福祉事務所ケースワーカー
別名:社会福祉士(福祉事務所:相談・助言・援助業務)、相談支援専門員(福祉事務所)、福祉事務所地区担当員、福祉事務所面接員
病気や高齢、貧困などで生活に困っている人々に対し、福祉事務所で一人ひとりの問題(ケース)について相談を受け、必要な支援を行う。
仕事内容
福祉事務所では、生活上の悩みや問題を抱えた人が相談に来ると、面接担当のケースワーカーが相談を受け、何が問題で、どのような支援が必要なのかを把握する。支援が必要と判断されると、支援の種類や方法を決め、具体的な手続を行い、他に利用できる支援についても説明する。
以上の手続が済むと、面接担当職員は地区を担当するケースワーカーに引き継ぐ。地区担当職員は家庭訪問や面接を行って、家族構成、収入、住宅などの生活実態を把握し、生活保護や施設入所など具体的な支援の方針を立てる。支援がスタートすると、定期的に家庭訪問をし、支援がうまくいっているかを確認する。家庭訪問の他に、支援内容の変更手続、面接記録の整理、報告書の作成を行う。
近年、社会福祉のニーズの多様化に対応するため、関係する各種機関の連携が求められる中、幅広い分野にまたがるネットワークのコーディネーターとしての役割が期待されている。
主なタスク
- 担当するケースについての相談内容や支援の状況を記録し、報告書を作成する。(実施率 1%)
- 子どもへの虐待があれば注意する。(実施率 1%)
- 担当するケースについて、関係機関との情報共有や連携を行う。(実施率 1%)
- 生活保護その他の支援措置、医療や住宅に関する補助などの適用について検討する。(実施率 1%)
- 担当するケースの状況を確認するため、住宅調査や家庭訪問を実施する。(実施率 1%)
- 福祉施策の利用申請に関する情報収集のため、申請者に面接し、調査する。(実施率 1%)
- 受給状況をモニタリングし、不正があれば指導する。(実施率 1%)
- 公的支援措置への適格性を確認するため、必要な資料を収集・整備する。(実施率 1%)
- 支援措置の内容、受給額や受給方法などを相談者に説明し、申請者が手続きをする際に援助をする。(実施率 1%)
- 公的支援措置の関係窓口を紹介する。(実施率 1%)
- 様々な支援プログラムの受給資格の確認や利用の手続きをする。(実施率 1%)
- 援助が開始されたら、内容を地区担当のケースワーカーに引継ぐ。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
福祉事務所は都道府県、市及び特別区では設置が義務付けられており、町、村でも任意に設置されているところもある。地区担当員は、家庭訪問など訪問調査の活動が中心となるため、外出する時間が多くなる。基本的には、所定の勤務時間内に活動を行うが、対象者の人数や内容によって、残業となる場合もある。
福祉事務所ケースワーカーの年収
福祉事務所ケースワーカーの平均年収は442万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の社会福祉専門職業従事者」・全国)。中央値の目安は411万円、年収レンジは313〜730万円、上位10%は634万円です。
あなたの年収は、同じ年代の福祉事務所ケースワーカーの中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
福祉事務所ケースワーカーの時給2,217円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(46.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 404万円 | — | — | — |
| 2022年 | 416万円 | — | — | — |
| 2023年 | 426万円 | — | 2.79倍 | 23.6万円 |
| 2024年 | 441万円 | — | 2.72倍 | 24.3万円 |
| 2025年 | 442万円 | — | 2.65倍 | 25.2万円 |
福祉事務所ケースワーカーの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在442万円 → 3年後 487万円 → 5年後 519万円 → 10年後 611万円(10年後の予想レンジ 525〜709万円)。年率の伸びは+3.3%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
福祉事務所ケースワーカーの将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
福祉事務所ケースワーカーのAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
福祉事務所ケースワーカーの求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:児童・家庭・スクールソーシャルワーカーの年収・将来性
福祉事務所ケースワーカーに当たるアメリカの職業「児童・家庭・スクールソーシャルワーカー」(米国の職業分類 21-1021)の年収の中央値は約936万円($59,550・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収442万円の2.1倍です。
| 日本:福祉事務所ケースワーカー | アメリカ:児童・家庭・スクールソーシャルワーカー | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 442万円 | 936万円 $59,550 |
| 上位10% | 634万円 | 1,502万円 $95,530 |
| 10年後の予想年収 | 611万円 | 1,267万円 $80,600 |
| 将来性スコア | 65 | 58 |
| AI代替リスク | 36% 低い | 43% 中程度 |
| 求人需要 | 求人倍率 2.65倍 | 雇用の増減予測 +4.4% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 39.3万人 |
| 時給(平均) | 2,217円 最低賃金の1.9倍 | 4,718円 $30.00 連邦最低賃金の4.1倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 学士号(大卒) |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:専門職の平均月収を国別に比べる
福祉事務所ケースワーカーは国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。
「専門職」全体の平均で、福祉事務所ケースワーカーだけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →
福祉事務所ケースワーカーに必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
福祉事務所ケースワーカーになるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
福祉事務所に勤務するケースワーカーについては、社会福祉法で社会福祉主事の資格が必要とされている。社会福祉主事になるには、大学や専門学校などで、厚生労働大臣が指定する社会福祉についての科目を修めて卒業しているか、指定養成機関又は講習会の課程を修了している必要がある。資格を持っていない人は、福祉事務所に配属された後、講習会に参加するなどして資格を取ることになる。
社会福祉に対する情熱をもち、悩みをもつ人に対して深い関心があること、社会福祉関係の法律などについて詳しいことが求められる。
福祉事務所ケースワーカーのキャリアルートと年収アップ方法
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