工場労務作業員

事務 職業分類:15_099-01 信頼度 ★★★★★

別名:工場労務員、構内作業員(工場)

工場内で原材料の搬入や製品・商品の搬出、各種機械の清掃や燃料の補給、廃棄物分別、構内清掃などの各種作業を行う。

平均年収
354万円
レンジ 255〜576万円
最高年収の目安
576万円
上位10% 502万円
5年後の予想年収
395万円推定
2031年
10年後の予想年収
441万円推定
380〜512万円
将来性
36/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
48%
中程度
求人需要
低い
有効求人倍率 0.31倍

仕事内容

工場内で原材料の搬入や製品・商品の搬出、各種機械の清掃や燃料の補給、廃棄物分別、構内清掃など各種作業を行う。
 様々な製品や部品・商品を製作・製造する工場内で、製造業務に付随する作業、あるいは必ずしも付随しない構内の清掃等の作業を行う。作業は、毎日定型的に決まった作業を行う場合、非定型でそのつど上司の指示等により作業する場合、その両方が混在する場合と職場によって様々である。
 工場内の作業のうち原材料・商品の搬入では、運び込み、段ボール開封、倉庫等所定の場所への格納等を行う。製品・商品の搬出では、出荷、コンテナ詰め、輸送車両への積み込み等を行う。台車や資格があればフォークリフトを使用して作業する場合もある。搬入、搬出に伴い運び込んだ倉庫内の清掃、棚の整理整頓を行う場合もある。必要に応じ、製造作業現場への荷物運びも行う。
 工場内外の清掃の仕事をすることもある。工場内のゴミや廃棄物の回収・分別、プレス作業も行う。食品製造工場等では、工場内の清掃とともに、製造機械、製造機器の清掃、洗浄等も毎日行う。構内清掃は通常モップ、掃除機等を使用した作業が多いが、機械、機器等の洗浄では高圧洗浄機を使用する職場もある。
 いずれにしても工場の形態、規模等により仕事内容は千差万別である。
 仕事を一日の流れの例でみると、出勤後に作業服に着替え原材料の搬入を行い、所定の場所に運び込みを行う。原材料を入れている倉庫等の整理整頓も必要に応じ行う。一連の作業が終了すると、工場内の所定の場所の清掃を開始する。清掃と併せて、ゴミの分別、回収等も行う。作業が終了した製造機械等の清掃を行う。作業上、判断に迷うことは、適宜担当者に確認し対応を図る。その日の作業が終了すれば、日報を作成し上司等に報告の上、着替えを済ませて退社する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 コンテナ、台車、フォークリフト、輸送車両、モップ、掃除機、高圧洗浄機

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

職場は工場や倉庫内であり、規模にもよるが、工場が集積している地域を中心に、都市部、郊外、沿岸、山間部等全国に広がっている。立地をみると工場は、東京、大阪、名古屋など3大都市圏を中心とした都市部や工業地帯に多く稼働している。
 男女比は、職場、仕事内容によって異なる。年齢層は幅広い。高齢者や育児等との両立をめざす主婦等が多い職場もある。
 雇用形態は、正社員、契約社員、パート・アルバイト等多様である。派遣労働者、請負事業者の社員の場合もある。非正規社員の割合が高い。有期契約の場合もある。清掃業務等は請負事業者の社員として別会社の工場等に出向き作業する場合も多い。
 賃金は、正社員は月給制、パート等は時給制が一般的である。労働時間は、日勤が多いが、工場が24時間稼働する場合等はシフト制の場合もある。食品工場等の場合は早朝からの勤務の場合もある。
 原則残業はないが、繁忙期などに発生する場合もある。
 休日形態は工場によって異なり、土日完全週休2日制もあれば、土日に拘らず週休2日制を採用しているところ、ローテーションで休暇取得する場合もある。

工場労務作業員の年収

工場労務作業員の平均年収は354万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない運搬・清掃・包装等従事者」・全国)。中央値の目安は329万円、年収レンジは255〜576万円、上位10%は502万円です。

平均年収
354万円
中央値(目安)
329万円
最低年収の目安
255万円
未経験・20代前半
上位10%
502万円
最高年収の目安
576万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,733円
短時間労働者 1,229円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.3万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の工場労務作業員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

工場労務作業員の時給1,733円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
259万円
30代
301万円
40代
335万円
50代
366万円

平均年収と平均年齢(50.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
269万円
1〜3年
297万円
3〜5年
325万円
5〜10年
362万円
10年以上
405万円

