高等学校教員

教育 職業分類:05_031-04 信頼度 ★★★★★

別名:高等学校教諭、高等学校栄養教諭、高等学校養護教諭

高校生に専門の教科を教え、学級の担任として生徒を指導する。

平均年収
666万円
レンジ 435〜1,185万円
最高年収の目安
1,185万円
上位10% 1,012万円
5年後の予想年収
735万円推定
2031年
10年後の予想年収
812万円推定
698〜942万円
将来性
53/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
49%
中程度
求人需要
低い
有効求人倍率 1.38倍

仕事内容

高等学校(中高一貫校を含む。以下高校という)において、それぞれの担当教科を生徒に教える。高校では、中学校までの義務教育を終えた生徒に、更に高度で専門的な教育や指導を行う。
 高校教員の仕事の中心は、それぞれの担当する教科を生徒に教えることである。高校で教える教科・科目は様々で、普通教科として国語・社会・数学・理科・保健体育・芸術・外国語などがあり、また専門教科として農業・工業・商業・水産・看護・体育・音楽・美術などがある。高校は中学校に比べると一つの学級の生徒数も多く、教科の専門化も進んでいるため、教員はふつう一人一教科を担当している。
 この他に、学校が創意工夫を生かした教育活動を展開する「総合的な学習の時間」、ホームルーム活動、生徒会活動、クラブ活動、学校行事などについても指導する。更に個々の生徒に対する生徒指導や進路指導も行う。学級を受け持つこともあり、成長期の生徒を学習面だけでなく、精神面においても支援していくことが求められる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン、プリンター、コピー機

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

高等学校は設置者により、国立、公立、私立の3種類に大別される。高等学校のうち72.0%が公立の学校である(2025年時点*)。
 高校には国語・数学など普通教科を中心に学ぶ普通科(普通高校)、専門教科を中心に学ぶ農業科、工業科、商業科などの専門学科(専門高校)、自分の希望の科目を自分なりの学習計画で学ぶ総合学科(総合高校、単位制高校)がある。
 高校では中学校に比べて学習内容が難しくなるため、特別非常勤講師制度を利用し、校外から専門家を招くケースもある。就業者のうち女性は34.1%となっている(2025年時点*)。
 労働時間は、全日制高校の場合一般的に月~金曜日の1日8時間勤務である。働きながら学校に通う生徒などのために夜間に授業する定時制高校や通信制高校もあり、勤務体系が異なるケースもある。
 小・中学校に比べると担当する授業数は少ないが、内容が専門化しているため、準備に要する時間が多く必要となる場合がある。
 また、学習やクラブ活動などの面で学校による取組や校風の違いが大きく、担当教科以外の生徒指導の時間や校務の分担などは学校により異なる。

*文部科学省、学校基本調査(令和7年)

高等学校教員の年収

高等学校教員の平均年収は666万円(令和7年賃金構造基本統計調査「高等学校教員」・全国)。中央値の目安は619万円、年収レンジは435〜1,185万円、上位10%は1,012万円です。

平均年収
666万円
中央値(目安)
619万円
最低年収の目安
435万円
未経験・20代前半
上位10%
1,012万円
最高年収の目安
1,185万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,246円
短時間労働者 3,751円
最低賃金との比
2.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.5万円
前年度比 +0.5万円

あなたの年収は、同じ年代の高等学校教員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

高等学校教員の時給3,246円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
480万円
30代
582万円
40代
671万円
50代
752万円

平均年収と平均年齢(43.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
489万円
1〜3年
548万円
3〜5年
607万円
5〜10年
684万円
10年以上
773万円

雇用形態別の年収推定

正社員 666万円パート・アルバイト 280万円フリーランス・自営 699万円契約社員・派遣社員 520万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年693万円———
2022年678万円———
2023年699万円—1.35倍23.5万円
2024年679万円—1.37倍24万円
2025年666万円—1.38倍24.5万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

高等学校教員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在666万円 → 3年後 707万円 → 5年後 735万円 → 10年後 812万円(10年後の予想レンジ 698〜942万円)。年率の伸びは+2.0%と見ています。

666万円
現在
2026年
707万円
3年後
2029年
653〜769万円
735万円
5年後
2031年
663〜819万円
812万円
10年後
2036年
698〜942万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.09%求人賃金の勢い +0.1%AIの影響 +0.01%合計 +2.0%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

高等学校教員の将来性スコア

53/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で226位
AI耐性
51点
参入障壁
89点
年収水準
84点
求人需要
44点
賃金の勢い
10点
人手不足(平均年齢)
64点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

高等学校教員のAI代替リスク

49%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中290位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

高等学校教員の求人需要

有効求人倍率
1.38倍
全職業で301位
求人需要
低い
37/100
求人賃金(月額)
24.5万円
前年度比 +0.5万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.9歳
労働時間
167時間/月
5年後の求人数
+5.5%
推定
10年後の求人数
+10.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:高校教員の年収・将来性

高等学校教員に当たるアメリカの職業「高校教員」(米国の職業分類 25-2031)の年収の中央値は約1,133万円($72,040・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収666万円の1.7倍です。

日本:高等学校教員アメリカ:高校教員
年収(日本=平均・米国=中央値)666万円1,133万円
$72,040
上位10%1,012万円1,692万円
$107,600
10年後の予想年収812万円1,506万円
$95,800
将来性スコア5345
AI代替リスク49% 中程度36% 低い
求人需要求人倍率 1.38倍雇用の増減予測 −0.2%
2025–35・BLS
就業者数—106.5万人
時給(平均)3,246円
最低賃金の2.8倍
—
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

高等学校教員は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、高等学校教員だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

高等学校教員に必要なスキル・資格

必要スキル

説明力
5.3
傾聴力
5.3
文章力
4.9
指導
4.9
読解力
4.9
学習方法の選択・実践
4.5
他者との調整
4.4
他者の反応の理解
4.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

教育訓練
3.1
日本語の語彙・文法
2.8
事務処理
2.8
心理学
2.5
セラピーとカウンセリング
2.5
社会学
2.1
外国語の語彙・文法
2.1
公衆安全・危機管理
2.0

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する仕事に関連する知識を更新し、活用する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る情報を取得する目標と戦略を策定する継続的に状況を把握する仕事を整理、計画する、優先順序を決める創造的に考える

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

高等学校教員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

大学などで所定の単位を取得することで、高等学校教諭免許状を得ることができる。単位取得のためには原則として高校で教育実習を行う必要がある。その上で都道府県の教員採用試験又は私立高校の採用試験に合格し入職するのが一般的である。
 教員となった後も、専門教科や生徒指導などの能力向上のための研修が盛んに行われている。
 担当する教科についての専門的な知識や技能の他、一般的な教養、生徒に対する理解や責任感などが重要であり、カウンセリングに関する知識や技能も望まれる。

高等学校教員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「高等学校教員」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「19 教員」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。