給食調理員

医療 職業分類:09_055-06 信頼度 ★★★★★

別名:学生食堂調理員、学校給食センター調理員、調理員(学校)、調理員(医療施設)、調理員(社員食堂)

給食施設の調理場において献立表等に基づき、給食用料理を調理する。

平均年収
379万円
レンジ 273〜618万円
最高年収の目安
618万円
上位10% 538万円
5年後の予想年収
450万円推定
2031年
10年後の予想年収
535万円推定
460〜621万円
将来性
65/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
13%
非常に低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 2.38倍

仕事内容

給食施設の調理場において献立表等に基づき、給食用料理を調理する。
 給食の提供場所は事業所(社員食堂)、学校、病院、保育所、介護施設など多岐にわたる。
 給食調理員は、管理栄養士、栄養士などの指示・献立表に基づいて食材の発注、納品確認、材料の下処理、各種調理器具を用いた大量の調理、盛り付け、配膳、器材の洗浄消毒、食器洗浄、ゴミ処理、調理場の清掃などを行う。通常の調理以外にアレルギー除去食の調理も行う。
 その他、就業時には設備等の不備、不具合を点検し、一定の書式に記入する。また、調理前の食材や水に異物混入等がないか確認したり、水質検査をする。そして、終業時の反省会や翌日の予定確認等の打合せも、毎日の仕事としてある。
 なお、病院の治療食では医師の指示により、患者個々の献立の調理を行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 大型調理機、調理道具(包丁、ガスコンロ等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

学校・病院などの特定給食施設は全国で51,005か所(2024年時点*)あり、職場は全国にわたる。勤務形態・給食の提供方法も様々である。
 学校給食等では、昼食のみを提供し土日は休日の場合が多くなっているが、病院給食のように3食(朝・昼・夕食)を出す施設では、早出・日勤・遅出の勤務形態が多く、休みも交替制である。
 給与水準は勤務先の規定による。パート・アルバイト従業員の比率が高く、地域の時給水準に応じた賃金設定となっていることが多い。
 給食調理員は厨房内での立ち仕事が多く、空調設備があるとしても高温、多湿になりがちである。特に大量調理は各種の大型調理機を使い、煮る・焼く・蒸すなど火を扱う仕事であり、マニュアルに従って安全に留意しながら作業を行う必要がある。直接食品に触れるので、衛生管理や就業者本人の健康管理が重要となる。
 近年、国際的な衛生管理基準(HACCP: Hazard Analysis Critical Control Point)の衛生管理を取り入れた職場環境の施設が多くなっている。

*令和6年度衛生行政報告例の概況 栄養関係

給食調理員の年収

給食調理員の平均年収は379万円(令和7年賃金構造基本統計調査「飲食物調理従事者」・全国)。中央値の目安は353万円、年収レンジは273〜618万円、上位10%は538万円です。

平均年収
379万円
中央値(目安)
353万円
最低年収の目安
273万円
未経験・20代前半
上位10%
538万円
最高年収の目安
618万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,745円
短時間労働者 1,221円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.4万円
前年度比 +1.1万円

あなたの年収は、同じ年代の給食調理員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

給食調理員の時給1,745円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
290万円
30代
337万円
40代
378万円
50代
413万円

平均年収と平均年齢(44.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
288万円
1〜3年
318万円
3〜5年
349万円
5〜10年
388万円
10年以上
434万円

雇用形態別の年収推定

正社員 379万円パート・アルバイト 159万円フリーランス・自営 398万円契約社員・派遣社員 296万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年333万円———
2022年340万円———
2023年359万円—2.85倍22.5万円
2024年369万円—2.76倍23.3万円
2025年379万円—2.38倍24.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

給食調理員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在379万円 → 3年後 420万円 → 5年後 450万円 → 10年後 535万円(10年後の予想レンジ 460〜621万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。

379万円
現在
2026年
420万円
3年後
2029年
388〜457万円
450万円
5年後
2031年
406〜501万円
535万円
10年後
2036年
460〜621万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.59%求人賃金の勢い +1.02%AIの影響 +0.28%合計 +3.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

給食調理員の将来性スコア

65/100
★★★☆☆
高い・全職業で66位
AI耐性
87点
参入障壁
24点
年収水準
10点
求人需要
78点
賃金の勢い
84点
人手不足(平均年齢)
74点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

給食調理員のAI代替リスク

13%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中39位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

給食調理員の求人需要

有効求人倍率
2.38倍
全職業で115位
求人需要
非常に高い
80/100
求人賃金(月額)
24.4万円
前年度比 +1.1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.9歳
労働時間
169時間/月
5年後の求人数
+16.8%
推定
10年後の求人数
+30.3%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:給食・社員食堂の調理員の年収・将来性

給食調理員に当たるアメリカの職業「給食・社員食堂の調理員」(米国の職業分類 35-2012)の年収の中央値は約589万円($37,450・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収379万円の1.6倍です。

日本:給食調理員アメリカ:給食・社員食堂の調理員
年収(日本=平均・米国=中央値)379万円589万円
$37,450
上位10%538万円781万円
$49,670
10年後の予想年収535万円800万円
$50,900
将来性スコア6551
AI代替リスク13% 非常に低い27% 低い
求人需要求人倍率 2.38倍雇用の増減予測 +2.8%
2025–35・BLS
就業者数—44.1万人
時給(平均)1,745円
最低賃金の1.5倍
2,830円
$18.00
連邦最低賃金の2.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学歴不問

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

給食調理員は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、給食調理員だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

給食調理員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.3
指導
3.1
説明力
3.1
読解力
3.0
他者との調整
2.7
他者の反応の理解
2.5
文章力
2.5
時間管理
2.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
0.9
顧客サービス・対人サービス
0.8
事務処理
0.7
農業・畜産業
0.6
公衆安全・危機管理
0.5
コミュニケーションとメディア
0.5
数学
0.5
人事労務管理
0.5

仕事の中身(よく行う活動)

仕事を整理、計画する、優先順序を決める上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る手と腕を使って物を取り扱い動かす全身を使って身体的な活動を行う人間関係を構築し、維持する設備、構造物、材料を検査するスケジュールを作成する仕事に関連する知識を更新し、活用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

給食調理員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
 新規学卒者は調理師学校等からの紹介が多い。中途採用は、ハローワークや求人広告等による募集が多い。パート・アルバイトの募集も多くなっている。
 給食調理員は、特定多数の人々に継続的に食事を提供する仕事なので、衛生観念が最も必要となる。また、数食から1,000食以上まで様々な量の食事を提供するため、それぞれに応じた道具や機械を正確に操作する能力も必要になる。
 事業所給食等であれば、入職後1年程度でひと通りの仕事は覚えられるが、特殊な調理を必要とする病院給食や介護施設等の給食では3年程度の経験が必要になる。
 調理師、専門調理師や栄養士の資格を取得し、調理主任・給食施設の責任者などになる道もある。
 関連資格としては、厚生労働省の技能検定の「調理技能士」がある。

給食調理員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「飲食物調理従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「39 飲食物調理従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。