臨床検査技師

医療 職業分類:04_024-03 信頼度 ★★★★★

別名:衛生検査技師、心電図検査員、超音波検査員(臨床検査)

医師又は歯科医師の指示の下に、主に医療機関で臨床検査を行う。

平均年収
482万円
レンジ 337〜808万円
最高年収の目安
808万円
上位10% 699万円
5年後の予想年収
562万円推定
2031年
10年後の予想年収
656万円推定
564〜762万円
将来性
56/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
39%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 3.08倍

仕事内容

医師又は歯科医師の指示の下に、主に医療機関で臨床検査とよばれる検査を行う。
 臨床検査には、患者の体から血液、尿、組織の一部などを取り出して行う「検体検査」と、体の表面や内部を検査する「生体検査」の2種類がある。検査結果は、正しい診断と効果的な治療を行うために重要な情報となる。
 検体検査にはいくつもの分野がある。たとえば、患者の血液、尿、便などからそこに含まれる細菌、ウイルスなどを調べ、病気の原因となる微生物を探し出す。また、血液中に含まれる酵素、脂質、腫瘍(しゅよう)蛋白、ホルモン等を分析して健康の状態や病気を調べる検査もある。遺伝子分野などにも仕事の範囲が広がっている。
 生体検査では、体の表面や内部の状態を、人体に測定器を付けて計測し、データをとる。たとえば、心電図で心臓の機能を検査したり、脳機能の状態を脳波計でとらえたり、腫瘍の診断のために超音波診断装置を用いて画像を記録する。
 規模が大きく検査技師の多い病院や診療所では、より細かく専門分化が行われている。規模が小さいところでは、1人の検査技師がいくつかの部門の検査をかけ持ちで行っている施設もある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 医療機器(心電図、脳波計、超音波診断装置等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

臨床検査技師の多くは、病院や診療所、臨床検査センターなどに勤務している。臨床検査センターでは、1日の中で検査・分析の仕事の占める割合がほとんどだが、病院や診療所では、患者への検査対応、検査スケジュールのミーティング、医師・看護師への検査結果の報告、臨床検査センターへの注文等検査・分析以外の仕事も多い。また、医学・衛生関係研究機関、製薬会社、保健所などで働いている人もいる。
 就業者は女性の占める割合が高い。
 勤務時間は、一般的には日勤であるが、検査技術の専門化と医療機関の緊急検査等に備えた休日・夜間待機体制の普及により、休日出勤や夜間当直のある職場もある。
 臨床検査の作業は、ほとんど1日中座ったまま患者や機器、検査材料に向かって仕事をする。検査材料や薬品の管理にも注意する必要がある。

臨床検査技師の年収

臨床検査技師の平均年収は482万円(令和7年賃金構造基本統計調査「臨床検査技師」・全国)。中央値の目安は448万円、年収レンジは337〜808万円、上位10%は699万円です。

平均年収
482万円
中央値(目安)
448万円
最低年収の目安
337万円
未経験・20代前半
上位10%
699万円
最高年収の目安
808万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,420円
短時間労働者 2,809円
最低賃金との比
2.1倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の臨床検査技師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

臨床検査技師の時給2,420円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.1倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
379万円
30代
448万円
40代
506万円
50代
559万円

平均年収と平均年齢(40.2歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
362万円
1〜3年
402万円
3〜5年
442万円
5〜10年
494万円
10年以上
554万円

雇用形態別の年収推定

正社員 482万円パート・アルバイト 202万円フリーランス・自営 506万円契約社員・派遣社員 376万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年496万円———
2022年509万円———
2023年508万円—3.06倍25.5万円
2024年504万円—3.09倍26万円
2025年482万円—3.08倍26.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

臨床検査技師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在482万円 → 3年後 529万円 → 5年後 562万円 → 10年後 656万円(10年後の予想レンジ 564〜762万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。

482万円
現在
2026年
529万円
3年後
2029年
488〜575万円
562万円
5年後
2031年
507〜626万円
656万円
10年後
2036年
564〜762万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.94%求人賃金の勢い +0.31%AIの影響 +0.08%合計 +3.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

臨床検査技師の将来性スコア

56/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で174位
AI耐性
61点
参入障壁
65点
年収水準
43点
求人需要
88点
賃金の勢い
28点
人手不足(平均年齢)
16点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

臨床検査技師のAI代替リスク

39%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中216位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

臨床検査技師の求人需要

有効求人倍率
3.08倍
全職業で62位
求人需要
高い
75/100
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
40.2歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
+14.4%
推定
10年後の求人数
+26.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:臨床検査技師の年収・将来性

臨床検査技師に当たるアメリカの職業「臨床検査技師」(米国の職業分類 29-2011)の年収の中央値は約0万円(—・1ドル157.25円で換算)。

日本:臨床検査技師アメリカ:臨床検査技師
年収(日本=平均・米国=中央値)482万円—
上位10%699万円—
10年後の予想年収656万円—
将来性スコア5653
AI代替リスク39% 低い50% 中程度
求人需要求人倍率 3.08倍雇用の増減予測 —
・BLS
就業者数——
時給(平均)2,420円
最低賃金の2.1倍
—
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる

臨床検査技師は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。

1. ルクセンブルク
150万円
2. スイス
124万円
3. デンマーク
122万円
4. ノルウェー
116万円
5. ベルギー
115万円
6. アメリカ
102万円
14. フランス
75.1万円
15. ドイツ
75万円
16. イタリア
73.5万円
17. イギリス
65.6万円
24. シンガポール
48.2万円
33. 日本
39.2万円

「技術者・准専門職」全体の平均で、臨床検査技師だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →

臨床検査技師に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
4.4
傾聴力
4.3
説明力
4.3
指導
4.2
文章力
3.9
学習方法の選択・実践
3.6
論理と推論(批判的思考)
3.6
継続的観察と評価
3.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.2
生物学
2.6
化学
1.8
顧客サービス・対人サービス
1.8
公衆安全・危機管理
1.7
教育訓練
1.5
事務処理
1.5
心理学
1.4

仕事の中身(よく行う活動)

仕事に関連する知識を更新し、活用する仕事を整理、計画する、優先順序を決める継続的に状況を把握する情報やデータを処理する情報の整理と検知を行う上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る情報を取得するコンピュータを用いて作業を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

臨床検査技師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

臨床検査技師国家試験に合格して免許を取得する必要がある。
 国家試験は年1回行われ、臨床検査技師養成所(大学・短大・専門学校)を卒業した者、大学の獣医学部、薬学部で厚生労働大臣の指定する科目を修めた者、大学の医学部、歯学部を卒業した者が受験できる。
 免許取得後、新規採用の場合は、学校のあっ旋で就職することが多く、転職の際には、就職情報サイトなどのほか、日本臨床衛生検査技師会が行っている無料職業紹介所や出身学校の紹介、学会誌などの求人広告を介して再就職する。
 臨床検査技師は、血液の採取や生理学的検査では直接患者と接する医療行為を担当し、また、患者の生命にかかわる正確さを要求される作業に携わることから、検査を行う際の慎重さ、冷静な判断力、責任感と忍耐力が必要である。医療の高度化、成人病予防検診の普及などによる臨床検査の量や種類の増大、扱う検査機器の高度化、多様化が進む中、常に知識、技術の修得、研鑽が求められる。
 基礎医学の知識にはじまり、機器の扱い、統計的知識も重要となる。

臨床検査技師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「臨床検査技師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「14 医療技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。