宅配便配達員

運送・運転 職業分類:13_082-01 信頼度 ★★★★★

別名:商品配達員(ルート配送を除く)、受託配送員(ルート配送を除く)、バイク便配達人、メール便配達員(郵便集配員を除く)

担当する地域内で荷物の集荷・配達を行う業務のほか、営業活動や集金も行う。

平均年収
407万円
レンジ 292〜664万円
最高年収の目安
664万円
上位10% 578万円
5年後の予想年収
456万円推定
2031年
10年後の予想年収
512万円推定
441〜595万円
将来性
47/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
29%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.08倍

仕事内容

担当する地域内で荷物の集荷・配達を行う業務のほか、営業活動や集金も行う。
 集荷業務では、企業や個人宅、取次店から、宅配便で取り扱う小荷物(通常25キログラム以下の重さで、縦・横・高さの合計が1.6メートル以内の荷物)を2トン前後のトラックや普通自動車の集配車両を使って集め、営業所に持ち帰り、配達先の方面別に仕分けする。仕分けられた荷物は、さらに営業所から物流ターミナルに輸送され、全国各地に向けて大型トラックなどで輸送される。
 配達業務では、朝、営業所に到着した荷物を大まかな配達順を考慮して仕分け、壊れやすいものなど、荷物の内容や形状に注意しながら集配車両に積み込む。効率よく、時間どおりに配達できるよう配達ルートを決める。配達先では荷物と引き換えに配送票に受領印を受ける。配達先が不在の場合や住所不明の場合は、不在連絡票を置くなどして荷物を持ち帰り、配達先からの再配達依頼の連絡などを受けて、再度配達する。
 集荷業務や配達業務に付随して、宛先を印字した送り状(配送伝票)の作成や、運賃・品代金の徴収などの業務がある。また、運送会社によっては、荷物を集荷・配達するだけでなく、自社の宅配サービスを利用してもらえるよう営業活動をすることもある。
 冷蔵・冷凍保存が必要な生鮮食料品や配達日時を指定した荷物等を扱うこともある。また、ゴルフバッグやスーツケース、スキー用品など顧客が利用する当日より前に指定の場所に運ぶ必要のある荷物もある。迅速かつ正確に届けることが重要である。
 エリアを区切って仕事が割り振られることが多く、担当地域における配達を行う。一日の仕事の流れとしては、例えば、出社後、営業所に到着した荷物をトラックへ積み込み、配達業務を行う。配達が終わると、一度営業所へ戻り、次の荷物が到着していたら、それをトラックに積み込む。集荷業務では、取引のある企業や取次店、また個人のお客からの依頼を受けて集荷に出向く。夕方以降は、再配達依頼の数が増えるため、随時対応する。帰社したら集荷した荷物を降ろし、夜間スタッフへの引継ぎなどを行う。日によっては夜間当番がある。
 最近では再配達削減のために、時間帯指定の活用、各事業者の提供しているコミュニケーションツール等(メール・アプリ等)の活用、コンビニエンスストアの店頭での受取や駅・小売店舗等に設置された宅配ロッカーの活用も増えており、受取方法の多様化が図られている。
 なお、宅配便と類似した仕事には、バイク便の配達がある。バイク便の配達は、バイク、自転車等により、発荷依頼者から着荷主まで、ごく短時間で物品や書類等を届ける仕事を担っている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 トラック、普通自動車、バイク、自転車、コミュニケーションツール (メール・アプリ等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

就業地域は全国に渡るが、集荷・配達を担当する地域の土地勘を持っているほうが有利であり、地元の営業所で働くことが多い。
 就業者は男性が多いが、女性の就業者も増えている。
 仕事に習熟すれば自分でペース配分もできるようになる。
 年中無休の仕事であるため土日が休みとは限らず、シフト制で休日を取る。お中元やお盆の時期は荷物の量が増えるので、残業も多くなる。再配達のために夜間に働く場合もある。
 賃金は勤め先の規定により、月給に配達した分量等に応じた歩合給や様々な手当がつくこともある。
 近年、インターネットの通信販売で食料品や日用雑貨の購入をする人が増えており、宅配便の利用は増加している。

宅配便配達員の年収

宅配便配達員の平均年収は407万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の運搬従事者」・全国)。中央値の目安は378万円、年収レンジは292〜664万円、上位10%は578万円です。

平均年収
407万円
中央値(目安)
378万円
最低年収の目安
292万円
未経験・20代前半
上位10%
578万円
最高年収の目安
664万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,893円
短時間労働者 1,301円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.5万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の宅配便配達員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

宅配便配達員の時給1,893円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
305万円
30代
356万円
40代
399万円
50代
438万円

平均年収と平均年齢(46.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
309万円
1〜3年
341万円
3〜5年
374万円
5〜10年
416万円
10年以上
465万円

