歯科医師

医療 職業分類:04_021-02 信頼度 ★★★★★

虫歯や歯のまわりの病気を治療するとともに予防指導にあたる。

平均年収
1,063万円
レンジ 589〜2,128万円
最高年収の目安
2,128万円
上位10% 1,773万円
5年後の予想年収
1,213万円推定
2031年
10年後の予想年収
1,386万円推定
1,192〜1,609万円
将来性
67/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
19%
非常に低い
求人需要
高い
有効求人倍率 1.95倍

仕事内容

虫歯や歯のまわりの病気を治療するとともに予防指導にあたる。
 具体的に虫歯を治療するためには、高速で回転するエアタービンを使って歯の悪い部分を削り、レジン(プラスチック)、金属をつめるなどの処置を施す。抜歯鉗子(かんし)や歯科用へーベルを使って歯を抜き、義歯やインプラントを入れる場合もある。
 診療を行う時には、器具の消毒や安全に配慮し、血液を介して感染する疾患にも十分気をつける必要がある。
 歯を残すための予防治療も重要で、歯科健診を受けに来た患者へ虫歯のチェックや、ブラッシング指導、歯石除去、歯科相談などを行う。また、高齢化に伴う歯科への通院が難しい患者の増加に対応するため、訪問歯科治療を行ったり、市町村などと連携し介護施設等へ巡回訪問して口腔ケアを行うこともある。
 また、がん等の患者の術後の治療に際して、術後の口腔内の衛生状態ケアや改善が患者の手術創の早期治癒など回復の向上に役立っていることから、チーム医療における医科歯科連携が推奨されている。
 大学病院では、専門分野に分かれて教育、研究、治療に取り組んでいる。たとえば、歯科口腔外科では口腔がんや外傷などの手術や治療を行い、大きな傷や病気の場合は、外科など他の分野の医師とチームを組んで治療を行うこともある。その他、学校歯科医、保健所で公衆衛生活動に取り組む歯科医師、歯の矯正を専門に行う歯科医師もいる。
 歯科医師法では、「歯科医師は、歯科医療及び保健指導をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする」と規定している。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 エアタービン、抜歯鉗子(かんし)、歯科用へーベル、医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

ほとんどの歯科医師が病院や歯科診療所(医院)で働いている。
 自分で開業している人が最も多く、これに次ぐのが診療所に勤務している人である。その他、歯科医学の教育・研究に携わっている人や保健衛生・衛生行政の分野で働いている人もいる。
 全国の届出歯科医師数は10万5267人であり、このうち女性は2万7413人(全体の26.0%)である(2022年時点*)。
 開業している歯科医師の場合、1日に8時間くらい診療を行う。口腔外科等がある大きな病院で働く場合には当直があり、救急の患者には夜間でも診療する。開業歯科医師の場合は、地域で救急治療を当番制で受け持ち、夜間や休日に診療する場合もある。
 最近は都市部で歯科医師の供給が過剰となり、新規開業の見通しが困難なことから大学歯学部の入学定員を減らす動きがある。一方、高齢化の進展に伴い、介護施設、個人宅への訪問歯科診療等のニーズが高まっているなど、歯科医師に期待される役割は拡がってきている。

*厚生労働省、令和4年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況

歯科医師の年収

歯科医師の平均年収は1,063万円(令和7年賃金構造基本統計調査「歯科医師」・全国)。中央値の目安は988万円、年収レンジは589〜2,128万円、上位10%は1,773万円です。

平均年収
1,063万円
中央値(目安)
988万円
最低年収の目安
589万円
未経験・20代前半
上位10%
1,773万円
最高年収の目安
2,128万円
トップ層
時給(一般労働者)
5,335円
短時間労働者 5,976円
最低賃金との比
4.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代の歯科医師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

歯科医師の時給5,335円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の4.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
750万円
30代
961万円
40代
1,157万円
50代
1,340万円

平均年収と平均年齢(39.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
737万円
1〜3年
846万円
3〜5年
954万円
5〜10年
1,095万円
10年以上
1,258万円

雇用形態別の年収推定

正社員 1,063万円パート・アルバイト 446万円フリーランス・自営 1,116万円契約社員・派遣社員 829万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年787万円———
2022年810万円———
2023年924万円—2.18倍37.6万円
2024年1,136万円—2.21倍38.4万円
2025年1,063万円—1.95倍39.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

歯科医師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在1,063万円 → 3年後 1,151万円 → 5年後 1,213万円 → 10年後 1,386万円(10年後の予想レンジ 1,192〜1,609万円)。年率の伸びは+2.7%と見ています。

1,063万円
現在
2026年
1,151万円
3年後
2029年
1,063〜1,252万円
1,213万円
5年後
2031年
1,093〜1,352万円
1,386万円
10年後
2036年
1,192〜1,609万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.38%求人賃金の勢い +0.28%AIの影響 +0.23%合計 +2.7%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

歯科医師の将来性スコア

67/100
★★★☆☆
高い・全職業で46位
AI耐性
81点
参入障壁
99点
年収水準
96点
求人需要
71点
賃金の勢い
23点
人手不足(平均年齢)
14点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

歯科医師のAI代替リスク

19%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中84位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

歯科医師の求人需要

有効求人倍率
1.95倍
全職業で154位
求人需要
高い
60/100
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
39.6歳
労働時間
161時間/月
5年後の求人数
+13.0%
推定
10年後の求人数
+23.5%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:歯科医師(一般歯科)の年収・将来性

歯科医師に当たるアメリカの職業「歯科医師(一般歯科)」(米国の職業分類 29-1021)の年収の中央値は約2,688万円($170,950・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収1,063万円の2.5倍です。

日本:歯科医師アメリカ:歯科医師(一般歯科)
年収(日本=平均・米国=中央値)1,063万円2,688万円
$170,950
上位10%1,773万円5,026万円
$319,630
10年後の予想年収1,386万円3,714万円
$236,200
将来性スコア6769
AI代替リスク19% 非常に低い23% 低い
求人需要求人倍率 1.95倍雇用の増減予測 +5.7%
2025–35・BLS
就業者数—12.4万人
時給(平均)5,335円
最低賃金の4.5倍
14,310円
$91.00
連邦最低賃金の12.6倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—博士号・専門職学位(医師・弁護士など)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

歯科医師は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、歯科医師だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

歯科医師に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.8
読解力
4.6
説明力
4.5
文章力
4.2
指導
4.0
他者の反応の理解
4.0
説得
3.9
新しい情報の応用力
3.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.7
セラピーとカウンセリング
2.8
顧客サービス・対人サービス
2.5
心理学
2.5
生物学
2.3
人事労務管理
2.2
公衆安全・危機管理
2.2
教育訓練
2.1

仕事の中身(よく行う活動)

継続的に状況を把握する仕事に関連する知識を更新し、活用する他者に対する支援とケアを行う情報の整理と検知を行う情報を取得する意思決定と問題解決を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める法律や規定、基準を適用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

歯科医師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

大学で6年間歯学について学んだ後、歯科医師国家試験に合格し、1年以上の臨床経験を積む必要がある。
 その後、病院や歯科医院で勤務医として働きながら経験を積み、開業する場合もある。
 患者とコミュニケーションが十分とれる人柄であること、冷静さ、注意力、判断力をもっていること、手先が器用であることなどが求められる。

歯科医師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「歯科医師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「12 医師,歯科医師,獣医師,薬剤師」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。