薬剤師

医療 職業分類:04_021-04 信頼度 ★★★★★

薬学の専門家として、病院や薬局などで薬の調合や服薬指導、管理などを行う。

平均年収
567万円
レンジ 384〜977万円
最高年収の目安
977万円
上位10% 840万円
5年後の予想年収
642万円推定
2031年
10年後の予想年収
727万円推定
625〜844万円
将来性
54/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
41%
中程度
求人需要
高い
有効求人倍率 1.95倍

仕事内容

薬学の専門家として、病院や薬局などで薬の調合や服薬指導、管理などを行う。
 最も代表的な仕事は「調剤」であり、医師が出した処方を確認して正確に薬を調合する。また、処方された薬の副作用や、併用薬との相互作用などについて、患者の体質やアレルギー歴などと照らし合わせ、問題なく服用できるかを確認する。
 個々の患者に合わせて、薬の効果や服用方法をわかりやすく説明する「服薬指導」も重要である。
 病院では、医薬品の在庫管理・記録を行うほか、病院と密接に連携し、患者の体調変化を評価して薬の量の変更を医師に提案したり、薬剤師外来で副作用管理のための服薬指導なども行う。
 病院や薬局以外では、製薬会社の社員として新しい薬の開発や実験を担当したり、薬の製造工程を管理したり、医療機関に自社製品の学術情報などを提供するMR(医薬情報担当者)とよばれる仕事に従事したり、国や都道府県の職員として、薬事関係の許認可や監視指導、食品や飲料水の検査・分析業務などを行う人もいる。
 薬剤師法では薬剤師の任務は、「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保する」とされている。
 なお、近年では「かかりつけ薬剤師」が普及しており、個人の薬の重複や飲み合わせ、処方内容の確認や薬に関する相談業務など患者の安全性や薬剤の有効性の向上につながる取組を行っている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン、レジ(小売店、レストラン等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

職場としては、薬局や医療機関、製薬企業、国や都道府県などの行政機関、大学などがある。全国の届出薬剤師数は32万3690人であり、このうち女性は19万9507人(全体の61.6%)を占める。
 主に従事している施設をみると、薬局が全体の58.9%、医療施設19.3%、医薬品関連企業11.5%、衛生行政機関または保健衛生施設2.1%、大学1.5%等となっている(2022年時点*)。このうち、薬局と医療施設の従事者の年次推移を比較すると、近年、薬局は大幅に増加しており、医療施設においても増加傾向がみられる。
 就業時間は異なるが、薬剤師の多くが勤務する薬局では各店舗の営業時間に準じて勤務する。調剤薬局の場合では、近隣の病院の繁閑状況に応じて繁忙度合が異なるが、比較的通院者の多い午前中が忙しくなるケースが多い。一方で、医療機関では、入院患者への点滴等の対応等休日でも必要に迫られるため、病院によっては夜勤や休日出勤をすることもある。
 薬局は従来からの調剤薬局に加え、チェーン展開しているドラックストアもある。ドラックストアでは調剤業務、市販薬の販売のみならず店舗で扱っている多様な生活雑貨等の販売を担う場合もある。
 また、近年は高齢者人口の増加に伴い在宅訪問などの需要も高まっている。

*厚生労働省、令和4年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況

薬剤師の年収

薬剤師の平均年収は567万円(令和7年賃金構造基本統計調査「薬剤師」・全国)。中央値の目安は527万円、年収レンジは384〜977万円、上位10%は840万円です。

平均年収
567万円
中央値(目安)
527万円
最低年収の目安
384万円
未経験・20代前半
上位10%
840万円
最高年収の目安
977万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,828円
短時間労働者 2,540円
最低賃金との比
2.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代の薬剤師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

薬剤師の時給2,828円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
439万円
30代
524万円
40代
598万円
50代
665万円

平均年収と平均年齢(40.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
421万円
1〜3年
470万円
3〜5年
518万円
5〜10年
581万円
10年以上
654万円

雇用形態別の年収推定

正社員 567万円パート・アルバイト 238万円フリーランス・自営 595万円契約社員・派遣社員 442万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年581万円———
2022年583万円———
2023年578万円—2.18倍37.6万円
2024年599万円—2.21倍38.4万円
2025年567万円—1.95倍39.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

薬剤師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在567万円 → 3年後 611万円 → 5年後 642万円 → 10年後 727万円(10年後の予想レンジ 625〜844万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。

567万円
現在
2026年
611万円
3年後
2029年
564〜665万円
642万円
5年後
2031年
578〜715万円
727万円
10年後
2036年
625〜844万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.38%求人賃金の勢い +0.28%AIの影響 +0.07%合計 +2.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

薬剤師の将来性スコア

54/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で206位
AI耐性
59点
参入障壁
67点
年収水準
63点
求人需要
71点
賃金の勢い
23点
人手不足(平均年齢)
16点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

薬剤師のAI代替リスク

41%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中230位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

薬剤師の求人需要

有効求人倍率
1.95倍
全職業で154位
求人需要
高い
60/100
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
40.1歳
労働時間
157時間/月
5年後の求人数
+9.5%
推定
10年後の求人数
+17.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

薬剤師に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.8
読解力
4.3
説明力
4.0
指導
3.9
他者の反応の理解
3.9
新しい情報の応用力
3.8
文章力
3.7
論理と推論(批判的思考)
3.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.1
顧客サービス・対人サービス
2.7
生物学
2.5
化学
2.5
セラピーとカウンセリング
2.4
心理学
2.2
事務処理
2.0
コミュニケーションとメディア
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

情報を取得する仕事に関連する知識を更新し、活用する他者に対する支援とケアを行う上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する情報の意味を他者に説明する継続的に状況を把握するコンピュータを用いて作業を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

薬剤師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

薬剤師国家試験に合格すると、申請により厚生労働省の薬剤師名簿に登録され、厚生労働大臣から薬剤師免許が与えられる。受験資格は原則として6年制学部・学科の薬学課程を卒業した人に限られるので、これらの大学に進学することが必要である。学生は、病院及び薬局の現場でそれぞれ11週間ずつ実務実習が義務づけられている。
 医薬の分野は、新製品の開発や技術進歩のスピードが速いので、常に薬に関する最新の情報を収集し、身につけることが重要である。また、病院や薬局などでは、患者や消費者に円滑に応対しながら薬の使用について的確な判断を行い、必要な情報を提供する能力が求められる。

薬剤師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「薬剤師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「12 医師,歯科医師,獣医師,薬剤師」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。