96倍20.9万円
2024年366万円—1.78倍21.7万円
2025年397万円122.7万人1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

水産ねり製品製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在397万円 → 3年後 430万円 → 5年後 453万円 → 10年後 517万円(10年後の予想レンジ 445〜601万円)。年率の伸びは+2.7%と見ています。

397万円
現在
2026年
430万円
3年後
2029年
397〜468万円
453万円
5年後
2031年
408〜505万円
517万円
10年後
2036年
445〜601万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.16%合計 +2.7%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

水産ねり製品製造の将来性スコア

50/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で285位
AI耐性
71点
参入障壁
16点
年収水準
18点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
56点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

水産ねり製品製造のAI代替リスク

29%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中147位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

水産ねり製品製造の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
54/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
122.7万人
国勢調査
平均年齢
43.5歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
+10.8%
推定
10年後の求人数
+19.5%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:食品製造の作業員の年収・将来性

水産ねり製品製造に当たるアメリカの職業「食品製造の作業員」(米国の職業分類 51-3092)の年収の中央値は約665万円($42,290・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収397万円の1.7倍です。

日本:水産ねり製品製造アメリカ:食品製造の作業員
年収(日本=平均・米国=中央値)397万円665万円
$42,290
上位10%563万円927万円
$58,940
10年後の予想年収517万円884万円
$56,200
将来性スコア5053
AI代替リスク29% 低い58% 中程度
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 +6.5%
2025–35・BLS
就業者数122.7万人17.5万人
時給(平均)1,847円
最低賃金の1.6倍
3,302円
$21.00
連邦最低賃金の2.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

水産ねり製品製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、水産ねり製品製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

水産ねり製品製造に必要なスキル・資格

必要スキル

指導
2.3
操作と制御
2.2
道具、機器、設備の選択
2.2
読解力
2.1
企業・組織の活動の分析
2.0
資材管理
2.0
時間管理
2.0
設置と設定
2.0

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.3
事務処理
0.9
日本語の語彙・文法
0.8
機械
0.7
社会学
0.7
輸送
0.7
教育訓練
0.6
ビジネスと経営
0.6

仕事の中身(よく行う活動)

全身を使って身体的な活動を行う手と腕を使って物を取り扱い動かすクオリティを判断する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る仕事を整理、計画する、優先順序を決める法律や規定、基準を適用する情報の整理と検知を行う数値の算出・推計を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

水産ねり製品製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新卒者の採用では、高校の水産系・工業系・普通科、大学の食品加工関係学科や水産学部、短大の調理・栄養学科、専門学校の出身者が多い。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。
 採用後に行われる研修内容は、一般的な知識や専門知識に関する研修、製造工程全般についての現場研修などがある。事業所によっては、営業などの経験を経てから、水産ねり製品製造の現場等本人の能力に適した部署に配属されるケースもある。
 魚種や漁獲方法など原料魚に関する基礎知識や、製造機械に関する知識、食品衛生に関する知識などを習得する必要がある。
 関連資格として厚生労働省の定める技能検定の「水産練り製品製造技能士」がある。

水産ねり製品製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)・国勢調査、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。