西洋料理調理人(コック)

飲食 職業分類:09_055-02 信頼度 ★★★★★

別名:イタリア料理調理人、シェフ、フランス料理調理人、洋食調理人

ホテルのレストランや西洋料理専門店で、フランス料理などの洋食料理を、味だけでなく、見た目にも美しく作り上げる。

平均年収
379万円
レンジ 273〜618万円
最高年収の目安
618万円
上位10% 538万円
5年後の予想年収
450万円推定
2031年
10年後の予想年収
535万円推定
460〜621万円
将来性
67/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
25%
低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 2.38倍

仕事内容

ホテルのレストランや西洋料理専門店で、フランス料理などの洋食料理を、味だけでなく、見た目にも美しく作り上げる。
 全体を統括する料理人をシェフ(料理長)といい、シェフが決めたメニューや調理法にしたがって、コックが材料を洗ったり、切るなどの下準備をし、ゆでる、炒める、焼く、スープ類を作るなど調理し、皿への盛りつけなどを行う。
 小さい店ではほとんどの作業をひとりで行うこともあるが、大きなレストランでは仕事が分業化されている。たとえばフランス料理では、肉や魚を仕分けて調理する「ブッシェ」、ソース類を作る「ソーシェ」、オードブルやサラダを専門に作る「ガルド・マンジェ」、スープや野菜の仕込みをする「アントルメティエ」、パンやデザートを作る「パティシエ」に分かれる。
 作業に応じて、さまざまな道具を使いながら料理する。いため鍋(ソテーパン)、ブイヨン鍋(ストックポット)、鉄板(ロースター)、湯わかし(ケトル)、漉し器(シノア)、ナイフ(10種類ぐらいある)、木のシャモジ(スパテラ)、掻き立て器(ホイップ)などがある。
 一般的に、最初は下回りの仕事から順番に覚える。いろいろな道具を片付ける「鍋洗い」、先輩の指示により材料の用意や下ごしらえをする「追い回し」を経て、サンドイッチやサラダといった「コール物」やオードブルを作るようになり、7~8年たつと火を使う「ストーブ前」に立ち、実際に調理をするようになる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 いため鍋(ソテーパン)、ブイヨン鍋(ストックポット)、鉄板(ロースター)、湯わかし(ケトル)、漉し器(シノア)、ナイフ、木のシャモジ(スパテラ)、掻き立て器(ホイップ)、包丁、ガスコンロ等

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

男性中心の職場であったが、最近は女性も多く活躍している。
 組織化された企業で働く西洋料理調理人は、交替制で週1~2回の休みを取るが、ホテル、レストランは、土日祝日は営業している場合が多く、通常、土日祝日などが出勤日に当たることが多くなる。一日の勤務は早番、遅番での2交替での勤務となることが多い。
 厨房内での仕事のため、空調設備があるとしても高温、多湿になりがちである。特に調理は火や刃物を扱う仕事であるため、ある程度の危険も伴う。また、作業中は立ったままの姿勢となる。

西洋料理調理人(コック)の年収

西洋料理調理人(コック)の平均年収は379万円(令和7年賃金構造基本統計調査「飲食物調理従事者」・全国)。中央値の目安は353万円、年収レンジは273〜618万円、上位10%は538万円です。

平均年収
379万円
中央値(目安)
353万円
最低年収の目安
273万円
未経験・20代前半
上位10%
538万円
最高年収の目安
618万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,745円
短時間労働者 1,221円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.4万円
前年度比 +1.1万円

あなたの年収は、同じ年代の西洋料理調理人(コック)の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

西洋料理調理人(コック)の時給1,745円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
290万円
30代
337万円
40代
378万円
50代
413万円

平均年収と平均年齢(44.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
288万円
1〜3年
318万円
3〜5年
349万円
5〜10年
388万円
10年以上
434万円

雇用形態別の年収推定

正社員 379万円パート・アルバイト 159万円フリーランス・自営 398万円契約社員・派遣社員 296万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年333万円———
2022年340万円———
2023年359万円—2.85倍22.5万円
2024年369万円—2.76倍23.3万円
2025年379万円—2.38倍24.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

西洋料理調理人(コック)の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在379万円 → 3年後 420万円 → 5年後 450万円 → 10年後 535万円(10年後の予想レンジ 460〜621万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。

379万円
現在
2026年
420万円
3年後
2029年
388〜457万円
450万円
5年後
2031年
406〜501万円
535万円
10年後
2036年
460〜621万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.59%求人賃金の勢い +1.02%AIの影響 +0.19%合計 +3.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

西洋料理調理人(コック)の将来性スコア

67/100
★★★☆☆
高い・全職業で46位
AI耐性
75点
参入障壁
69点
年収水準
10点
求人需要
78点
賃金の勢い
84点
人手不足(平均年齢)
74点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

西洋料理調理人(コック)のAI代替リスク

25%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中121位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

西洋料理調理人(コック)の求人需要

有効求人倍率
2.38倍
全職業で115位
求人需要
非常に高い
80/100
求人賃金(月額)
24.4万円
前年度比 +1.1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.9歳
労働時間
169時間/月
5年後の求人数
+14.9%
推定
10年後の求人数
+26.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:レストランの調理人の年収・将来性

西洋料理調理人(コック)に当たるアメリカの職業「レストランの調理人」(米国の職業分類 35-2014)の年収の中央値は約588万円($37,390・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収379万円の1.6倍です。

日本:西洋料理調理人(コック)アメリカ:レストランの調理人
年収(日本=平均・米国=中央値)379万円588万円
$37,390
上位10%538万円753万円
$47,900
10年後の予想年収535万円829万円
$52,700
将来性スコア6765
AI代替リスク25% 低い19% 非常に低い
求人需要求人倍率 2.38倍雇用の増減予測 +12.1%
2025–35・BLS
就業者数—141.0万人
時給(平均)1,745円
最低賃金の1.5倍
2,830円
$18.00
連邦最低賃金の2.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学歴不問

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

西洋料理調理人(コック)は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、西洋料理調理人(コック)だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

西洋料理調理人(コック)に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.1
読解力
3.6
説明力
3.3
文章力
3.2
指導
3.1
他者の反応の理解
3.1
道具、機器、設備の選択
3.0
他者との調整
2.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
3.1
販売・マーケティング
2.5
生産・加工
2.5
人事労務管理
2.1
ビジネスと経営
2.1
農業・畜産業
2.0
経済学・会計学
1.8
事務処理
1.7

仕事の中身(よく行う活動)

仕事を整理、計画する、優先順序を決める創造的に考える目標と戦略を策定する継続的に状況を把握するクオリティを判断する法律や規定、基準を適用する仕事に関連する知識を更新し、活用するスケジュールを作成する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

西洋料理調理人(コック)になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、一般的には高校卒業後、又は調理専門学校で基礎を学んだ後にレストランで修業する。調理師、専門調理師、調理技能士などの資格を持っていると有利だが、ある程度経験を積んでから調理師の試験を受けるケースも多い。
 一人前になるまでに10年かかるといわれているが、修業時代の経験は一人前の西洋料理調理人になるための重要な基礎となる。
 高い技術を身につけることで、将来的に「シェフ」になる、あるいは独立・開業することが可能になる。また、より良い条件で他の店に移ることもある。海外のレストランで修業を積む例もある。料理について関心が強いこと、味覚がすぐれていること、また、長い修業期間があるので、忍耐力や向上心が求められる。シェフなどになると、お客に料理の説明をするなどの接客サービスも必要となる。

西洋料理調理人(コック)のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「飲食物調理従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「39 飲食物調理従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。