さく井工/ボーリング工
別名:さく井機械運転工、試すい工、ボーリング機械運転工
掘削機などを操作して地下に向かって穴を掘削し、井戸、温泉、油井などを掘る。
仕事内容
深度5,000mを超える石油井掘削から、足場パイプの櫓(ろ)を組み立て、地下10~20mの地質調査を一人の機長(オペレーター)と一人の助手で行うものまでさまざまである。また、地熱調査ではしばしば300℃を超える地層を掘削する場合もある。
仕事は、仕様に合った機械類及び資機材の準備から始まり、現場の整地、機械類の搬入、櫓の組み立てを順次行う。掘削作業では、目的の深度まで掘進し、発注者の検収を受ける。合格後、櫓の解体、機械の搬出、跡地修復で1サイクルとなる。目的によっては掘削の途中及び掘削終了後に検層や孔内試験を実施する場合もある。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
ボーリング機械、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
労働条件の特徴
勤務時間は、午前8時から午後5時が一般的であるが、温泉、地熱、石油・ガス等の深掘ボーリング(深度500m以上)では、作業の区切りまで24時間連続作業というケースが多い。この場合、多くが12時間2交代制か8時間3交代制で対応することになる。また、500mより浅いボーリングでも地層が不安定な場合は連続作業になる。1クルーは2名から石油掘削の6~7名まで規模によって異なる。作業には繁忙期と閑散期があり、繁忙期は一般に6月~12月である。この時期は、工期の関係もあり、時間外勤務が多くなる。
給与面の待遇としては、石油掘削を例にとると基本給が高く、時間外や深夜勤務手当等を考慮すると相対的には高めといえる。
長期出張が多く、勤務場所が変わり野外での作業となる。交替作業、夜間や休日の出勤も多く、重量物の取扱いがある。
さく井工/ボーリング工の年収
さく井工/ボーリング工の平均年収は488万円(令和7年賃金構造基本統計調査「建設・さく井機械運転従事者」・全国)。中央値の目安は454万円、年収レンジは341〜819万円、上位10%は709万円です。
あなたの年収は、同じ年代のさく井工/ボーリング工の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
さく井工/ボーリング工の時給2,310円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.0倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(49.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 474万円 | — | — | — |
| 2022年 | 439万円 | — | — | — |
| 2023年 | 475万円 | — | 1.88倍 | 25万円 |
| 2024年 | 465万円 | — | 1.85倍 | 25.6万円 |
| 2025年 | 488万円 | — | 1.80倍 | 26.3万円 |
さく井工/ボーリング工の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在488万円 → 3年後 530万円 → 5年後 560万円 → 10年後 643万円(10年後の予想レンジ 553〜747万円)。年率の伸びは+2.8%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
さく井工/ボーリング工の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
さく井工/ボーリング工のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
さく井工/ボーリング工の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:ボーリング作業員(石油・ガス以外)の年収・将来性
さく井工/ボーリング工に当たるアメリカの職業「ボーリング作業員(石油・ガス以外)」(米国の職業分類 47-5023)の年収の中央値は約946万円($60,190・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収488万円の1.9倍です。
| 日本:さく井工/ボーリング工 | アメリカ:ボーリング作業員(石油・ガス以外) | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 488万円 | 946万円 $60,190 |
| 上位10% | 709万円 | 1,318万円 $83,800 |
| 10年後の予想年収 | 643万円 | 1,305万円 $83,000 |
| 将来性スコア | 63 | 56 |
| AI代替リスク | 27% 低い | 12% 非常に低い |
| 求人需要 | 求人倍率 1.80倍 | 雇用の増減予測 +3.6% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 1.9万人 |
| 時給(平均) | 2,310円 最低賃金の2.0倍 | 4,718円 $30.00 連邦最低賃金の4.1倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:機械操作・組立・運転の平均月収を国別に比べる
さく井工/ボーリング工は国際標準職業分類で「機械操作・組立・運転」に入ります。133か国・地域の機械操作・組立・運転の平均月収を円に直すと、日本は月35.9万円で24位、1位はスイスの月105万円です。アメリカは月74.5万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は22位です。
「機械操作・組立・運転」全体の平均で、さく井工/ボーリング工だけの値ではありません(工場の機械オペレーター・組立工、トラック・バス・タクシー運転手、建設機械の運転など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は42万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。機械操作・組立・運転の世界ランキングを全部見る →
さく井工/ボーリング工に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
必要資格
- 地質調査技士
- 技術士(応用理学部門)
- 1級さく井技能士 国家資格
- 2級さく井技能士 国家資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
さく井工/ボーリング工になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
仕事は小規模な土質調査から石油・ガス掘削のような大規模な工事まであり、会社も石油や井戸の掘削会社、ボーリング部門を持つ調査コンサルタント会社、土質調査会社等に大きく分類できる。
入社後のキャリアアップは助手→機長→現場責任者→主任技術者のステップを踏むが、ステップアップに要する年数は仕事の内容によって異なってくる。一般に機長になるには数年を要する。一般の調査工事では、機長は地質調査技士の資格が必要な場合が多い。主任技術者では「技術士(応用理学部門)」の資格が問われる場合がある。関連資格として厚生労働省の定める「さく井技能士」がある。
独立開業しやすいのは、機械や工事規模の小さい土質調査関係であり、調査コンサルティング会社の下請をする場合が多い。
厳しい作業環境、勤務形態(交替制)、長期出張等があることから体力と精神力、それに共同作業への適応性等が求められる。
さく井工/ボーリング工のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。