貴金属装身具製作

ファッション 職業分類:12_073-99 信頼度 ★★★★☆

別名:貝細工工、貴金属細工工、甲細工工、真珠加工工、水晶研磨工、宝石細工工、貴金属装身具製造工、貴金属彫刻工

金やプラチナなどの素材を使い、ダイヤモンドやルビー等の宝石類をあしらって美しい宝飾品(ジュエリー)を作り上げる。

平均年収
411万円
レンジ 295〜672万円
最高年収の目安
672万円
上位10% 585万円
5年後の予想年収
466万円推定
2031年
10年後の予想年収
529万円推定
455〜614万円
将来性
50/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
45%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

金やプラチナなどの素材を使い、ダイヤモンドやルビー等の宝石類をあしらって美しい宝飾品(ジュエリー)を作り上げる。「クラフトマン」や錺(かざり)職人とも呼ばれる。
 金やプラチナなどの合金地金を作ることから始まって、鍛金(たんきん)、やすりがけ、糸のこ作業、へらがけ、ろう付け、彫金、研磨、石留めなど様々な技術を使って、宝飾品を作り上げる。鋳造技術、プレス加工、自動編み機、カット技術などを用いて機械を使う場合もある。
 また、鎖を編んだり、貴金属や宝石のカットは機械を使って行う場合でも、原型づくりやろう付け、細工、仕上げ磨きなどは手作業となる。
 貴金属の素材は他の金属と異なり、ねばりがあって融点が比較的高いという特性をもっているので、加工が難しい。高価な素材を使い、創作性の高い製品を作り上げる仕事であり、高度な技術や経験が求められる。現在は商品の種類もデザインも極めて多様化し、商品ごとに専門化してきている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 工具(手動工具、電動工具

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

事業所は東京、山梨の2県で4割以上を占める。事業所の規模は従業員5人以下の家内工業的なところが7割を占める。男女比は男性が6割、女性が4割程度である(2021年時点*)。
 職人的な技能が求められるため、いったんこの業界に入ると、職場は変わっても業界からは離れない傾向がある。経験を積んで独立する場合もある。また、熟年技能者の高齢化が進んでいる。
 雇用形態、賃金、労働時間等の労働条件は、職場によって異なり社内規定による。
 宝飾品の需要は景気動向により変動し、また海外製品の流入もあるが、インバウンド消費の伸びなどにより日本製品が見直される動きもある。デザインや加工技術の高度化に伴い、ジュエリー製作マニュアルの整備、技術用語の統一など、業界全体としてジュエリー製作の技術向上に努めている。

*総務省2021経済センサスから

貴金属装身具製作の年収

貴金属装身具製作の平均年収は411万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」・全国)。中央値の目安は382万円、年収レンジは295〜672万円、上位10%は585万円です。

平均年収
411万円
中央値(目安)
382万円
最低年収の目安
295万円
未経験・20代前半
上位10%
585万円
最高年収の目安
672万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,013円
短時間労働者 1,215円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の貴金属装身具製作の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

貴金属装身具製作の時給2,013円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
315万円
30代
368万円
40代
413万円
50代
453万円

平均年収と平均年齢(44.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
312万円
1〜3年
345万円
3〜5年
378万円
5〜10年
420万円
10年以上
470万円

雇用形態別の年収推定

正社員 411万円パート・アルバイト 172万円フリーランス・自営 431万円契約社員・派遣社員 320万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年390万円———
2022年398万円———
2023年415万円—1.96倍20.9万円
2024年413万円—1.78倍21.7万円
2025年411万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

貴金属装身具製作の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在411万円 → 3年後 443万円 → 5年後 466万円 → 10年後 529万円(10年後の予想レンジ 455〜614万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

411万円
現在
2026年
443万円
3年後
2029年
409〜482万円
466万円
5年後
2031年
420〜519万円
529万円
10年後
2036年
455〜614万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.04%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

貴金属装身具製作の将来性スコア

50/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で285位
AI耐性
55点
参入障壁
38点
年収水準
26点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
68点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

貴金属装身具製作のAI代替リスク

45%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中262位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

貴金属装身具製作の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.0歳
労働時間
160時間/月
5年後の求人数
+8.3%
推定
10年後の求人数
+14.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:宝飾品職人の年収・将来性

貴金属装身具製作に当たるアメリカの職業「宝飾品職人」(米国の職業分類 51-9071)の年収の中央値は約826万円($52,540・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収411万円の2.0倍です。

日本:貴金属装身具製作アメリカ:宝飾品職人
年収(日本=平均・米国=中央値)411万円826万円
$52,540
上位10%585万円1,377万円
$87,540
10年後の予想年収529万円1,074万円
$68,300
将来性スコア5048
AI代替リスク45% 中程度48% 中程度
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 −3.2%
2025–35・BLS
就業者数—2.2万人
時給(平均)2,013円
最低賃金の1.7倍
4,246円
$27.00
連邦最低賃金の3.7倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

貴金属装身具製作は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、貴金属装身具製作だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

貴金属装身具製作に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.9
説明力
3.7
文章力
3.6
クオリティチェック
3.4
継続的観察と評価
3.3
道具、機器、設備の選択
3.3
読解力
3.2
他者の反応の理解
3.2

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.8
芸術
1.7
販売・マーケティング
1.7
顧客サービス・対人サービス
1.5
コミュニケーションとメディア
1.3
事務処理
1.2
ビジネスと経営
1.2
経済学・会計学
0.9

仕事の中身(よく行う活動)

創造的に考えるクオリティを判断する手と腕を使って物を取り扱い動かす設備、構造物、材料を検査する仕事に関連する知識を更新し、活用する仕事を整理、計画する、優先順序を決める継続的に状況を把握する情報を取得する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

貴金属装身具製作になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
 新規学卒者の場合、デザインや彫金関係の専門学校卒業生等が多い。他の職業からの転職者もいる。
 関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「貴金属装身具製作技能士」があり、資格を取得すると技能の証明として評価される。
 感性を養い、技術・知識を習得して一人前になるには、先輩を見習いながら少なくとも3年ほどの修業が必要といわれている。
 ものづくりに興味があり、細かい仕事なので手先が器用で仕事が丁寧な人、美的センスや創作能力のある人が求められる。

貴金属装身具製作のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。