乳製品製造
別名:牛乳製造工、チーズ製造工、バター製造工、ヨーグルト製造工、チーズ製造設備オペレーター、乳製品製造設備オペレーター
牛乳、ヨーグルト、バター、チーズなどの乳製品を製造する。
仕事内容
乳製品の製造工場には、飲用牛乳、ヨーグルト、乳酸菌飲料、乳飲料などを製造している飲用牛乳工場や、アイスクリーム工場、更に、牛乳(生乳)を原料として加工したチーズやバター、練乳、粉乳などを製造している乳製品工場などがある。仕事内容は、製造する乳製品の種類や配属される工程によって様々である。
飲用牛乳の製造では、乳牛からしぼった生乳を検査し、脂肪の粒を均質化してから殺菌冷却し、紙容器やビンに包装する。ヨーグルトや乳酸菌飲料水を製造する場合は、牛乳の製造工程に加えて、生乳に砂糖や香料を調合したり、乳酸菌を加えて発酵・凝固させたりする工程がある。
代表的な乳製品であるチーズのうち、ナチュラルチーズは、原料乳を検査、加熱殺菌し、牛乳に乳酸菌や酵素を加えて固め、水分を除去して様々な形の型に詰めて圧縮し、塩水に漬け、発酵熟成させる、といった工程で製造される。一方、プロセスチーズは、原料チーズの検査、原料配合、加熱溶融(乳化・殺菌)、包装、冷却、検査といった工程を経て製造される。
乳製品では機械化された生産ラインで製造されるのが一般的である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
コンピュータ、各種製造機械
主なタスク
- 製造に使う機械を管理・点検し、異常があれば対応する。(実施率 1%)
- 工場内を洗浄・殺菌する。(実施率 1%)
- 機械を洗浄・殺菌する。(実施率 1%)
- 乳牛からしぼった生乳の品質を検査する。(実施率 1%)
- 原料乳を加熱殺菌する。(実施率 1%)
- 生乳の脂肪の粒を均質化してから殺菌冷却する。(実施率 1%)
- 製品の品質検査をする。(実施率 1%)
- 牛乳を紙容器やビンに充填する。(実施率 1%)
- ヨーグルトや乳酸菌飲料を製造するために、乳酸菌を加えて発酵させる。(実施率 1%)
- ヨーグルトや乳酸菌飲料を製造するために、生乳に砂糖や香料を調合する。(実施率 1%)
- 乳酸菌や酵素を入れて生乳を固める。(実施率 1%)
- チーズを加熱溶解し、乳化・殺菌する。(実施率 0%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
勤務時間は担当する工程によって交替制勤務や早出・遅出やローテーションを組んで休日や休暇を取るなど勤務形態が異なる。また、夏から秋にかけては季節的に需要が多いため、勤務体制の変更や残業が生じる場合もある。
大規模工場ではコンピュータ制御による生産ラインの自動化が進んでおり、機械の操作・監視などが主な仕事となっている。多品種少量生産の場合は、まだ製造工程の一部で手作業の仕事がある。
乳製品製造の年収
乳製品製造の平均年収は397万円(令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」・全国)。中央値の目安は369万円、年収レンジは286〜647万円、上位10%は563万円です。
あなたの年収は、同じ年代の乳製品製造の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
乳製品製造の時給1,847円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(43.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
求人賃金(月額)の推移
ハローワークの求人票の平均(職業安定業務統計・全国)。最新 2025年10月:21.6万円(前年同月比 +0.6万円)
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 341万円 | — | — | — |
| 2022年 | 345万円 | — | — | — |
| 2023年 | 342万円 | — | 1.96倍 | 20.9万円 |
| 2024年 | 366万円 | — | 1.78倍 | 21.7万円 |
| 2025年 | 397万円 | 122.7万人 | 1.67倍 | 22.4万円 |
乳製品製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在397万円 → 3年後 421万円 → 5年後 439万円 → 10年後 485万円(10年後の予想レンジ 417〜563万円)。年率の伸びは+2.0%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
乳製品製造の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
乳製品製造のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
乳製品製造の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:食品製造の作業員の年収・将来性
乳製品製造に当たるアメリカの職業「食品製造の作業員」(米国の職業分類 51-3092)の年収の中央値は約665万円($42,290・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収397万円の1.7倍です。
| 日本:乳製品製造 | アメリカ:食品製造の作業員 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 397万円 | 665万円 $42,290 |
| 上位10% | 563万円 | 927万円 $58,940 |
| 10年後の予想年収 | 485万円 | 884万円 $56,200 |
| 将来性スコア | 40 | 53 |
| AI代替リスク | 67% 高い | 58% 中程度 |
| 求人需要 | 求人倍率 1.67倍 | 雇用の増減予測 +6.5% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | 122.7万人 | 17.5万人 |
| 時給(平均) | 1,847円 最低賃金の1.6倍 | 3,302円 $21.00 連邦最低賃金の2.9倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:技能工の平均月収を国別に比べる
乳製品製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。
「技能工」全体の平均で、乳製品製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →
乳製品製造に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
乳製品製造になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
入職後は、研修で製品の基礎知識などを習得し、実習を受けた後、工場に配属されるのが一般的である。その後は、上司や先輩の指導を受けながら、主にOJTによって知識、技術を習得していく。
牛乳・乳製品に対する品質管理や衛生管理は厳しく行われており、原料の受入れから最後の製品の出来上がりまでの各製造工程で、製品のチェックの他に、日付表示や異物混入などの検査が行われている。出来上がった製品に対しては、抜き取り検査をして、保存試験や各種の検査項目に基づき、風味、成分、組織、細菌などのチェックが行われる。関連する資格として「食品衛生管理者」があるが、乳製品を製造・加工する施設では衛生管理のため食品衛生管理者を必ず置かなければならない。
乳製品製造のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。