プラスチック成形

事務 職業分類:12_073-08 信頼度 ★★★★★

別名:プラスチック圧縮成形工、プラスチック射出成形工、プラスチック押出成形工、プラスチック積層成形工、プラスチック手造り成形工、プラスチック熱成形工、プラスチック発泡成形工、プラスチックブロー成形工

プラスチックに熱を加えて成形機で成形し、さまざまな製品を作る。

平均年収
458万円
レンジ 323〜762万円
最高年収の目安
762万円
上位10% 661万円
5年後の予想年収
510万円推定
2031年
10年後の予想年収
567万円推定
487〜658万円
将来性
48/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
63%
高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

プラスチックは石油から作られるポリマーを材料として作られ、産業資材から日用品まで非常に広く利用されている。プラスチックに熱や圧力を加えることで形を自由に変えられるという性質を利用して成形機でさまざまな製品を作り出すのがプラスチック成形の仕事である。
 基本的な仕事は、材料を成形機に投入し加熱溶融したものを金型などで成形した後、冷却、凝固させ製品にすることである。
 プラスチック成形には、圧縮、射出、押し出し、ブロー、真空、発泡、インフレーションなどの成形法があり、作る製品によってそれぞれ異なる成形機を使用することになる。
 一般的な作業手順は、まず、作る製品に必要な金型を成形機に取り付ける。材料を成形機に投入し、温度や圧力、速度などの成形条件を成形機にセットし、試運転する。指示どおりの製品ができるように調整し終えると、その後は連続運転により成形を続け、時々材料を補給する。通常は安定して生産を続けられるが、途中で条件が変化すると不良品になる恐れがあるため、機械の監視を続け、必要に応じて成形条件を修正する。成形が終わったら金型から製品を取り出し、形状、寸法が正しいか検査し、仕上げ工程や箱詰め工程へ送る。
 現在では、成形の工程は自動化が進んでいる。それに伴い、仕事は機械の監視が中心になっているが、それにはプラスチック成形の基本的な技術と知識が不可欠である。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 成形機、金型

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

プラスチック製品の製造工場は全国にあるが、関東・近畿・中京地区の大都市やその周辺に多い。
 プラスチック製品メーカーのほかに、テレビや家電などの電気機械、時計やカメラなどの精密機械、自動車部品、玩具などのメーカーでも働いている。
 プラスチック製品製造工場では、生産効率を上げるため機械の連続運転が行われているケースが多く、この場合勤務形態は3交替制がとられる。
 プラスチック製品の製造業は、生産工場の海外移転や、生産工程の自動化、ロボットの利用などの省力化が進められている。また、環境問題への対応として、近年はストローなどのプラスチック製品の廃止等を進める動きがあり、業界全体でも対応を求められ、生分解性プラスチックを用いるなどの動きも見られる。

プラスチック成形の年収

プラスチック成形の平均年収は458万円(令和7年賃金構造基本統計調査「ゴム・プラスチック製品製造従事者」・全国)。中央値の目安は426万円、年収レンジは323〜762万円、上位10%は661万円です。

平均年収
458万円
中央値(目安)
426万円
最低年収の目安
323万円
未経験・20代前半
上位10%
661万円
最高年収の目安
762万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,121円
短時間労働者 1,261円
最低賃金との比
1.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代のプラスチック成形の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

プラスチック成形の時給2,121円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
351万円
30代
413万円
40代
466万円
50代
513万円

平均年収と平均年齢(43.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
346万円
1〜3年
383万円
3〜5年
421万円
5〜10年
470万円
10年以上
526万円

雇用形態別の年収推定

正社員 458万円パート・アルバイト 192万円フリーランス・自営 481万円契約社員・派遣社員 357万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年421万円———
2022年430万円———
2023年436万円—1.96倍20.9万円
2024年439万円—1.78倍21.7万円
2025年458万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

プラスチック成形の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在458万円 → 3年後 488万円 → 5年後 510万円 → 10年後 567万円(10年後の予想レンジ 487〜658万円)。年率の伸びは+2.1%と見ています。

458万円
現在
2026年
488万円
3年後
2029年
451〜531万円
510万円
5年後
2031年
459〜568万円
567万円
10年後
2036年
487〜658万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 -0.39%合計 +2.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

プラスチック成形の将来性スコア

48/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で325位
AI耐性
37点
参入障壁
60点
年収水準
39点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
46点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

プラスチック成形のAI代替リスク

63%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中392位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

プラスチック成形の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.0歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+5.4%
推定
10年後の求人数
+9.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:成形・鋳造機のオペレーター(金属・プラスチック)の年収・将来性

プラスチック成形に当たるアメリカの職業「成形・鋳造機のオペレーター(金属・プラスチック)」(米国の職業分類 51-4072)の年収の中央値は約697万円($44,350・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収458万円の1.5倍です。

日本:プラスチック成形アメリカ:成形・鋳造機のオペレーター(金属・プラスチック)
年収(日本=平均・米国=中央値)458万円697万円
$44,350
上位10%661万円969万円
$61,600
10年後の予想年収567万円915万円
$58,200
将来性スコア4837
AI代替リスク63% 高い33% 低い
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 −3.4%
2025–35・BLS
就業者数—15.0万人
時給(平均)2,121円
最低賃金の1.8倍
3,460円
$22.00
連邦最低賃金の3.0倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

プラスチック成形は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、プラスチック成形だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

プラスチック成形に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.1
説明力
2.9
指導
2.9
読解力
2.8
クオリティチェック
2.5
合理的な意思決定
2.5
道具、機器、設備の選択
2.5
文章力
2.5

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.8
機械
2.1
工学
1.5
数学
1.5
化学
1.4
事務処理
1.4
設計
1.3
輸送
1.3

仕事の中身(よく行う活動)

設備、構造物、材料を検査するクオリティを判断する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る機械装置の修理と保守を行う意思決定と問題解決を行う情報やデータを分析する情報の整理と検知を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

プラスチック成形になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、機械や電気、化学などの知識があると有利である。中途採用もみられる。
 最初は、仕上げや包装工程などの作業を担当した後、成形工程で材料の補給作業などをしながら、成形条件の設定の仕方を学ぶ。成形機の機能や材料の種類、金型の扱い方などを覚えて、自分で設定して様々な製品を作れるようになるには数年の経験が必要である。
 関連資格としては厚生労働省の定める技能検定の「プラスチック成形技能士」などがある。材料、機械、成形技術の分野で技術革新が急速に進んでいるため、先輩の指導を受けたり、情報収集するなど、自分の技能や技術を向上させる姿勢が求められる。

プラスチック成形のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「ゴム・プラスチック製品製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。