雇用形態別の年収推定

正社員 354万円パート・アルバイト 149万円フリーランス・自営 371万円契約社員・派遣社員 276万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年316万円———
2022年333万円———
2023年340万円—0.34倍20.9万円
2024年345万円—0.32倍21.5万円
2025年354万円—0.31倍22.3万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

工場労務作業員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在354万円 → 3年後 378万円 → 5年後 395万円 → 10年後 441万円(10年後の予想レンジ 380〜512万円)。年率の伸びは+2.2%と見ています。

354万円
現在
2026年
378万円
3年後
2029年
349〜411万円
395万円
5年後
2031年
356〜440万円
441万円
10年後
2036年
380〜512万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.44%求人賃金の勢い +0.67%AIの影響 +0.01%退職による人手不足 +0.2%合計 +2.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

工場労務作業員の将来性スコア

36/100
★★☆☆☆
低め・全職業で504位
AI耐性
52点
参入障壁
3点
年収水準
3点
求人需要
8点
賃金の勢い
69点
人手不足(平均年齢)
94点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

工場労務作業員のAI代替リスク

48%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中284位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

工場労務作業員の求人需要

有効求人倍率
0.31倍
全職業で504位
求人需要
低い
21/100
求人賃金(月額)
22.3万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
50.3歳
労働時間
162時間/月
5年後の求人数
+2.7%
推定
10年後の求人数
+4.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:製造作業の手元の年収・将来性

工場労務作業員に当たるアメリカの職業「製造作業の手元」(米国の職業分類 51-9198)の年収の中央値は約614万円($39,070・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収354万円の1.7倍です。

日本:工場労務作業員アメリカ:製造作業の手元
年収(日本=平均・米国=中央値)354万円614万円
$39,070
上位10%502万円840万円
$53,410
10年後の予想年収441万円785万円
$49,900
将来性スコア3634
AI代替リスク48% 中程度39% 低い
求人需要求人倍率 0.31倍雇用の増減予測 −8.2%
2025–35・BLS
就業者数—16.6万人
時給(平均)1,733円
最低賃金の1.5倍
2,988円
$19.00
連邦最低賃金の2.6倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:単純作業の平均月収を国別に比べる

工場労務作業員は国際標準職業分類で「単純作業」に入ります。133か国・地域の単純作業の平均月収を円に直すと、日本は月28.8万円で21位、1位はデンマークの月71.7万円です。アメリカは月57万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は18位です。

1. デンマーク
71.7万円
2. スイス
68.2万円
3. アイスランド
67.8万円
4. ベルギー
67.6万円
5. ルクセンブルク
63.6万円
6. ノルウェー
61.3万円
9. アメリカ
57万円
13. フランス
43.1万円
15. ドイツ
39万円
19. イギリス
31.1万円
20. 韓国
29.1万円
21. 日本
28.8万円

「単純作業」全体の平均で、工場労務作業員だけの値ではありません(清掃員、倉庫・運搬・積み下ろし、包装、土木作業員など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.7万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。単純作業の世界ランキングを全部見る →

工場労務作業員に必要なスキル・資格

必要スキル

クオリティチェック
2.2
時間管理
2.1
読解力
2.1
合理的な意思決定
2.1
指導
2.1
故障等の原因特定
2.0
説明力
2.0
傾聴力
2.0

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.3
機械
1.8
工学
1.1
化学
1.0
物理学
1.0
数学
0.9
設計
0.8
教育訓練
0.8

仕事の中身(よく行う活動)

手と腕を使って物を取り扱い動かす上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る機械、および機械製造のプロセスをコントロールする仕事を整理、計画する、優先順序を決めるクオリティを判断する人間関係を構築し、維持する設備、構造物、材料を検査する意思決定と問題解決を行う

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★☆☆☆☆ やさしい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

工場労務作業員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。中途採用が多く、パート・アルバイト等で働く者が多い。同業、同職種での転職、入職が多い。職場内で経験を積み、機械操作、検品、事務等の職種に変わる者もいる。
 入職後は作業や作業場所について研修等が行われる場合もある。作業開始前に安全教育、作業場での注意事項、事故等緊急時の連絡手順の伝達等も必要に応じ行われる。
 単純作業ではあるが、手際よく効率的に仕事を処理することが求められる。立ち作業が続くので一定の体力が必要である。指示された作業を指示通り続けるための忍耐力、安全に作業する注意力も重要である。また、上司等への正確な業務報告が重視される。

工場労務作業員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない運搬・清掃・包装等従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「73 その他の運搬・清掃・包装等従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。