精神科医

医療 職業分類:04_021-01 信頼度 ★★★★☆

別名:医師

統合失調症、うつ病、ストレス障害、不眠症、アルコールや薬物の依存症などの治療を行う。

平均年収
1,512万円
レンジ 786〜3,145万円
最高年収の目安
3,145万円
上位10% 2,601万円
5年後の予想年収
1,721万円推定
2031年
10年後の予想年収
1,959万円推定
1,685〜2,274万円
将来性
71/100
★★★★☆ 高い
AI代替リスク
28%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 1.95倍

仕事内容

統合失調症、うつ病、ストレス障害、不眠症、拒食症、自閉症、認知症、アルコールや薬物の依存症などの治療を行う。
 診療所やクリニックの精神科医の場合は、まず紹介状や問診票などで患者の状況を把握し、次に患者と話し合って悩みを聞き、相談にのる。食欲や睡眠の状態などの聞き取りや会話などから患者の調子や情報をくみ取る。心理検査などを用いて、患者の状態を明らかにする。認知行動療法、行動療法、認知療法など、患者に合わせた心理療法を組み合わせて治療を行う。薬を用いた薬物療法も行う。会社や学校を休む必要がある場合には、診断書を書くこともある。
 病院の精神科医の場合には、入院の必要な重度の患者の治療にあたることが多い。薬物を用いた治療を主として、さまざまな心理療法を用いた治療を行う。緊急の場合には、患者の意思に関わらず入院治療することもある。総合病院では、内科や外科など他診療科の医師から、患者の精神面の問題について相談を受け(コンサルテーション)、診察を行う場合もある。
 看護師、カウンセラー、精神保健福祉士、地域の社会福祉関係者などと連携し、患者の家族とも協力をしながら、患者の治療を行う。
 心身症や自律神経失調症の患者の場合には、内科など他の診療科の医師とも協力しながら治療を進める。
 他にも、企業の産業医として、従業員の健康相談・保健指導の実施や職場巡視などを行う場合もある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

医療機関等の勤務医とクリニックを開業する開業医がいる。精神科医の人数は16,817人であり、女性医師は20%程度である。(*1)。
 勤務時間などの労働条件は、勤務する医療機関の体制や診療時間などにより様々である。
 入院患者がいる大きな病院の勤務医の場合は、交代制で勤務を行う。入院患者の急変や救急患者の受け入れに備えて夜間や休診日の当番なども行う。一般的に賃金水準は高い。
 開業医の場合は、各医院で定めた診療時間にあわせて勤務する。診療時間は9時から18時ごろまでが一般的である。都市部では、社会人の帰宅時間にあわせて夜間や土曜日に診療をする場合もある。診療時間の前に準備を行ったり、診療時間後にカルテの整理を行うため、就業時間は診療時間よりも長くなる。急患の場合には、診療時間外でも診察を行う。
 急激な社会の変化によるストレスなどで、日々の生活に精神的な疲労を感じる人が増加している。メンタルヘルスケアへの取組みが広がり、産業医として精神科医を求める職場も増えており、精神科医は不足している。

*1 令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況から
診療科別にみた医師数

精神科医の年収

精神科医の平均年収は1,512万円(令和7年賃金構造基本統計調査「医師」・全国)。中央値の目安は1,406万円、年収レンジは786〜3,145万円、上位10%は2,601万円です。

平均年収
1,512万円
中央値(目安)
1,406万円
最低年収の目安
786万円
未経験・20代前半
上位10%
2,601万円
最高年収の目安
3,145万円
トップ層
時給(一般労働者)
7,120円
短時間労働者 12,711円
最低賃金との比
6.0倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代の精神科医の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

精神科医の時給7,120円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の6.0倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
904万円
30代
1,199万円
40代
1,479万円
50代
1,749万円

平均年収と平均年齢(45.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
1,013万円
1〜3年
1,180万円
3〜5年
1,346万円
5〜10年
1,562万円
10年以上
1,812万円

