靴製造

ファッション 職業分類:12_073-99 信頼度 ★★★★★

別名:革靴製造工、革裁断工、革サンダル製造工

皮革靴のデザイン、設計、パーツの型づくり、皮革の裁断、縫製、釣り込み・底付け、仕上げの作業を行う。

平均年収
411万円
レンジ 295〜672万円
最高年収の目安
672万円
上位10% 585万円
5年後の予想年収
468万円推定
2031年
10年後の予想年収
533万円推定
458〜619万円
将来性
50/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
36%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

靴を製造する。靴の材料には、皮革、布、ゴム、プラスチック等があるが、ここでは主に皮革靴を製造する仕事について記述する。
 仕事は次の工程に分かれている。「デザイン・設計工程」では靴型の甲部に紙やテープ紙を張り、それを展開して甲部パーツの型を作る。CAD(コンピュータ)を使って設計するところが増えている。それを受けて「裁断工程」では、油圧式裁断機を使って皮革を裁断する。「縫製工程」では、裁断されたパーツのふちをすいたり折り曲げたりした後、裏材を重ねてミシンで縫い合わせ甲部を作る。さらに、「釣り込み・底付け工程」では、釣込機で甲部を靴型に密着させ、底材料を接着剤で貼り付けるか、ミシンで縫い付ける。最後に、「仕上げ工程」で、靴底やかかとの不要な部分を機械で削り、仕上剤で化粧をして靴ができあがる。一人で複数の工程を受け持つ場合も多い。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 CAD、油圧式裁断機、ミシン、釣込機

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

革製履物製造業の事業所は、東京都、兵庫県、大阪府で約6割を占めている。(2021年時点*1)。
 労働環境は作業により差があり、騒音や振動を伴う作業、接着剤・仕上げ剤による刺激臭の強い作業もある。立ち仕事が多い。
 賃金、労働時間等労働条件は職場によって異なり、勤務先の規定による。
 機械化は進んできているが、労働集約型産業であることは変わっていない。近年は多品種少量生産、しかも付加価値の高い商品が求められている。2024年後半の革靴の生産量は前年同期比で5.3%減となった。前年同期比で減少となるのは2年連続となる(2024年時点*2)。

*1 総務省 2021経済センサスから
  「参考表1」産業(小分類),経営組織(2区分)別事業所数及び従業者数-全国,都道府県
*2 一般社団法人日本皮靴産業連合会 生産・消費概況(革靴生産)2024年後半から

靴製造の年収

靴製造の平均年収は411万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」・全国)。中央値の目安は382万円、年収レンジは295〜672万円、上位10%は585万円です。

平均年収
411万円
中央値(目安)
382万円
最低年収の目安
295万円
未経験・20代前半
上位10%
585万円
最高年収の目安
672万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,013円
短時間労働者 1,215円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の靴製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

靴製造の時給2,013円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
315万円
30代
368万円
40代
413万円
50代
453万円

平均年収と平均年齢(44.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
312万円
1〜3年
345万円
3〜5年
378万円
5〜10年
420万円
10年以上
470万円

雇用形態別の年収推定

正社員 411万円パート・アルバイト 172万円フリーランス・自営 431万円契約社員・派遣社員 320万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年390万円———
2022年398万円———
2023年415万円—1.96倍20.9万円
2024年413万円—1.78倍21.7万円
2025年411万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

靴製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在411万円 → 3年後 444万円 → 5年後 468万円 → 10年後 533万円(10年後の予想レンジ 458〜619万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

411万円
現在
2026年
444万円
3年後
2029年
410〜483万円
468万円
5年後
2031年
421〜521万円
533万円
10年後
2036年
458〜619万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.1%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

靴製造の将来性スコア

50/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で285位
AI耐性
64点
参入障壁
9点
年収水準
26点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
68点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

靴製造のAI代替リスク

36%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中190位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

靴製造の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.0歳
労働時間
160時間/月
5年後の求人数
+9.7%
推定
10年後の求人数
+17.5%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:靴・革製品の職人の年収・将来性

靴製造に当たるアメリカの職業「靴・革製品の職人」(米国の職業分類 51-6041)の年収の中央値は約594万円($37,800・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収411万円の1.4倍です。

日本:靴製造アメリカ:靴・革製品の職人
年収(日本=平均・米国=中央値)411万円594万円
$37,800
上位10%585万円826万円
$52,550
10年後の予想年収533万円771万円
$49,000
将来性スコア5037
AI代替リスク36% 低い30% 低い
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 −6.5%
2025–35・BLS
就業者数—7,450人
時給(平均)2,013円
最低賃金の1.7倍
2,830円
$18.00
連邦最低賃金の2.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

靴製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、靴製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

靴製造に必要なスキル・資格

必要スキル

道具、機器、設備の選択
4.0
クオリティチェック
3.9
傾聴力
3.8
説明力
3.7
読解力
3.6
文章力
3.6
指導
3.6
継続的観察と評価
3.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.9
販売・マーケティング
1.4
顧客サービス・対人サービス
1.4
輸送
1.2
事務処理
1.1
経済学・会計学
1.1
機械
1.0
ビジネスと経営
1.0

仕事の中身(よく行う活動)

設備、構造物、材料を検査する仕事に関連する知識を更新し、活用する創造的に考えるスケジュールを作成する継続的に状況を把握する意思決定と問題解決を行うクオリティを判断する機械装置の修理と保守を行う

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

靴製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。デザイン・設計の仕事の場合は、高校や専門学校等でデザインを学んでいたり、CADの使い方を知っていると有利となることがある。
 入職後は簡単な作業から仕事を覚え、次第に熟練を必要とする仕事に移行していくのが一般的である。先輩からマンツーマンで指導を受け、知識や技術を身に付ける。
 付加価値の高い商品を求める顧客もおり、多様な技術をマスターした熟練工が高い評価を受けている。
 独立の道もあり、デザイン性を重視したオーダーメイド等のオリジナルの靴を製造する場合もある。
 モノづくりが好きで、手先が器用なことは重要である。地道な作業を続けられる集中力、粘り強さも求められる。

靴製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。