雇用形態別の年収推定

正社員 407万円パート・アルバイト 171万円フリーランス・自営 427万円契約社員・派遣社員 317万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年380万円———
2022年384万円———
2023年394万円—1.21倍22.1万円
2024年394万円—1.14倍22.8万円
2025年407万円—1.08倍23.5万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

宅配便配達員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在407万円 → 3年後 436万円 → 5年後 456万円 → 10年後 512万円(10年後の予想レンジ 441〜595万円)。年率の伸びは+2.3%と見ています。

407万円
現在
2026年
436万円
3年後
2029年
402〜474万円
456万円
5年後
2031年
411〜508万円
512万円
10年後
2036年
441〜595万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.06%求人賃金の勢い +0.44%AIの影響 +0.16%合計 +2.3%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

宅配便配達員の将来性スコア

47/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で348位
AI耐性
71点
参入障壁
2点
年収水準
24点
求人需要
39点
賃金の勢い
49点
人手不足(平均年齢)
84点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

宅配便配達員のAI代替リスク

29%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中147位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

宅配便配達員の求人需要

有効求人倍率
1.08倍
全職業で330位
求人需要
ふつう
41/100
求人賃金(月額)
23.5万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
46.3歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+8.3%
推定
10年後の求人数
+15.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:小型トラックの運転手(配送)の年収・将来性

宅配便配達員に当たるアメリカの職業「小型トラックの運転手(配送)」(米国の職業分類 53-3033)の年収の中央値は約705万円($44,860・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収407万円の1.7倍です。

日本:宅配便配達員アメリカ:小型トラックの運転手(配送)
年収(日本=平均・米国=中央値)407万円705万円
$44,860
上位10%578万円1,263万円
$80,310
10年後の予想年収512万円969万円
$61,600
将来性スコア4756
AI代替リスク29% 低い35% 低い
求人需要求人倍率 1.08倍雇用の増減予測 +6.3%
2025–35・BLS
就業者数—98.3万人
時給(平均)1,893円
最低賃金の1.6倍
3,617円
$23.00
連邦最低賃金の3.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:単純作業の平均月収を国別に比べる

宅配便配達員は国際標準職業分類で「単純作業」に入ります。133か国・地域の単純作業の平均月収を円に直すと、日本は月28.8万円で21位、1位はデンマークの月71.7万円です。アメリカは月57万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は18位です。

1. デンマーク
71.7万円
2. スイス
68.2万円
3. アイスランド
67.8万円
4. ベルギー
67.6万円
5. ルクセンブルク
63.6万円
6. ノルウェー
61.3万円
9. アメリカ
57万円
13. フランス
43.1万円
15. ドイツ
39万円
19. イギリス
31.1万円
20. 韓国
29.1万円
21. 日本
28.8万円

「単純作業」全体の平均で、宅配便配達員だけの値ではありません(清掃員、倉庫・運搬・積み下ろし、包装、土木作業員など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.7万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。単純作業の世界ランキングを全部見る →

宅配便配達員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
2.6
指導
2.5
時間管理
2.2
他者との調整
2.2
説明力
2.2
読解力
2.2
他者の反応の理解
2.1
対人援助サービス
2.0

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

輸送
2.1
顧客サービス・対人サービス
1.5
コミュニケーションとメディア
0.9
販売・マーケティング
0.9
社会学
0.8
事務処理
0.8
人事労務管理
0.8
日本語の語彙・文法
0.8

仕事の中身(よく行う活動)

乗り物を運転・操縦する全身を使って身体的な活動を行う手と腕を使って物を取り扱い動かす仕事を整理、計画する、優先順序を決める法律や規定、基準を適用する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取るスケジュールを作成する人間関係を構築し、維持する

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★☆☆☆☆ やさしい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

宅配便配達員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や普通自動車免許以外の資格は必要とされない。
 ハローワークの紹介、求人広告、Webサイト等を見て応募し、就職するのが一般的である。比較的労働移動が多い職業なので、随時求人が出されている。正社員のほか、人手が足りなくなる配達ピーク時間帯だけのアルバイト、パートタイマーなど様々な雇用形態がある。
 正社員として就職した場合は、配達員としての実務を経験した後、営業所長やセンター長になったり、本人の適性に応じて内勤業務等に移る場合もある。
 転職については、同業他社に移ることが比較的容易であるほか、大型免許などを取得して他の運送業種へ転職することもある。
 トラックへの荷物の積み下ろしや階段の昇降などがあるため、それを無理なくこなせる体力が必要である。荷物の取り違えや配達先を間違えることがないよう、注意力、責任感も求められる。さまざまな企業や個人宅などに対面で集荷・配達を行うことから、接客において好印象を与えることも重要である。

宅配便配達員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の運搬従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「70 運搬従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。