パン製造、パン職人

事務 職業分類:12_072-01 信頼度 ★★★★★

別名:パン製造設備オペレーター、食パン製造工、パン生地仕込工、パン製造工、パン焼成工

製パン工場や個人経営店(ホームベーカリー)でパンを製造する。

平均年収
397万円
レンジ 286〜647万円
最高年収の目安
647万円
上位10% 563万円
5年後の予想年収
449万円推定
2031年
10年後の予想年収
508万円推定
437〜590万円
将来性
45/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
51%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

製パン工場や個人経営店(ホームベーカリー)でパンを製造する。
 原材料の選択から焼き上げまでの全てを、一人から数人で行う小規模なベーカリーもあれば、一方では、自動化された生産ラインで100種類以上のパンを大量につくる大規模な工場もある。工場では仕事が分業化されており、生地をつくる仕事、成形の仕事、焼き上げの仕事に分かれる。
 パン製造の仕事は朝が早い。小麦粉、イースト、塩、砂糖、油脂、粉乳、卵などの配合原料を、ミキサーと呼ばれる機械を使って混ぜ合わせ、練り上げて生地をつくる「仕込み」から始まる。次にパンに使うクリームを炊き上げたり、ジャムやあんの硬さを調節したり、レーズンのようなドライフルーツ類を細かく切るなど製造のために必要な準備をする。
 仕込みが終わった生地の練り具合、硬さ、温度はパンの品質や出来映えに影響するので、細心の注意が求められる。生地を発酵させた後、一定量に分割し、手や機械を使ってパンの形を整える。成形した生地を型や鉄板の上に収め、一定の温度・湿度に保たれたホイロ(醗酵室)に入れて生地を膨脹させる。
 パンの種類に応じてオーブンの温度、時間を設定し焼き上げるが、この工程での的確な調節によって、パンの焼色や香りが作り出される。焼き上げたパンは、網棚状のラックに並べ自然放冷した後、そのまま店頭に並べたり、食パンのようにスライス、包装などの加工をして販売する。機械化された工場では温度、湿度をコントロールした冷却工程によって冷却後、包装工程を経て出荷される。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 ミキサー、オーブン、調理道具(包丁、ガスコンロ等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

ホームベーカリーやパン製造工場以外にも、菓子製造業や大きなホテル、デパート、スーパー等の中にパンをつくる部門を持っているところがある。
 大規模な工場ではパン製造工程が細かく分けられるなど作業が単純化しており、パートタイマーも多い。
 パンの製造は、仕込みから包装まで長時間かかるため、早朝から深夜までの作業が必要となる場合もあり、勤務は交替制を採ることもある。屋内での立ち作業が中心で、機械化の進んでいない小規模なベーカリーでは、パンを焼く作業では高温の環境で仕事をするなど、ある程度の体力が必要である。
 大規模な製パン工場では機械化が進み、機械の監視作業などが中心となっている。小規模なベーカリーでは、洋菓子製造などと兼業し店の特色を出すケースもある。

パン製造、パン職人の年収

パン製造、パン職人の平均年収は397万円(令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」・全国)。中央値の目安は369万円、年収レンジは286〜647万円、上位10%は563万円です。

平均年収
397万円
中央値(目安)
369万円
最低年収の目安
286万円
未経験・20代前半
上位10%
563万円
最高年収の目安
647万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,847円
短時間労働者 1,184円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代のパン製造、パン職人の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

パン製造、パン職人の時給1,847円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
307万円
30代
358万円
40代
401万円
50代
439万円

平均年収と平均年齢(43.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
302万円
1〜3年
333万円
3〜5年
365万円
5〜10年
406万円
10年以上
454万円

雇用形態別の年収推定

正社員 397万円パート・アルバイト 167万円フリーランス・自営 417万円契約社員・派遣社員 309万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年341万円———
2022年345万円———
2023年342万円—1.96倍20.9万円
2024年366万円—1.78倍21.7万円
2025年397万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

パン製造、パン職人の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在397万円 → 3年後 427万円 → 5年後 449万円 → 10年後 508万円(10年後の予想レンジ 437〜590万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。

397万円
現在
2026年
427万円
3年後
2029年
395〜465万円
449万円
5年後
2031年
405〜500万円
508万円
10年後
2036年
437〜590万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 -0.03%合計 +2.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

パン製造、パン職人の将来性スコア

45/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で388位
AI耐性
49点
参入障壁
21点
年収水準
18点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
56点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

パン製造、パン職人のAI代替リスク

51%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中305位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

パン製造、パン職人の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.5歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
+7.3%
推定
10年後の求人数
+13.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:パン職人の年収・将来性

パン製造、パン職人に当たるアメリカの職業「パン職人」(米国の職業分類 51-3011)の年収の中央値は約584万円($37,160・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収397万円の1.5倍です。

日本:パン製造、パン職人アメリカ:パン職人
年収(日本=平均・米国=中央値)397万円584万円
$37,160
上位10%563万円771万円
$49,020
10年後の予想年収508万円797万円
$50,700
将来性スコア4555
AI代替リスク51% 中程度38% 低い
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 +5.5%
2025–35・BLS
就業者数—23.6万人
時給(平均)1,847円
最低賃金の1.6倍
2,830円
$18.00
連邦最低賃金の2.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学歴不問

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

パン製造、パン職人は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、パン製造、パン職人だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

パン製造、パン職人に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
2.6
傾聴力
2.4
指導
2.4
説明力
2.4
文章力
2.2
対人援助サービス
2.1
他者の反応の理解
2.1
他者との調整
2.1

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.8
顧客サービス・対人サービス
1.8
販売・マーケティング
1.5
ビジネスと経営
1.1
人事労務管理
1.0
教育訓練
0.9
事務処理
0.8
機械
0.8

仕事の中身(よく行う活動)

仕事を整理、計画する、優先順序を決める設備、構造物、材料を検査する情報の整理と検知を行う数値の算出・推計を行う手と腕を使って物を取り扱い動かす法律や規定、基準を適用する全身を使って身体的な活動を行うクオリティを判断する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

パン製造、パン職人になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、食品についての基礎的な知識を持っていることが望まれる。パンは種類によって原料配合や製造方法が異なるため、パンづくりの技術を習得するにはかなりの実務経験が必要となる。一般的にはパン製造の現場で経験を積んでいく。
 機械化された大規模な製パン工場では、製パン工程が分業化されているケースもある。
 一般的な製パン工場では入職後、原料の秤量などパン製造の準備工程を担当し、製造するパンの種類や製造の流れを覚えた後、成形や焼き上げの工程を担当して機械の操作を習得し、経験を積むとパンの品質にとって重要な仕込みの工程を担当するようになる。企業によって期間は異なるが、入職後6~7年程度で、本人の適性と能力により「班長・主任」などの現場の監督職に昇進する可能性がある。
 また、専門学校などで指定された学科を卒業した人や2年以上実務を経験していれば、厚生労働省の定める技能検定の「パン製造技能士」の受験資格を得ることができ、キャリアアップする際に有利となる。
 独立して開業する人もおり、パンを焼く小型のオーブンを設置し、焼きたてのパンを売る店が話題を集めることもある。また、独立開業する場合には、「食品衛生責任者」の資格の取得なども必要である。

パン製造、パン職人のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。