鉄道車掌

運送・運転 職業分類:13_088-01 信頼度 ★★★★★

別名:車掌(鉄道)、電車車掌

列車に乗務し、乗客が目的地まで安全・快適に乗車できるよう各種のサービスを行う。

平均年収
583万円
レンジ 393〜1,011万円
最高年収の目安
1,011万円
上位10% 868万円
5年後の予想年収
643万円推定
2031年
10年後の予想年収
709万円推定
610〜824万円
将来性
37/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
35%
低い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.73倍

仕事内容

列車に乗務し、乗客が目的地まで安全・快適に乗車できるよう各種のサービスを行う。
 所属する車掌区に出勤し、列車の運行など連絡事項を確認する。点呼を受けた後、乗務する列車の時刻表、車内できっぷを発行する機械(車内補充券発行機)、つり銭などを用意し乗務する列車に向かう。
 列車の到着駅や乗り継ぎ案内などをし、旅客の乗車券・特急券の有無などを確認する。乗客から行き先の到着時刻や乗換駅などに関する問い合わせがあれば、それに対応する。車内補充券発行機で乗車券を発券し、精算するのも車掌の役割である。
 この他、運行中は車内の冷暖房装置を操作し、温度調節も行う。駅に到着すると、所定の場所に停車したのを確認してドアを開け、旅客の乗り降りと運転時刻を確かめてドアを閉め、運転士に出発合図を出す。その際、乗降に補助を要する乗客や乗客の荷物や衣服がドアに挟まれないよう十分に安全に注意を払う。
 万が一事故が起きた際には、被害を最小限にくいとめるよう、運転士とともに旅客の誘導や救出を行い、運行司令室へ連絡し指示を仰ぐ。また、関連する列車を緊急停車させなければならない事態が発生した場合などにも適切な措置を取る。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 車内補充券発行機

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

全国各地の鉄道に乗務しているが、鉄道路線が多い大都市圏に就業者が多い。
 列車はダイヤにしたがって一日中運行されているため、夜間及び早朝に勤務することもある。遠距離の鉄道路線では宿泊を伴う勤務もあるが、この場合、交替で対応に当たる。給料は月給制、休日は交替で取ることになっている。
 就業者は男性が多いが、最近は女性も増えている。
 時代に合った鉄道のサービス形態が多様化するにつれて車掌の役割も変化しており、地域によってはワンマン運転の拡大が進み、車掌の乗務がなくなった路線も増えている。列車運行の一部若しくは全てを自動化するシステムを導入している路線もある。また、最近ではこれまでの路線での自動運転に向けた開発や試験も進められている。

鉄道車掌の年収

鉄道車掌の平均年収は583万円(令和7年賃金構造基本統計調査「車掌」・全国)。中央値の目安は542万円、年収レンジは393〜1,011万円、上位10%は868万円です。

平均年収
583万円
中央値(目安)
542万円
最低年収の目安
393万円
未経験・20代前半
上位10%
868万円
最高年収の目安
1,011万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,910円
短時間労働者 1,643円
最低賃金との比
2.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.2万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代の鉄道車掌の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

鉄道車掌の時給2,910円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
457万円
30代
547万円
40代
625万円
50代
696万円

平均年収と平均年齢(39.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
433万円
1〜3年
483万円
3〜5年
533万円
5〜10年
598万円
10年以上
674万円

雇用形態別の年収推定

正社員 583万円パート・アルバイト 245万円フリーランス・自営 612万円契約社員・派遣社員 455万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年518万円———
2022年520万円———
2023年561万円—0.83倍21.9万円
2024年562万円—0.77倍22.6万円
2025年583万円—0.73倍23.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

鉄道車掌の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在583万円 → 3年後 618万円 → 5年後 643万円 → 10年後 709万円(10年後の予想レンジ 610〜824万円)。年率の伸びは+2.0%と見ています。

583万円
現在
2026年
618万円
3年後
2029年
571〜673万円
643万円
5年後
2031年
580〜716万円
709万円
10年後
2036年
610〜824万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.23%求人賃金の勢い +0.3%AIの影響 +0.11%合計 +2.0%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

鉄道車掌の将来性スコア

37/100
★★☆☆☆
低め・全職業で495位
AI耐性
65点
参入障壁
8点
年収水準
67点
求人需要
22点
賃金の勢い
26点
人手不足(平均年齢)
9点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

鉄道車掌のAI代替リスク

35%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中181位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

鉄道車掌の求人需要

有効求人倍率
0.73倍
全職業で425位
求人需要
低い
23/100
求人賃金(月額)
23.2万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
39.0歳
労働時間
153時間/月
5年後の求人数
+5.6%
推定
10年後の求人数
+10.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:車掌・操車場長の年収・将来性

鉄道車掌に当たるアメリカの職業「車掌・操車場長」(米国の職業分類 53-4031)の年収の中央値は約1,227万円($78,000・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収583万円の2.1倍です。

日本:鉄道車掌アメリカ:車掌・操車場長
年収(日本=平均・米国=中央値)583万円1,227万円
$78,000
上位10%868万円1,726万円
$109,770
10年後の予想年収709万円1,629万円
$103,600
将来性スコア3740
AI代替リスク35% 低い45% 中程度
求人需要求人倍率 0.73倍雇用の増減予測 +0.9%
2025–35・BLS
就業者数—4.6万人
時給(平均)2,910円
最低賃金の2.5倍
5,976円
$38.00
連邦最低賃金の5.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

鉄道車掌は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、鉄道車掌だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

鉄道車掌に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.8
時間管理
3.1
説明力
3.1
読解力
2.9
対人援助サービス
2.9
指導
2.7
文章力
2.6
操作と制御
2.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

輸送
3.3
顧客サービス・対人サービス
2.0
日本語の語彙・文法
1.5
教育訓練
1.5
外国語の語彙・文法
1.4
公衆安全・危機管理
1.2
コミュニケーションとメディア
1.1
社会学
0.9

仕事の中身(よく行う活動)

乗り物を運転・操縦する仕事に関連する知識を更新し、活用する情報を取得する法律や規定、基準を適用する公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する継続的に状況を把握する人間関係を構築し、維持する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

鉄道車掌になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後に鉄道会社に入社して駅務員を一定期間経験した後に、社内で車掌になるための試験を受けるのが一般的となっている。車掌として適格かどうかを判定する身体検査や運転適性検査、業務知識の筆記試験がある。
 車掌になった後は、働きながら乗客の接遇や異常が生じた時の対応について経験を積む。定年等で退職するまで車掌をつとめる場合もあるが、車掌として経験を積んだ後、運転士になる者もいる。社内の試験を受けて、車掌・運転士を指導監督する助役や区長、駅長になることもある。
 常に乗客と接するため接客は重要である。また、異常事態が発生した場合に冷静かつ適切に判断し行動できることも求められる。

鉄道車掌のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「車掌」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「63 その他の輸送従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。