看護師

医療 職業分類:04_023-00 信頼度 ★★★★★

「診療の補助」と「療養上の世話」を通じて、病気やけがの治療を受ける人々や介護を必要とする人々、体や心の健康上の様々な問題を抱えながら生活する人々を支える。

平均年収
525万円
レンジ 361〜892万円
最高年収の目安
892万円
上位10% 770万円
5年後の予想年収
595万円推定
2031年
10年後の予想年収
675万円推定
580〜783万円
将来性
61/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
12%
非常に低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 2.04倍

仕事内容

「診療の補助」と「療養上の世話」を通じて、病気やけがの治療を受ける人々や介護を必要とする人々、体や心の健康上の様々な問題を抱えながら生活する人々を支える。
 病院・診療所などの医療施設では、患者への医療の提供に、医師・薬剤師・栄養士・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・医療ソーシャルワーカーなどの専門職種とともに医療チームの一員として参加する。現代医療には、救命救急医療・高度先進医療・リハビリテーション・生活習慣病の管理・精神医療・終末期医療など多様な側面があり、看護師は、医師が診断や治療を効果的に進められるよう、診察や検査、処置を補助する(診療の補助)。採血や注射、点滴の一部は医師の指示を受けて看護師が行うこともある。常に変化する患者の状態(体温や脈拍、呼吸、血圧、痛みや苦痛の程度、意識状態など)を把握し、医師の判断を助ける。介護保険施設・社会福祉施設では、医療施設と比べて医師の関与が少ないため、看護師は日常的な医療管理や緊急時の判断を求められることが多い。訪問看護ステーションの看護師は患者宅を訪問してケアを行うほか、家族への支援も行う。学校や企業の健康管理部門では健康管理や心身の保健相談に応じている。
 どのような領域にあっても、ひとの「食べる」「休息する」「排泄する」「清潔を保つ」などの営みが安全に苦痛なく、その人らしい尊厳を保ちながら快適にできるよう、環境を整え手助けすること(療養上の世話)は、患者やその家族への心理的なサポートとともに、看護師の仕事の中でも重要な位置を占めている。またケアの受け手との間での確かなコミュニケーションを図る能力も求められている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
医療機器(聴診器、注射器、点滴、体温計、血圧計等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

医療や介護の現場では24時間、365日を通じてケアの提供が求められており、これに応えるための勤務形態がとられている。交替制の勤務は、1日を2ないし3のシフトからなるローテーション勤務でカバーする。たとえば病院の入院部門で3交替制で勤務する1人の看護師の1週間は、1回8時間労働の昼間の勤務(日勤)を3回と、夕方から真夜中にかけての8時間労働の夜勤(準夜勤)を1回、真夜中から朝までの8時間労働の夜勤(深夜勤)を1回の、計5回の勤務からなる場合もある。土日祝日も交替で出勤するため、これらの日が必ずしも休日にならないこともある。夜間の対応体制は働く場の特徴に応じて様々であり、看護師の勤務も、夜間は緊急時の呼び出しに応じる待機体制をとるもの、利用者からの電話対応のみのもの、夜間対応を要しないものなどがある。
 夜勤がある職場では夜勤回数に応じて夜勤手当が付加される。一般的な事務の仕事等と比較して給与水準は高い傾向がある。なお、看護師のうち男性の割合は8.6%となっている(2024年現在*)。
 看護師の職場では、長く働き続けられるように個々のライフステージに応じた働き方や働く場を選ぶことができる環境づくりが進められている。

*厚生労働省 令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況

看護師の年収

看護師の平均年収は525万円(令和7年賃金構造基本統計調査「看護師」・全国)。中央値の目安は488万円、年収レンジは361〜892万円、上位10%は770万円です。

平均年収
525万円
中央値(目安)
488万円
最低年収の目安
361万円
未経験・20代前半
上位10%
770万円
最高年収の目安
892万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,699円
短時間労働者 1,933円
最低賃金との比
2.3倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.6万円
前年度比 +0.5万円

あなたの年収は、同じ年代の看護師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

看護師の時給2,699円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.3倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
400万円
30代
475万円
40代
540万円
50代
597万円

平均年収と平均年齢(42.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
392万円
1〜3年
436万円
3〜5年
481万円
5〜10年
538万円
10年以上
604万円

雇用形態別の年収推定

正社員 525万円パート・アルバイト 220万円フリーランス・自営 551万円契約社員・派遣社員 409万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年499万円———
2022年508万円———
2023年508万円—1.99倍25.5万円
2024年520万円—2.06倍26.1万円
2025年525万円—2.04倍26.6万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

看護師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在525万円 → 3年後 566万円 → 5年後 595万円 → 10年後 675万円(10年後の予想レンジ 580〜783万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。

525万円
現在
2026年
566万円
3年後
2029年
522〜616万円
595万円
5年後
2031年
536〜663万円
675万円
10年後
2036年
580〜783万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.42%求人賃金の勢い +0.04%AIの影響 +0.28%合計 +2.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

看護師の将来性スコア

61/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で107位
AI耐性
88点
参入障壁
86点
年収水準
51点
求人需要
74点
賃金の勢い
6点
人手不足(平均年齢)
35点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

看護師のAI代替リスク

12%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中37位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

看護師の求人需要

有効求人倍率
2.04倍
全職業で140位
求人需要
ふつう
59/100
求人賃金(月額)
26.6万円
前年度比 +0.5万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
42.1歳
労働時間
156時間/月
5年後の求人数
+14.0%
推定
10年後の求人数
+25.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

看護師に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.8
他者の反応の理解
4.1
説明力
4.0
文章力
3.8
対人援助サービス
3.8
指導
3.7
読解力
3.6
他者との調整
3.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.2
セラピーとカウンセリング
3.3
心理学
2.9
教育訓練
2.5
生物学
2.2
顧客サービス・対人サービス
2.1
社会学
2.0
日本語の語彙・文法
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る情報を取得する情報の整理と検知を行う他者に対する支援とケアを行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める継続的に状況を把握する仕事に関連する知識を更新し、活用する人間関係を構築し、維持する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

看護師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

中学を卒業して5年一貫看護師養成課校に通うか、高校卒業後、看護大学・看護短期大学・看護師養成所(看護専門学校など)で4年あるいは3年の専門教育を修めたのち、国家試験に合格する必要がある。
 学校では、基礎・専門科目の講義の他に、療養上の世話や診療補助業務の実践能力を身につけるための技術教育が行われるが、あわせて医療施設だけでなく介護・福祉施設や訪問看護ステーションなどでの実習を経験する。
 看護師の免許を得た人は、更に1年以上の専門教育を修めた上で保健師・助産師それぞれの国家試験受験資格を得ることができる。
 准看護師は准看護師学校や看護高等学校を卒業し、都道府県の試験に合格すると准看護師の免許が交付される。現在、准看護師の数は減少してきている。また、特定の領域について高度な知識と実践力をもつ「専門看護師」(がん看護、老人看護等14の分野:2023年9月現在)、「認定看護師」(糖尿病看護、皮膚・排泄ケア等19の認定看護分野:2021年5月現在)、「認定看護管理者」(地域連携を促進し、地域医療・看護の質の向上に向けて取り組む)資格の職能団体による認定制度がある。
 なお、医療・保健に関する専門知識はもちろん、患者との対応や面談においてクライエントを正しく理解するための基本的なカウンセリングの知識・技術が有用である。

看護師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「看護師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「13 保健師,助産師,看護師」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。