ワイン製造

製造 職業分類:12_072-07 信頼度 ★★★★☆

別名:果実酒製造工、酒類製造工(清酒を除く)、ワイン製造工

ブドウからワインを醸造する作業に従事する。

平均年収
397万円
レンジ 286〜647万円
最高年収の目安
647万円
上位10% 563万円
5年後の予想年収
450万円推定
2031年
10年後の予想年収
510万円推定
438〜592万円
将来性
52/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
50%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

ブドウからワインを醸造する作業に従事する。
 ワイン造りは、ブドウをつぶして皮ごと発酵させる方法(赤ワイン製造)と、ブドウの皮や種を除いて、しぼりとった果汁のみを発酵させる方法(白ワイン製造)に分かれる。まず、つぶしたブドウやしぼった果汁の入った発酵タンクに、純粋酵母をブドウ果汁で培養した酒母(しゅぼ)を加える。すぐに発酵が始まり、1~2週間、毎日「諸味(もろみ)」の温度やアルコール度を測定したり、利き酒をして、発酵の正常な進行を確認する。赤ワインの場合は、発酵によって浮かび上がるブドウの皮を棒で突き崩してワインの中に沈める。発酵が終わると「おり」と呼ばれる残りかすを取り除いて熟成させる。
 仕込み作業が集中する秋以外は、ワインの熟成・貯蔵管理、樽の詰め替え、ワインの濾過(ろか)なども行う。ワイン造りはヨーロッパでは2千年の歴史があるものの、日本の酒類製造の中では比較的新しい職業である。機械化が進んではいるが、基本的な製造工程に大きな変化はない。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 発酵タンク、測定器(温度、アルコール度等)、樽、濾過機

労働条件の特徴

ワイナリーは、ブドウの産地に立地しているため山梨県、長野県、北海道、山形県、新潟県などが主な勤務地となる。
 ワイナリーは、家族経営の小規模なものから、大手洋酒製造会社まで国内に493場ある(2024年時点*)。中小企業では数人、大企業では十数人程度がワイン製造の仕事で雇用されており、大企業では別のワイナリーや他の職場への転勤もある。
 入荷・収穫したブドウはその日のうちにつぶす必要があるため、ブドウの収穫期である9~11月は繁忙期となる。。
 チリ産やヨーロッパ産のワインに対する関税が撤廃され、海外企業や海外メーカーとの競争がある一方で、国産のワインも品質が向上しており、ある程度の生産量は維持されると考えられる。

*国税庁 酒類製造業及び酒類卸売業の概況(令和6年アンケート)

ワイン製造の年収

ワイン製造の平均年収は397万円(令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」・全国)。中央値の目安は369万円、年収レンジは286〜647万円、上位10%は563万円です。

平均年収
397万円
中央値(目安)
369万円
最低年収の目安
286万円
未経験・20代前半
上位10%
563万円
最高年収の目安
647万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,847円
短時間労働者 1,184円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代のワイン製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ワイン製造の時給1,847円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
307万円
30代
358万円
40代
401万円
50代
439万円

平均年収と平均年齢(43.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
302万円
1〜3年
333万円
3〜5年
365万円
5〜10年
406万円
10年以上
454万円

雇用形態別の年収推定

正社員 397万円パート・アルバイト 167万円フリーランス・自営 417万円契約社員・派遣社員 309万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年341万円———
2022年345万円———
2023年342万円—1.96倍20.9万円
2024年366万円—1.78倍21.7万円
2025年397万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ワイン製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在397万円 → 3年後 428万円 → 5年後 450万円 → 10年後 510万円(10年後の予想レンジ 438〜592万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。

397万円
現在
2026年
428万円
3年後
2029年
395〜465万円
450万円
5年後
2031年
405〜501万円
510万円
10年後
2036年
438〜592万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.0%合計 +2.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ワイン製造の将来性スコア

52/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で241位
AI耐性
50点
参入障壁
90点
年収水準
18点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
56点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ワイン製造のAI代替リスク

50%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中295位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ワイン製造の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.5歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
+7.5%
推定
10年後の求人数
+13.4%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:食品製造の作業員の年収・将来性

ワイン製造に当たるアメリカの職業「食品製造の作業員」(米国の職業分類 51-3092)の年収の中央値は約665万円($42,290・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収397万円の1.7倍です。

日本:ワイン製造アメリカ:食品製造の作業員
年収(日本=平均・米国=中央値)397万円665万円
$42,290
上位10%563万円927万円
$58,940
10年後の予想年収510万円884万円
$56,200
将来性スコア5253
AI代替リスク50% 中程度58% 中程度
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 +6.5%
2025–35・BLS
就業者数—17.5万人
時給(平均)1,847円
最低賃金の1.6倍
3,302円
$21.00
連邦最低賃金の2.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

ワイン製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、ワイン製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

ワイン製造に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.2
クオリティチェック
4.1
修理
4.1
継続的観察と評価
4.0
指導
4.0
読解力
3.9
説明力
3.9
故障等の原因特定
3.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.6
生物学
2.3
化学
2.3
農業・畜産業
2.2
機械
2.1
数学
2.0
工学
2.0
事務処理
1.9

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ワイン製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、関連する分野としては高校の農業科、食品関連科、大学の農学部、食品関連学部などがある。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。
 少人数での共同作業のため、互いに助け、協力できる協調性が求められる。また、ワインの品質を判定するために常に利き酒が行われるので、経験を積んで利き酒能力を磨くことが大切になる。多くの作業に機械が導入されているが、伝統的な作業には体力が必要とされるものも多い。
 ワイン造りは人間の勘や経験が重要であり、実地に仕事をしながら様々な経験を積んで技能を修得し、熟練による判断力が備わるにつれて、ワイン造り全体を管理する立場になる。

ワイン製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。