野菜つけ物製造

農業 職業分類:12_072-06 信頼度 ★★★★★

別名:梅干漬工、千枚漬工、沢庵漬工、漬物職人(野菜)、福神漬製造工、野菜塩漬工、らっきょう漬工

野菜を材料にしたつけ物を製造するため、材料の選別、洗浄、カット、漬け込み、塩抜き、計量、殺菌、検査、包装などの作業を行う。

平均年収
397万円
レンジ 286〜647万円
最高年収の目安
647万円
上位10% 563万円
5年後の予想年収
454万円推定
2031年
10年後の予想年収
520万円推定
447〜604万円
将来性
50/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
22%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

野菜を材料にしたつけ物を製造するため、材料の選別、洗浄、カット、漬け込み、塩抜き、計量、殺菌、検査、包装などの作業を行う。
 つけ物は、平安時代の制度や儀式の作法書である「延喜式(えんぎしき)」に記述されているほど、日本古来の伝統的加工食品である。現在では、材料となる野菜等の種類が極めて多いということに加え、浅漬け、古漬の大別の下に多様な漬け込み方法がある。
 まず、受入・保管している材料(野菜等)を選別し、洗浄した後、塩漬け(下漬処理)する。その後、再度洗浄し、所定の大きさに切断(カット)する。次に脱塩(塩抜き)を行い、圧搾する。そして、最終調味料に漬け込んだ後、計量、包装、シール貼りを行い、異物混入等のチェックを行う。最後に加熱殺菌・冷却を行い、保管・出荷する。
 これらの工程では、かなり機械化、装置化が進んでいるものの、手作業による部分が多く人手に依存せざるを得ない工程もある。
 野菜つけ物製造の仕事は全工程の技術と技能を習得することとなるが、原料の多様さや品質の違い等から、かなりの経験が必要とされる。また、食品工場に共通する食品衛生の知識や品質管理技術も求められる。

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

つけ物製造業にはその地域で取れる野菜等を原料とし、地場で加工し、製品もその地域で消費するという、いわゆる地産地消型の中小事業者としてスタートしている企業が多いため、職場は全国に渡る。
 つけ物製造等にかかわる事業の形態は、製造業のみのもの、製造業と卸売業を兼ねるもの(自社で製造する製品と他のつけ物メーカーから仕入れた製品を卸売する形態)、自社製品を小売するもの(京都などに多い)、の3つに分けられる。
 事業所の規模としては、従業員50人以下が中心であり、従業員100人を超える事業所の割合は少ない(2024年時点*1)。
 労働時間は一般的な就業時間帯の1日8時間制であるが、日配食品である浅漬けを製造する場合、残業やローテーションによる土曜、日曜出勤によって対応しているケースもある。
 職場環境としては、生鮮野菜を材料としていることから、洗浄工程を中心に大量の水を使用している。また、直接食品に触れるため、衛生管理や就業者本人の健康管理が必要となる。
 つけ物は、最近は発酵食品としての健康効果が見直され各地に特色あるつけ物も増え、海外でも注目されている。野菜つけ物製造の仕事は一定の需要があると考えられる。

*1 経済産業省 2024年経済構造実態調査(製造業事業所調査)(産業別統計表)

野菜つけ物製造の年収

野菜つけ物製造の平均年収は397万円(令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」・全国)。中央値の目安は369万円、年収レンジは286〜647万円、上位10%は563万円です。

平均年収
397万円
中央値(目安)
369万円
最低年収の目安
286万円
未経験・20代前半
上位10%
563万円
最高年収の目安
647万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,847円
短時間労働者 1,184円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の野菜つけ物製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

野菜つけ物製造の時給1,847円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
307万円
30代
358万円
40代
401万円
50代
439万円

平均年収と平均年齢(43.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
302万円
1〜3年
333万円
3〜5年
365万円
5〜10年
406万円
10年以上
454万円

雇用形態別の年収推定

正社員 397万円パート・アルバイト 167万円フリーランス・自営 417万円契約社員・派遣社員 309万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年341万円———
2022年345万円———
2023年342万円—1.96倍20.9万円
2024年366万円—1.78倍21.7万円
2025年397万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

野菜つけ物製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在397万円 → 3年後 430万円 → 5年後 454万円 → 10年後 520万円(10年後の予想レンジ 447〜604万円)。年率の伸びは+2.7%と見ています。

397万円
現在
2026年
430万円
3年後
2029年
397〜468万円
454万円
5年後
2031年
409〜506万円
520万円
10年後
2036年
447〜604万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.21%合計 +2.7%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

野菜つけ物製造の将来性スコア

50/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で285位
AI耐性
78点
参入障壁
5点
年収水準
18点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
56点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

野菜つけ物製造のAI代替リスク

22%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中101位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

野菜つけ物製造の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.5歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
+11.9%
推定
10年後の求人数
+21.5%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:食品製造の作業員の年収・将来性

野菜つけ物製造に当たるアメリカの職業「食品製造の作業員」(米国の職業分類 51-3092)の年収の中央値は約665万円($42,290・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収397万円の1.7倍です。

日本:野菜つけ物製造アメリカ:食品製造の作業員
年収(日本=平均・米国=中央値)397万円665万円
$42,290
上位10%563万円927万円
$58,940
10年後の予想年収520万円884万円
$56,200
将来性スコア5053
AI代替リスク22% 低い58% 中程度
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 +6.5%
2025–35・BLS
就業者数—17.5万人
時給(平均)1,847円
最低賃金の1.6倍
3,302円
$21.00
連邦最低賃金の2.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

野菜つけ物製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、野菜つけ物製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

野菜つけ物製造に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
2.8
説明力
2.5
指導
2.3
読解力
2.1
他者の反応の理解
2.0
文章力
1.9
継続的観察と評価
1.8
新しい情報の応用力
1.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.6
農業・畜産業
1.5
輸送
1.1
機械
1.1
販売・マーケティング
0.9
工学
0.9
教育訓練
0.9
事務処理
0.9

仕事の中身(よく行う活動)

設備、構造物、材料を検査するクオリティを判断する法律や規定、基準を適用する仕事を整理、計画する、優先順序を決める手と腕を使って物を取り扱い動かす上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る全身を使って身体的な活動を行う数値の算出・推計を行う

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★☆☆☆☆ やさしい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

野菜つけ物製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後、つけ物製造会社などに入る。関連する学科として農業科、食品科、栄養科などがある。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。
 全日本漬物協同組合連合会が認定している「漬物製造管理士」の取得などで技能、知識を示すこともできる。

野菜つけ物製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。