潜水士

建設 職業分類:14_091-99 信頼度 ★★★★☆

別名:サルベージ作業員、水中調査・潜水士(建設工事)、潜水作業員、潜水漁師、潜水士(海難救助)

潜水具を着用して水中に潜り、海底や川底の調査や測量、護岸や防波堤の建設工事、船底の状況の調査や破損修理、沈没船の解体や引揚げなどの水中作業をする。

平均年収
467万円
レンジ 328〜779万円
最高年収の目安
779万円
上位10% 675万円
5年後の予想年収
551万円推定
2031年
10年後の予想年収
651万円推定
560〜756万円
将来性
64/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
21%
低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 4.37倍

仕事内容

潜水具を身につけ水中で各種作業を行う。潜水士は、水中で就業が可能な唯一の職業である。
 建設関係では、港湾や漁港の防波堤や岸壁、物揚場などの構造物の基礎を築造するため海底に石を投入して均す(ならす)作業、鋼構造物の水中溶接作業、コンクリートブロックの据付け作業等がある。
 船舶関係ではサルベージ、船底の清掃、点検補修作業。漁業関係では魚貝類の採取、魚礁の設置などがある。その他にも、災害、事故などの際のレスキュー隊活動やマスコミ関係の水中撮影、各方面が行う調査・観察、水族館での魚の餌付け作業、レジャーダイビングのインストラクターなど活動は多岐にわたる。
 潜水方式にはヘルメット式、スクーバ式、フーカー式の3方式がある。ヘルメット式とフーカー式はエアホースを介して潜水士に圧縮空気を送るが、スクーバ式は潜水士が背負う高圧のエアボンベから圧縮空気が供給される。どの潜水方式を選ぶかは、作業目的や作業時間、水温、潜水深度、海流といった作業条件の総合判断による。どの潜水方式であっても、潜っている人間同士だけでなく、船上や陸上の潜水支援員や監視員との密接なチームワークが不可欠である。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 エアホース、エアボンベ、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

労働条件の特徴

職業潜水士は、海洋・港湾・漁港などの建設、サルベージ、漁業、警察、海上保安庁、消防署、放送・出版等の会社や官庁に所属するか、自営業として依頼される仕事を遂行している。雇用者として従事している人が多いが、雇用形態は業種や会社・官庁によって異なる。
 会社に所属している場合、賃金は会社の賃金体系に依る。特別手当を支給している会社も多い。休日も会社の規定に従う。自営の場合、支払いは 注文主と潜水士との契約により、単価は作業の種別、環境、地域等により異なる。
 潜水士が罹患する可能性のある高気圧障害(減圧症、肺の破裂など)を予防するため、法令により、浮上速度は毎分10m以下と規定されているほか、浮上途中に減圧のために停止する時間や潜水業務(水深10m以上の場合)を行うことのできる一日の潜水時間も定められている。潜水士には潜水時間、潜水深度、作業内容、作業場所、作業開始・終了時刻など一日の業務記録を残すことが定められている。

潜水士の年収

潜水士の平均年収は467万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の建設従事者」・全国)。中央値の目安は434万円、年収レンジは328〜779万円、上位10%は675万円です。

平均年収
467万円
中央値(目安)
434万円
最低年収の目安
328万円
未経験・20代前半
上位10%
675万円
最高年収の目安
779万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,161円
短時間労働者 1,601円
最低賃金との比
1.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
28.8万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の潜水士の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

潜水士の時給2,161円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
363万円
30代
427万円
40代
482万円
50代
531万円

平均年収と平均年齢(41.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
352万円
1〜3年
390万円
3〜5年
428万円
5〜10年
478万円
10年以上
536万円

雇用形態別の年収推定

正社員 467万円パート・アルバイト 196万円フリーランス・自営 490万円契約社員・派遣社員 364万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年432万円———
2022年461万円———
2023年453万円—4.82倍27.4万円
2024年453万円—4.59倍28万円
2025年467万円—4.37倍28.8万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

潜水士の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在467万円 → 3年後 516万円 → 5年後 551万円 → 10年後 651万円(10年後の予想レンジ 560〜756万円)。年率の伸びは+3.4%と見ています。

467万円
現在
2026年
516万円
3年後
2029年
476〜561万円
551万円
5年後
2031年
497〜614万円
651万円
10年後
2036年
560〜756万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +1.0%求人賃金の勢い +0.37%AIの影響 +0.22%合計 +3.4%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

潜水士の将来性スコア

64/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で77位
AI耐性
79点
参入障壁
74点
年収水準
41点
求人需要
94点
賃金の勢い
31点
人手不足(平均年齢)
24点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

潜水士のAI代替リスク

21%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中92位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

潜水士の求人需要

有効求人倍率
4.37倍
全職業で31位
求人需要
非常に高い
80/100
求人賃金(月額)
28.8万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.6歳
労働時間
168時間/月
5年後の求人数
+22.6%
推定
10年後の求人数
+40.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

潜水士に必要なスキル・資格

必要スキル

説明力
4.0
指導
3.8
道具、機器、設備の選択
3.8
傾聴力
3.8
他者との調整
3.7
読解力
3.5
文章力
3.5
他者の反応の理解
3.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

機械
1.7
事務処理
1.6
顧客サービス・対人サービス
1.6
生物学
1.4
地理学
1.4
人事労務管理
1.3
工学
1.3
建築・建設
1.3

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

潜水士になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

潜水士になるには、潜水士免許試験に合格しなければならない。試験は安全衛生技術試験協会で実施され、試験科目は、潜水業務、送気・潜降及び浮上、高気圧障害、関係法令の4科目である。受験資格には、学歴・性別など制限はないが、満18歳未満の人には潜水士の免許は与えられない。試験は学科だけで実技はない。
 スクーバ式潜水については民間のダイビングスクールなどで指導を受けるのも一つの方法である。その他各潜水方式とも、所属する会社で先輩から指導を受け、潜水技術を習得することが一般的である。水産・海洋系の大学・高校などで潜水に関する講義や実習を行っているところもある。
 潜水士の業務は陸上で行う作業をそのまま、潜水具を身に付けて水中で行うことが多く、潜水して行う作業についての資格や技能(溶接・溶断、発破、写真等)の習得も必要である。
 なお、潜水士の資格取得者のうち職業潜水士は約4,400人となっている(2024年時点*)。

*一般社団法人日本潜水協会、会報「潜水」第89号

潜水士のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の建設従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「66 建設従事者(建設躯体工事従事者を除く)」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。