雇用形態別の年収推定

正社員 1,512万円パート・アルバイト 635万円フリーランス・自営 1,588万円契約社員・派遣社員 1,180万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年1,378万円———
2022年1,429万円———
2023年1,436万円—2.18倍37.6万円
2024年1,338万円—2.21倍38.4万円
2025年1,512万円—1.95倍39.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

精神科医の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在1,512万円 → 3年後 1,634万円 → 5年後 1,721万円 → 10年後 1,959万円(10年後の予想レンジ 1,685〜2,274万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

1,512万円
現在
2026年
1,634万円
3年後
2029年
1,509〜1,778万円
1,721万円
5年後
2031年
1,551〜1,917万円
1,959万円
10年後
2036年
1,685〜2,274万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.38%求人賃金の勢い +0.28%AIの影響 +0.16%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

精神科医の将来性スコア

71/100
★★★★☆
高い・全職業で14位
AI耐性
72点
参入障壁
96点
年収水準
99点
求人需要
71点
賃金の勢い
23点
人手不足(平均年齢)
77点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

精神科医のAI代替リスク

28%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中141位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

精神科医の求人需要

有効求人倍率
1.95倍
全職業で154位
求人需要
高い
60/100
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
45.7歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
+11.6%
推定
10年後の求人数
+20.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:精神科医の年収・将来性

精神科医に当たるアメリカの職業「精神科医」(米国の職業分類 29-1223)の年収の中央値は約4,432万円($281,870・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収1,512万円の2.9倍です。

日本:精神科医アメリカ:精神科医
年収(日本=平均・米国=中央値)1,512万円4,432万円
$281,870
上位10%2,601万円7,022万円
$446,520
10年後の予想年収1,959万円6,081万円
$386,700
将来性スコア7167
AI代替リスク28% 低い43% 中程度
求人需要求人倍率 1.95倍雇用の増減予測 +7.2%
2025–35・BLS
就業者数—2.8万人
時給(平均)7,120円
最低賃金の6.0倍
20,285円
$129.00
連邦最低賃金の17.8倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—博士号・専門職学位(医師・弁護士など)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

精神科医は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、精神科医だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

精神科医に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.2
他者の反応の理解
5.2
説明力
4.8
文章力
4.7
読解力
4.7
対人援助サービス
4.6
説得
4.6
指導
4.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
3.2
セラピーとカウンセリング
3.0
心理学
2.9
社会学
2.4
教育訓練
2.2
公衆安全・危機管理
2.1
顧客サービス・対人サービス
2.1
法律学、政治学
2.0

仕事の中身(よく行う活動)

他者に対する支援とケアを行う意思決定と問題解決を行う継続的に状況を把握する仕事に関連する知識を更新し、活用する情報の整理と検知を行う法律や規定、基準を適用する人間関係を構築し、維持する仕事を整理、計画する、優先順序を決める

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

精神科医になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

精神科医として仕事をするには、医師国家試験に合格して医師免許を取得することが必須である。まず、大学医学部で6年間にわたって専門的な知識を身につけ、同時に実習も行う。大学の卒業試験に合格すると国家試験を受験することができる。国家試験に合格すると、医師免許が与えられる。更に大学病院や大病院などの臨床研修病院で研修医として2年間の臨床研修を積み、実際の患者を診察しながら知識を身につける。この研修終了後に精神科に所属して精神科医になる。所定の要件を満たせば専門医に認定される制度がある。
 臨床研修後には、病院などに勤務医として勤め、多くの経験を積んでいく。勤務先の病院で診療科長になるケースや、独立して開業医となるケースがある。大学で研究を続けながら講師や教授になることもある。
 専門知識に加えて、様々な表現・行動をとる患者に接して診療を行うため、冷静な判断力、患者を否定しない温かな対応が求められる。

精神科医のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「医師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「12 医師,歯科医師,獣医師,薬剤師」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。