金型工

製造 職業分類:12_071-12 信頼度 ★★★★★

別名:金型修理工、金型製造工

工作機械を操作して大量生産の部品を作るための金型を製作する。

平均年収
465万円
レンジ 327〜775万円
最高年収の目安
775万円
上位10% 672万円
5年後の予想年収
523万円推定
2031年
10年後の予想年収
588万円推定
505〜682万円
将来性
51/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
52%
中程度
求人需要
高い
有効求人倍率 1.98倍

仕事内容

工作機械を操作して大量生産の部品を作るための金型を製作する。
 金型とは、同じ形の製品や部品を同じ品質で大量に効率よく製造するために、金属材料で作られた「型」のことで、身のまわりのプラスチック製品から、電機・自動車部品、光学機器、生産機器、医療機器、建築資材などの同じ製品を大量に作る時に欠かせないものである。
 金型は、大きいものは100トン以上、小さいものは手のひらに載るサイズまで製品に応じて多種多様で、精度ではサブミクロン(1万分の1ミリ)の超精密が要求されるものもある。
 まず、金型の設計業務では、主にCAD/CAMによって、技術者が設計図面を作成する。次に、機械加工工程では、コンピュータによる設計データや金型の設計図面に基づいて、工作機械を使って金属材料を加工する。仕上げ・組立工程では、表面にみがき等の仕上げをし、組立や調整を行って一式の金型を作製する。最終的に、完成した金型を用いて試作用設備で製品を試作して、必要な修正作業を行い、その品質を確認する。また、金型の修理の作業も行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 金型、CAD/CAM、コンピュータ、NCフライス、マシニングセンター、NC工作機械

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は金型を製作する専業企業と部品加工メーカーの工場である。小規模の事業所が多く職場は全国に広がっている。就業者は男性が多い。
 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。金型は受注生産であるため受注が重なると一時的に忙しくなり、残業が増えることも少なくない。
 金型製作工場の現場は、設備のコンピュータ化、デジタル化に伴い、作業環境は改善されている。3DCADや精度の高い金属加工機械の導入が進む中、人の手による最終調整も含め作業時間は短縮されてきている。
 金型の製造はコンピュータによる設計や製作など情報技術型に移行している。高齢化した熟練工の技能継承と若手育成が課題となっている。

金型工の年収

金型工の平均年収は465万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品)」・全国)。中央値の目安は433万円、年収レンジは327〜775万円、上位10%は672万円です。

平均年収
465万円
中央値(目安)
433万円
最低年収の目安
327万円
未経験・20代前半
上位10%
672万円
最高年収の目安
775万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,178円
短時間労働者 1,534円
最低賃金との比
1.9倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.9万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代の金型工の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

金型工の時給2,178円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
347万円
30代
409万円
40代
461万円
50代
508万円

平均年収と平均年齢(45.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
351万円
1〜3年
389万円
3〜5年
427万円
5〜10年
477万円
10年以上
534万円

雇用形態別の年収推定

正社員 465万円パート・アルバイト 195万円フリーランス・自営 489万円契約社員・派遣社員 363万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年429万円———
2022年439万円———
2023年456万円—2.41倍23.7万円
2024年472万円—2.08倍24.3万円
2025年465万円—1.98倍24.9万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

金型工の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在465万円 → 3年後 499万円 → 5年後 523万円 → 10年後 588万円(10年後の予想レンジ 505〜682万円)。年率の伸びは+2.4%と見ています。

465万円
現在
2026年
499万円
3年後
2029年
461〜543万円
523万円
5年後
2031年
471〜582万円
588万円
10年後
2036年
505〜682万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.39%求人賃金の勢い +0.23%AIの影響 -0.06%合計 +2.4%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

金型工の将来性スコア

51/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で268位
AI耐性
48点
参入障壁
47点
年収水準
40点
求人需要
73点
賃金の勢い
19点
人手不足(平均年齢)
76点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

金型工のAI代替リスク

52%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中309位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

金型工の求人需要

有効求人倍率
1.98倍
全職業で144位
求人需要
高い
61/100
求人賃金(月額)
24.9万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
45.3歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
+7.8%
推定
10年後の求人数
+14.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:金型職人の年収・将来性

金型工に当たるアメリカの職業「金型職人」(米国の職業分類 51-4111)の年収の中央値は約1,007万円($64,050・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収465万円の2.2倍です。

日本:金型工アメリカ:金型職人
年収(日本=平均・米国=中央値)465万円1,007万円
$64,050
上位10%672万円1,457万円
$92,680
10年後の予想年収588万円1,278万円
$81,300
将来性スコア5139
AI代替リスク52% 中程度40% 低い
求人需要求人倍率 1.98倍雇用の増減予測 −9.2%
2025–35・BLS
就業者数—5.7万人
時給(平均)2,178円
最低賃金の1.9倍
5,032円
$32.00
連邦最低賃金の4.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—職業訓練の修了証(学位なし)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

金型工は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、金型工だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

金型工に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
3.7
傾聴力
3.7
道具、機器、設備の選択
3.4
説明力
3.3
指導
3.3
修理
3.2
文章力
3.1
設置と設定
3.0

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

機械
3.0
生産・加工
2.9
設計
2.7
工学
1.9
数学
1.9
コンピュータと電子工学
1.4
教育訓練
1.2
物理学
1.1

仕事の中身(よく行う活動)

機械、および機械製造のプロセスをコントロールするコンピュータを用いて作業を行う装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する仕事を整理、計画する、優先順序を決めるスケジュールを作成する機械装置の修理と保守を行う創造的に考える設備、構造物、材料を検査する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

金型工になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。高校等を卒業してすぐにこの職業に就くのが一般的である。また、他の職業からの中途採用もある。
 新規学卒者は、学校、ハローワークの紹介がほとんどである。中途採用は、ハローワーク、新聞、求人広告等で行われている。
 高度の熟練技術が要求され、機械工学的な知識があると有利であるが、実務を通して経験を積むことが重要である。使用する機械や道具も多く、使い方を身につけ習得することが求められる。通常は、教育は汎用工作機械で、素材加工、部品加工作業などからはじめて基礎的な切削技術を習得してから、NCフライス、マシニングセンターなどのNC工作機械の操作を行う。
 小規模工場の金型製作は、ほとんどの作業を一人で行うことが多いので、あらゆる工程を経験する。また、人数の多い職場の場合には加工作業が分業となり、当初は基礎的な加工作業を経験する。
 関連する資格として厚生労働省が定める技能検定の「金型製作技能士」があり、資格を取得すると技術の証明として評価される。
 最後まで作業をやり抜く根気、粘り強さが必要である。また、金型は一品受注生産であり、決まった工程で同じものを作る作業ではなく、新しいことに対し好奇心をもって創意、工夫できることが求められる。

金型工のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品)」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「52 製品製造・加工処理従事者(金属製品)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。