スタイリスト
テレビの番組、映画や雑誌、広告の写真などの撮影のために、俳優やモデルの衣装や小物を用意し、コーディネートする。
仕事内容
まず、制作者と打ち合わせを行い、絵コンテなどを見て、制作者の要望や依頼内容を確認し、制作者の意図にあった効果的な演出ができるよう、必要な衣装や小物などを考える。また、調達にあたっては、衣装協力してくれるアパレルメーカーに交渉して衣装や小物などを借りる。アパレルメーカーに借りられないものは、予算の範囲内で衣装や小物などを購入したり、専門のレンタル店から借りて手配する。入手できないものは、特注したり、自分で作ることもある。
撮影当日は撮影時間に遅れないよう、入手した物品をスタジオやロケ現場に持ち込み、制作スタッフと話し合いながら、カメラの位置、照明などを考慮して、より良い映像になるよう、臨機応変に物品の取り合わせや位置を考える。借りてきた物品は汚したり傷つけたりしないよう細心の注意を払い、撮影終了後、借りてきた物品は責任をもって返却する。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン、ミシン、スチームアイロン
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
撮影のスケジュールに左右されるので、働く時間は不規則になりがちで、夜間になることもある。急なロケなども入るために休日も不規則になることが多い。
収入や勤務時間等労働条件は、企業に所属している場合は、その企業の規定による。フリーランスの場合には、契約した仕事量や内容によって報酬が支払われる。多くの場合、仕事の打合せのときに内容に応じた額が決められる。報酬額には一般的な規定はなく、スタイリスト個人の経験や実力、ロケの場所、小物類などの選定条件によって金額が異なる。
大半が女性であるが、男性の活躍もみられるようになっている。
スタイリストの主な活躍の場となっているテレビや雑誌業界は景気による影響を受けやすい仕事でもあるが、最近では一般の人もプロにコーディネートされたファッションを楽しみたいというニーズがあり、今後も一定の需要があると見込まれる。スタイリングの提供先も広がっており、オンラインで個人にサービスを提供するパーソナルスタイリストというサービスも普及し始めている。需要側の要求水準も高くなっているために、より高度な専門性が求められるようになると考えられる。
スタイリストの年収
スタイリストの平均年収は583万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない専門的職業従事者」・全国)。中央値の目安は542万円、年収レンジは393〜1,011万円、上位10%は868万円です。
あなたの年収は、同じ年代のスタイリストの中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
スタイリストの時給2,876円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(41.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 584万円 | — | — | — |
| 2022年 | 580万円 | — | — | — |
| 2023年 | 551万円 | — | 0.92倍 | 23.8万円 |
| 2024年 | 591万円 | — | 0.81倍 | 24.5万円 |
| 2025年 | 583万円 | — | 0.77倍 | 25.7万円 |
スタイリストの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在583万円 → 3年後 634万円 → 5年後 670万円 → 10年後 769万円(10年後の予想レンジ 661〜893万円)。年率の伸びは+2.8%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
スタイリストの将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
スタイリストのAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
スタイリストの求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:デザイナー(その他)の年収・将来性
スタイリストに当たるアメリカの職業「デザイナー(その他)」(米国の職業分類 27-1029)の年収の中央値は約1,021万円($64,950・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収583万円の1.8倍です。
| 日本:スタイリスト | アメリカ:デザイナー(その他) | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 583万円 | 1,021万円 $64,950 |
| 上位10% | 868万円 | 2,030万円 $129,110 |
| 10年後の予想年収 | 769万円 | 1,354万円 $86,100 |
| 将来性スコア | 57 | 55 |
| AI代替リスク | 32% 低い | 50% 中程度 |
| 求人需要 | 求人倍率 0.77倍 | 雇用の増減予測 +1.2% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 9,480人 |
| 時給(平均) | 2,876円 最低賃金の2.4倍 | 5,976円 $38.00 連邦最低賃金の5.2倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 学士号(大卒) |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる
スタイリストは国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。
「技術者・准専門職」全体の平均で、スタイリストだけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →
スタイリストに必要なスキル・資格
必要な知識
必要資格
関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
スタイリストになるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
学校卒業後、アパレルメーカーやスタイリスト事務所に就職するのが一般的である。広告制作会社、雑誌社などに就職して、スタイリストとしての仕事を任されることもある。入社後は、カメラマンやデザイナー、先輩スタイリストの指示によって働きながら、実務経験を積んで数年後に一人前になる。フリーとして活動する場合には、高度な専門的知識、経験、センスの他、仕事がとれるよう、幅広い人脈を持つことが重要となる。
美的センスや芸術的な素養が必要であるのと同時に、流行を予測するための情報収集力も重要となる。また、多数の物品を運搬することが多いため一定の体力が必要であり、物品を借りたり返却したりすることが多いこともあり、社交性や礼儀・マナーも重要となる。撮影時には臨機応変に対応するために、的確な判断力も必要となる。
スタイリストのキャリアルートと年収アップ方法
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