臨床工学技士

医療 職業分類:04_024-02 信頼度 ★★★★★

医師の指示のもと、人工呼吸器・人工透析装置・人工心肺などの生命維持管理装置の操作を行うほか、多種にわたる医療機器の保守点検・管理を行う。

平均年収
454万円
レンジ 321〜754万円
最高年収の目安
754万円
上位10% 654万円
5年後の予想年収
533万円推定
2031年
10年後の予想年収
626万円推定
538〜726万円
将来性
59/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
23%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 3.08倍

仕事内容

医師の指示のもと、人工呼吸器・人工透析装置・人工心肺などの生命維持管理装置の操作を行うほか、多種にわたる医療機器の保守点検・管理を行う技術者である。
 臨床工学技士の代表的な業務としては、人工呼吸器の作動確認をする呼吸治療業務や体外循環装置の操作や点検をする人工心肺業務、血管治療に伴う穿刺や人工透析装置の操作をする血液浄化業務、手術室の機器操作や管理を行う手術室業務などのほか、医療施設の様々な分野で使用される医療機器を、安全に使用できるようにまた、機器の性能が維持できるように保守・点検をする医療機器管理業務などを行っている。あらゆる医療スタッフが使いやすい機器を他職種と連携して選定し、いつでも安心して使用できるように点検・整備を行い、故障に対しては速かに修理する等医療機器のトータルケアを担当し、そこには医療に必要な工学的知識が要求される。
 生命維持管理装置、人工透析装置や人工心肺装置等は、操作を誤ったり故障したりすると生命に直接かかわる重要な装置でるため、その取扱いには細心の注意を払う必要がある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン、医療機器(人工呼吸器、人工透析装置、体外循環装置、人工心肺装置等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

正規の職員、従業員
1%

労働条件の特徴

多くは人工透析を行う総合病院やクリニックに勤務している。人工心肺装置が必要な分野や人工呼吸器や麻酔機を扱う手術室・ICU(集中治療室)分野などでも働いている。そのほか、機器の保守管理を専門に行う人や、医療機器メーカーに勤めている人もいる。
 地域的には、全国各地域で就業しているが、高度医療を担う大きな病院があるところに多く集まっている。男女比では男性が大半であるが、女性が増えつつある。
 勤務体制は、緊急手術や人工透析などに対応するため、交替制で夜間・休日の勤務をすることもある。特に人工透析の場合は、仕事など社会活動を行っている患者のために夕方5時以降も透析できる施設もあり、昼間と夜間のシフト制を採用している場合もある。
 人工透析の技術者の需要は、慢性腎疾患への治療の普及とともに増加してきた。今後も、各種の生命維持管理装置の開発に伴って高度の医療を求める患者が増加し、また、機器の高度化とともに、安全管理・信頼性管理も更に重要な業務となる。

臨床工学技士の年収

臨床工学技士の平均年収は454万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の保健医療従事者」・全国)。中央値の目安は422万円、年収レンジは321〜754万円、上位10%は654万円です。

平均年収
454万円
中央値(目安)
422万円
最低年収の目安
321万円
未経験・20代前半
上位10%
654万円
最高年収の目安
754万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,266円
短時間労働者 1,568円
最低賃金との比
1.9倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の臨床工学技士の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

臨床工学技士の時給2,266円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
371万円
30代
436万円
40代
492万円
50代
541万円

平均年収と平均年齢(37.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
343万円
1〜3年
380万円
3〜5年
417万円
5〜10年
465万円
10年以上
521万円

雇用形態別の年収推定

正社員 454万円パート・アルバイト 191万円フリーランス・自営 477万円契約社員・派遣社員 354万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年423万円———
2022年443万円———
2023年459万円—3.06倍25.5万円
2024年430万円—3.09倍26万円
2025年454万円—3.08倍26.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

臨床工学技士の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在454万円 → 3年後 500万円 → 5年後 533万円 → 10年後 626万円(10年後の予想レンジ 538〜726万円)。年率の伸びは+3.2%と見ています。

454万円
現在
2026年
500万円
3年後
2029年
462〜544万円
533万円
5年後
2031年
480〜594万円
626万円
10年後
2036年
538〜726万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.94%求人賃金の勢い +0.31%AIの影響 +0.2%合計 +3.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

臨床工学技士の将来性スコア

59/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で131位
AI耐性
77点
参入障壁
74点
年収水準
37点
求人需要
88点
賃金の勢い
28点
人手不足(平均年齢)
5点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

臨床工学技士のAI代替リスク

23%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中104位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

臨床工学技士の求人需要

有効求人倍率
3.08倍
全職業で62位
求人需要
高い
75/100
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
37.6歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+17.0%
推定
10年後の求人数
+30.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

臨床工学技士に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.6
読解力
4.6
保守点検
4.5
修理
4.3
操作と制御
4.2
指導
4.2
道具、機器、設備の選択
4.1
説明力
4.0

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.4
工学
2.4
教育訓練
2.4
機械
2.4
生物学
2.3
セラピーとカウンセリング
2.3
公衆安全・危機管理
2.1
コミュニケーションとメディア
2.0

仕事の中身(よく行う活動)

機械装置の修理と保守を行う情報の整理と検知を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する継続的に状況を把握する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る法律や規定、基準を適用する人間関係を構築し、維持する情報を取得する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

臨床工学技士になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

臨床工学技士国家試験に合格し、厚生労働省医政局医事課試験免許室に申請することによって臨床工学技士名簿に登録が行われ、厚生労働大臣による免許が発行される。受験資格を得るためには、高校卒業後、臨床工学技士養成校で専門教育を3年間受けるほか、医療系(医師、看護師、その他の医療技術職)の学校や医用工学系の大学で必要な専門科目を履修したうえで1~2年の短期コースを修了するか、大学で指定科目を修了して卒業することでも受験資格が得られる。
 また、国家資格を取得した臨床工学技士に対し、関連学会が独自に行っている透析技術認定士、体外循環技術認定士などの学会認定資格制度もある。これは臨床工学技士がより高度で専門性の高い業務に従事できるための能力の向上と、よりよい医療サービスを目指したものである。生命にかかわる仕事であるため、異常事態が起きた時、冷静沈着な対応が要求される。絶えず慎重に仕事を行い、細心の注意を払うことが必要である。

臨床工学技士のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の保健医療従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「14 医療技術者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。