かばん・袋物製造

製造 職業分類:12_073-99 信頼度 ★★★★★

別名:かばん製造工、かばん縫製工、袋物製造工、袋物縫製工

天然皮革、合成皮革、布などの材料を加工して、かばん、バッグや財布、名刺入れなどの袋物(ふくろもの)を作る。

平均年収
411万円
レンジ 295〜672万円
最高年収の目安
672万円
上位10% 585万円
5年後の予想年収
466万円推定
2031年
10年後の予想年収
529万円推定
455〜614万円
将来性
48/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
46%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

天然皮革、合成皮革、布などの材料を加工して、かばん、バッグや財布、名刺入れなどの袋物(ふくろもの)を作る。
 袋物の製造は、商品のデザイン、見本・型紙作り、材料の裁断と加工、縫製と仕上げの4つの工程に分かれる。一般的に袋物製造の仕事という場合は、裁断・加工と縫製・仕上げの工程をさす場合が多い。
 裁断の工程では、デザインに合わせて作った型紙通りに、プレス機やナイフ、ハサミを用いて、皮革や布などの材料を裁断する。キズやムラのある所を避けながら、材料に無駄が出ないように切り取る。次に加工の工程では、縫製の準備として、主材料が皮革の場合には縫製しやすいように部分的にはがす革漉き(かわすき)という作業を、布や毛皮、ニットを使う場合には不織布などで裏打ちを施す作業を行う。
 縫製の工程では、各パーツ、ファスナーや止め金具、裏地などを合わせ、工業用ミシンや手作業で縫って製品の形にする。縫製後の仕上げでは製品をチェックしたり、表面の汚れを除いたり、磨きやつや出しを行ったりする。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 プレス機、ナイフ、ハサミ、工業用ミシン、裁断機

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先はかばん・袋物の製造事業所は10人以下の事業所が全体の約9割を占める等、比較的小規模な事業所が多い。地域的には首都圏の事業所(東京、神奈川、千葉、埼玉)で約半数を占めている。従業員の男女比はやや女性が多い(2021年時点*1)。
 雇用形態、賃金、労働時間等の労働条件は、職場によって異なり、社内の規定による。
 シーズンに合わせて新製品を出すため、繁閑の差がある。立ち作業の工程と腰掛け作業の工程があり、裁断機やミシンなどによる多少の騒音や振動がある。
 かばん・袋物は流行の変化が激しく、同じ製品を機械で大量生産することは少ないため、製品の出来は製造する者の技能による部分が大きい。
2023年度の国内のかばん・袋物の市場規模(小売金額ベース)は消費者の外出機会などコロナ禍以前に戻り、購入頻度とともに需要も回復した。加えて、インバウンド需要が拡大したことで、市場規模は前年度を上回る結果となった。ただし、鞄の原材料や燃料費の高騰等による商品単価の全体的な上昇などによる影響もある。今後の懸念材料としては、商品価格の値上げや物価高による買い控えの進行などが想定される。(*2)。
*1総務省2021経済センサスから
*2株式会社矢野経済研究所 「鞄・袋物市場に関する調査(2025年)」(2025年3月26日発表)から
注.「ビジネス鞄」や「旅行鞄」「ハンドバッグ」などに加え、参入企業が展開している「財布・革小物類」「ベルト」も含む。

かばん・袋物製造の年収

かばん・袋物製造の平均年収は411万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」・全国)。中央値の目安は382万円、年収レンジは295〜672万円、上位10%は585万円です。

平均年収
411万円
中央値(目安)
382万円
最低年収の目安
295万円
未経験・20代前半
上位10%
585万円
最高年収の目安
672万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,013円
短時間労働者 1,215円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代のかばん・袋物製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

かばん・袋物製造の時給2,013円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
315万円
30代
368万円
40代
413万円
50代
453万円

平均年収と平均年齢(44.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
312万円
1〜3年
345万円
3〜5年
378万円
5〜10年
420万円
10年以上
470万円

雇用形態別の年収推定

正社員 411万円パート・アルバイト 172万円フリーランス・自営 431万円契約社員・派遣社員 320万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年390万円———
2022年398万円———
2023年415万円—1.96倍20.9万円
2024年413万円—1.78倍21.7万円
2025年411万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

かばん・袋物製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在411万円 → 3年後 443万円 → 5年後 466万円 → 10年後 529万円(10年後の予想レンジ 455〜614万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

411万円
現在
2026年
443万円
3年後
2029年
409〜482万円
466万円
5年後
2031年
420〜519万円
529万円
10年後
2036年
455〜614万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.03%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

かばん・袋物製造の将来性スコア

48/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で325位
AI耐性
54点
参入障壁
18点
年収水準
26点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
68点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

かばん・袋物製造のAI代替リスク

46%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中270位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

かばん・袋物製造の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.0歳
労働時間
160時間/月
5年後の求人数
+8.1%
推定
10年後の求人数
+14.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:靴・革製品の職人の年収・将来性

かばん・袋物製造に当たるアメリカの職業「靴・革製品の職人」(米国の職業分類 51-6041)の年収の中央値は約594万円($37,800・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収411万円の1.4倍です。

日本:かばん・袋物製造アメリカ:靴・革製品の職人
年収(日本=平均・米国=中央値)411万円594万円
$37,800
上位10%585万円826万円
$52,550
10年後の予想年収529万円771万円
$49,000
将来性スコア4837
AI代替リスク46% 中程度30% 低い
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 −6.5%
2025–35・BLS
就業者数—7,450人
時給(平均)2,013円
最低賃金の1.7倍
2,830円
$18.00
連邦最低賃金の2.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

かばん・袋物製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、かばん・袋物製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

かばん・袋物製造に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.4
読解力
3.2
指導
3.1
クオリティチェック
3.0
説明力
2.9
道具、機器、設備の選択
2.9
継続的観察と評価
2.8
新しい情報の応用力
2.7

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.4
販売・マーケティング
1.6
顧客サービス・対人サービス
1.4
輸送
1.3
芸術
1.1
事務処理
0.9
設計
0.9
ビジネスと経営
0.9

仕事の中身(よく行う活動)

創造的に考えるクオリティを判断する仕事に関連する知識を更新し、活用する仕事を整理、計画する、優先順序を決める設備、構造物、材料を検査するスケジュールを作成する目標と戦略を策定する意思決定と問題解決を行う

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

かばん・袋物製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。入職後は、まず熟練を必要としない作業に従事し、上司や先輩からマンツーマンの指導を受けながら、材料や加工方法などについて知識を身につけていくのが一般的である。
 縫製作業においては、布の場合は2~3年、皮革の場合は5~7年ほどで一人前になるといわれている。縫製作業が一人前になれば、独立・開業も可能である。
 勤勉さ、注意深さ、指先の器用さが求められる。また、商品のデザイン等を手掛ける場合は、色・柄を含めた美的センス、デザインやスケッチから実物をイメージできる空間判断力も必要となる。

かばん・袋物製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。