診療放射線技師

医療 職業分類:04_024-01 信頼度 ★★★★★

別名:診療エックス線技師、レントゲン技師(医療)、放射線技師(医療)

医療の現場で医師・歯科医師の指示に基づいて、放射線による検査や、治療等に携わる。

平均年収
556万円
レンジ 379〜956万円
最高年収の目安
956万円
上位10% 823万円
5年後の予想年収
650万円推定
2031年
10年後の予想年収
760万円推定
654〜882万円
将来性
61/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
35%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 3.08倍

仕事内容

医療の現場で医師・歯科医師の指示に基づいて、放射線による検査や、治療等に携わる。
 人体に放射線を当てると、内部の状態が陰影としてフィルムに写し出される。これを利用して、放射線を人体に照射して診断用写真を撮影するX線撮影、バリウム検査、マンモグラフィ(乳房撮影)などの仕事が最もよく知られている。病巣を立体的に診断するために、体位を変えて何枚も撮影したり、放射線のビームを体のまわりに回転して当て、その情報をコンピュータで画像化したりするCT検査も行う。
 そのほか、体内に送りこまれたラジオアイソトープ(放射性同位体)を通じて、諸器官の働きや異常を外部から放射線測定機で調べる。また、放射線治療では、人体深部のガンに放射線を照射し、ガン細胞を破壊する。
 放射線は大きな医療上の効果をもっているが、専門技師としてこの効用を最大限に利用すると同時に、被曝(ひばく)による危険を最小限にくいとどめるよう管理することも重要な仕事である。
 また、放射線を用いないMRI検査(核磁気共鳴画像法)や超音波検査も行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン、医療機器(X線検査装置、マンモグラフィ、CT検査装置、放射線測定機、MRI検査装置、超音波検査装置等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

病院や診療所で働く人がほとんどである。このほか保健所、企業の医務室、集団検診業で働く人もいる。勤務時間は通常は日勤体制であるが、救急患者に対応する病院などでは、休日や夜間の勤務となる場合もある。
 労働環境として、放射線被曝を最小限にする工夫と健康管理が進んでおり、安全に配慮されるようになっている。
 医療以外の分野でも原子力産業や電力会社などの工業分野で放射線の利用が拡大しているため、専門教育を受けている診療放射線技師の需要がある。

診療放射線技師の年収

診療放射線技師の平均年収は556万円(令和7年賃金構造基本統計調査「診療放射線技師」・全国)。中央値の目安は518万円、年収レンジは379〜956万円、上位10%は823万円です。

平均年収
556万円
中央値(目安)
518万円
最低年収の目安
379万円
未経験・20代前半
上位10%
823万円
最高年収の目安
956万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,794円
短時間労働者 2,791円
最低賃金との比
2.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の診療放射線技師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

診療放射線技師の時給2,794円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
426万円
30代
508万円
40代
580万円
50代
644万円

平均年収と平均年齢(41.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
414万円
1〜3年
462万円
3〜5年
509万円
5〜10年
571万円
10年以上
642万円

雇用形態別の年収推定

正社員 556万円パート・アルバイト 234万円フリーランス・自営 584万円契約社員・派遣社員 434万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年547万円———
2022年544万円———
2023年537万円—3.06倍25.5万円
2024年550万円—3.09倍26万円
2025年556万円—3.08倍26.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

診療放射線技師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在556万円 → 3年後 611万円 → 5年後 650万円 → 10年後 760万円(10年後の予想レンジ 654〜882万円)。年率の伸びは+3.2%と見ています。

556万円
現在
2026年
611万円
3年後
2029年
564〜665万円
650万円
5年後
2031年
586〜724万円
760万円
10年後
2036年
654〜882万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.94%求人賃金の勢い +0.31%AIの影響 +0.11%合計 +3.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

診療放射線技師の将来性スコア

61/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で107位
AI耐性
65点
参入障壁
71点
年収水準
62点
求人需要
88点
賃金の勢い
28点
人手不足(平均年齢)
18点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

診療放射線技師のAI代替リスク

35%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中181位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

診療放射線技師の求人需要

有効求人倍率
3.08倍
全職業で62位
求人需要
高い
75/100
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.1歳
労働時間
157時間/月
5年後の求人数
+15.1%
推定
10年後の求人数
+27.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:診療放射線技師の年収・将来性

診療放射線技師に当たるアメリカの職業「診療放射線技師」(米国の職業分類 29-2034)の年収の中央値は約1,260万円($80,110・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収556万円の2.3倍です。

日本:診療放射線技師アメリカ:診療放射線技師
年収(日本=平均・米国=中央値)556万円1,260万円
$80,110
上位10%823万円1,866万円
$118,660
10年後の予想年収760万円1,714万円
$109,000
将来性スコア6154
AI代替リスク35% 低い40% 低い
求人需要求人倍率 3.08倍雇用の増減予測 +5.0%
2025–35・BLS
就業者数—23.0万人
時給(平均)2,794円
最低賃金の2.4倍
6,290円
$40.00
連邦最低賃金の5.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—準学士号(短大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる

診療放射線技師は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。

1. ルクセンブルク
150万円
2. スイス
124万円
3. デンマーク
122万円
4. ノルウェー
116万円
5. ベルギー
115万円
6. アメリカ
102万円
14. フランス
75.1万円
15. ドイツ
75万円
16. イタリア
73.5万円
17. イギリス
65.6万円
24. シンガポール
48.2万円
33. 日本
39.2万円

「技術者・准専門職」全体の平均で、診療放射線技師だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →

診療放射線技師に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
4.2
傾聴力
4.2
説明力
3.8
指導
3.6
文章力
3.6
道具、機器、設備の選択
3.5
他者の反応の理解
3.5
操作と制御
3.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.5
生物学
2.7
物理学
2.5
顧客サービス・対人サービス
2.4
化学
2.1
教育訓練
2.1
コミュニケーションとメディア
2.1
公衆安全・危機管理
2.1

仕事の中身(よく行う活動)

コンピュータを用いて作業を行う機械装置の修理と保守を行う法律や規定、基準を適用する継続的に状況を把握する電子機器の修理と保守を行う情報やデータを処理する情報の整理と検知を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

診療放射線技師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

診療放射線技師になるには、厚生労働省が管轄する国家試験に合格し、診療放射線技師免許を得る必要がある。高校卒業後、大学(4年制)、短期大学(3年制)、専門学校(昼間3年制・夜間4年制)など国が指定した診療放射線技師教育機関にて規定の時間数を習得することで試験の受験資格を得ることができる。現在、3年制教育機関は4年制への移行が進んでおり、年々4年制大学が増加傾向にある。
 入職経路としては、新規就職者は学校・養成所のあっ旋や専門誌の求人広告によることが多い。また、日本放射線技師会と各都道府県放射線技師会でも就職のあっ旋を行っている。

診療放射線技師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「診療放射線技師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「14 医療技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。